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2007年3月 1日 (木)

通貨取引のコスト

中国株の下落等を契機として、世界株式市場の波乱と為替の急激な円高が起こりましたね。いまごろ、東洋経済の記者さんはまさに溜飲を下げているところかもしれません。

でも、円安(2)で紹介しましたとおり、為替は円ドルだけではなく、かつ円は米ドル以外の通貨に対しては軒並み円安が6年以上も続いています。なので、ずっと前から米ドル以外の海外資産をもっている人にとっては、これくらいの円高は痛くも痒くもないといったところだと思います。

なぜ、円は米ドルを除く世界通貨に対して驚くほどの円安が続いているのか、個人投資家に資するために、金融雑誌はそのような特集をして欲しいものです。

なんだか、表題と全く違う話となってしまいましたが、ここで表題に戻りますと、国際分散投資を行う際には、円を海外通貨、たいていは米ドルに換える必要があります。銀行で円をドルに換えると片道1円も取られてしまうのが通常です。証券会社の場合は銀行よりは安いですが、それでも50銭くらい取られてしまうのが通常でしょう。これが、FX(通貨証拠金取引)口座であれば、例えば5銭とかのスプレッドしかかからなかったりします。(別途、小額の固定費用も徴収される場合があります。)

確かにこれは魅力的なところではあります。

なので、FX会社を使って円を低コストでドルに替えてすぐに、他の会社の口座にドルベースで送金するというようなウラ技もあるようです。(個人的にはそこまでしたことはありませんが)

FX会社にとってはこのような使われ方はたぶん想定外で、うれしくないものと思われますが、通貨取引のコストを節約したい方にとってはよいやり方かもしれません。今もできるかどうかわかりませんが、研究してみる意味はあるかも。

米国証券会社の中には、円とUSドル等の交換を5~10銭程度で行える会社も実はあります。海外投資口座を持ち、国際分散投資を行うことが目的であれば、このようなUS証券会社の口座を開くのもよいと思います。

それにしても、日本の銀行や証券会社が、リアルタイムレートで通貨取引を行って5銭程度の費用徴収しかしなければ、そもそも通貨取引のコストで悩む必要もないのです。システムが整備された現代では、1日中同一レートを適用し、そのリスクの裏返しに1円もスプレッドを取るなんてビジネスは前近代的でナンセンス極まりないと思います。しかしながら日本の銀行や証券会社がこのおいしいビジネス構造を容易に手放すとは考えにくいですので、このコストが気になる場合は何らかの自衛手段が必要です。

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