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2007年2月 4日 (日)

円安(2)

前回の「円安」で書いた日本の構造的な要因について、以前ある掲示板に投稿した内容をここで紹介したいと思います。

以下、投稿//////////////////

V-Max - 07/1/14() 9:13 -

スワップ狙いの投資の是非は、ある意味外貨、為替に関する投資の是非に
似ていると思います。

スワップ狙いの投資は、「内外金利差は為替レートで概ね自動調整される
ので、円資産超過の金利収入は長期では元本の為替差損で相殺される」
として批判されることが多いのではと思いますが、これをいってしまうと
「内外金利差は為替レートで概ね自動調整されるので、外貨資産投資は
円資産投資の期待値に長期では近似する」と主張しているようなものなので、
ある意味外貨保有の意味自体を否定することになってしまいます。

日本ではドル円しか注目されないので、日本円が米ドル以外の通貨に対して
6年もの間、ほぼ一貫して円安傾向で推移していることが公に注目される
場面があまりないようですが、個人的には、これは20世紀のポンドと同じ、
先進国が世界の主役から落ちていく際のその国の通貨の超長期の下落トレンド
の始まりなのではないかと危惧しています。

http://quote.yahoo.co.jp/q?s=EURJPY=X&d=c&t=5y&l=off&z=b&q=l&k=c3&a=v&h=on&p=m130,m260,s
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=GBPJPY=X&d=c&t=5y&l=off&z=b&q=l&k=c3&a=v&h=on&p=m130,m260,s
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=CHFJPY=X&d=c&t=5y&l=off&z=b&q=l&k=c3&a=v&h=on&p=m130,m260,s
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=AUDJPY=X&d=c&t=5y&l=off&z=b&q=l&k=c3&a=v&h=on&p=m130,m260,s

なかなか手に入りにくいのですが、上記のような先進国に対する円の下落
トレンドと同じく、中国、韓国その他新興国に対しても円は同様の下落
トレンドを描いているようです。

金融理論上ではスワップ狙いの投資、加えて外貨投資自体の意味まで
切捨てられてしまう可能性がありますが、実際、20世紀の英国ポンド
のように、フリーランチのない理論世界では想定できないような一方向
の巨大トレンドが為替では起こりえます。

金融理論では期待超過リターン0として、投機と判断される部類の行為
でも、実際世界では理論的、確率的にはおよそ発生し得ないような巨大
トレンドが往々に発生し、その順方向にポジションを取れば大きなリタ
ーンが得られます。
その可能性として今、妙味があるのが、米ドル以外の外貨買い円売り
ポジションなのだと思います。今のこのような円安(米ドル以外の通貨
に対して)が続く限り、円金利が非常に低いので、スワップ狙いの投資
は結果的に大きな実を結ぶことになると思われます。

まさに、ポジションを取るも自由取らぬも自由、すなわち、理論的に
期待値0だから投機でやらないという人も、それでも妙味があると考え
やるも自由。スワップ狙い投資の場合は今のところ、妙味を感じて投資
する人が恩恵をこうむる展開が続いているというところだと思います。
私個人は、このトレンドは超長期でつづく可能性があり得ると考え、
外貨資産(米ドル以外)を努めて保有するよう、心がけています。

以上、投稿終わり//////////////////

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コメント

 以前、この投稿を要約されたものを見せていただき、理論的にスワップ狙いは儲かると確証を得た次第で、このことをスワップ狙いを否定する人に説明しましたが、この説明、グラフを見てもまだ教科書の論理しか信じない人がいました。

 教科書が間違っていると言うつもりはありませんが、教科書は市場の動きを正確に表しておらず、しかも簡略化のため市場の変数を取り入れていないのに、教科書万能と信ずる人の多いこと。市場の動きと会わないことに疑問を感じないのでしょうね。

 もちろん、金利が逆転あるいはキャピタルロスが発生してまでスワップ狙いをするつもりはありませんが、気楽に儲けられる機会を放棄るような頭の固い人は気の毒以外の何者でもありません。ちなみにキャピタルロスが発生しないレベルでスワップ狙いに参入すれば、スワップの収益よりも遙かに多いキャピタルゲインまで付いてくることがあるのに、キャピタルゲインだけを狙ってキリキリし、挙げ句の果ては95%の人が退場させられている現状をどう感じているのでしょうね。

投稿: 浦島太郎 | 2007年6月 3日 (日) 14時00分

浦島太郎さん。お世話様です。

この投稿をしてから、世界通貨に対する円安はさらに加速して進んでしまってますね。浦島さんのポジションからも、インカム&キャピタル双方から大きな利益が得られているものと思います。

教科書理論も大切ですが、その前提が現実世界と必ずしも100%の整合性を持っていないという限界があることを知るのも重要なことだと思います。
微妙な部分ではあるとは思いますが。

では、今後の浦島さんの良好な投資成果を祈っております。

今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: VMax | 2007年6月 3日 (日) 18時33分

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