小型高配当株ETFのその後
以前、「小型高配当株というバリュー」という題目で、米国証券口座では米国を除く世界株のカテゴリーで小型バリュー株への投資がETFで実現可能となってきていることをお示しし、DLSというWisdomTreeのETFを紹介しました。また、このETFは高配当株に投資するETFで、これも過去の資本主義市場に存在し続けてきた、低配当株に対する高配当株優位を利用する、一種のバリュー株投資であることを述べました。
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_df91.html
題材にしたからには、人柱になって買ってみようということで、ブログを書いてからすぐにDLSを買ってみました。結果、成り行き買いでスパッと買えてしまいました。
DLSはWisdomTreeのETFの中では日々の出来高がかなり多い方で、下記の米国市場ETFのリストの中でも比較的上の方に存在するので、将来はわかりませんが、現在のところは流動性にあまり問題はなさそうです。
ひとつ気になったのが、100株超注文したのに、100株だけ約定して残りが約定しないという経験をしたことです。もしかするとこのETFは100株単位でしか取引できないのかもしれません。また、昔WisdomTreeのETFで全然成り行き注文が約定しなかった経験があるのですが、これは流動性の問題ではなく、もしかすると100株未満の注文であって注文単位の問題で約定しなかったのかもしれません。
もしそうであれば、WisdomTreeのETFを個人的に毛嫌いする理由が1つ減ったことになります。
とりあえず面倒なので、本当にそうなのかどうか調べるところまでしていませんが。
(その後、オサーンさんから情報をいただきまして、100株未満でもDLSを成り行きで普通に買えたそうです。なので上記現象はもしかすると、当方の使用している証券会社固有の現象なのかもしれません。)
なお、前回の「小型高配当株というバリュー」という題目ですが、少し日本語として変なふうに感じられたかもしれません。実は、
小型高配当株という(投資クラスとしての価値〔バリュー〕)
小型高配当株というバリュー(株投資の一形態)
の2つの意味を掛けてつけた題目でした。
これをちゃんとした題名にすると
小型高配当株というバリュー株投資の価値(バリュー)
となってしまって冗長なので、言いたい2つの意味のどちらにも取れる1文を作ってみたのが、ちょっと変に感じる題目の背景です。
最後に、Jeremy Siegelの書いたこの文章を載せておきます。この中で高配当株投資のさらなる非常に好ましい特質について触れられています。もし興味があれば、下のリンクを読んで見てください(英語ではありますが)。
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コメント
DLSですが、ボクも買いました。100株ほども思い切れなかったので端数ですが、成行きで普通に買えましたよ。
投稿: オサーン | 2007年4月20日 (金) 18時44分
オサーンさん、コメントおよび情報ありがとうございます。さっそくブログに当情報を反映しておきます。オサーンさんの情報からすると、当方使用の証券会社固有の問題なのかもしれません。
では、今後ともよろしくお願いします。
投稿: VMax | 2007年4月20日 (金) 19時14分