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2007年4月25日 (水)

物語で読み解くファイナンス入門

最近、標題の本を読みました。

私がこのタイプの本を読む目的はズバリ「自分のスタンスと丸反対の本を読んで自己を省みる」目的です。すなわち、バリュー株投資等で超過リターンを狙う立場でいるので、全く反対の立場である「市場は効率的であるので、そのような行為は無意味である」という立場の学者の本をあえて読んで見て、自己の行為とスタンスを客観視するという目的で、上記のような本をたまに読むようにしています。

しかしながら、今回は失敗だったようです。

この本にはイギリスの経済学者であるケインズの話があって、彼が資産運用者としてもとても優れていて、彼が運用責任者を務めたケンブリッジ大学の基幹ファンドの1927年から19年間のリターンは年率で約13%、対し同期間の英国株指数は▲0.11%と、彼の運用は破格の超過リターンをはじき出していることが記述されています。(世界恐慌のイベントを含む運用期間であったことにも着目してください。)個人としても、彼の死亡時の資産額は1990年の通貨価値で50~60億円だったことが、同著中で述べられています。

明らかにこれは、バフェットと同じバリュー株投資の結果である可能性が非常に高いなあと思いながら読み進めると、案の定、彼がタイミング投資や思惑に基づく投資等の様々な運用の失敗の後にたどりついた運用スタイルの境地が書かれてあり、その内容はここでは省略しますが(興味ある方は上記の本をお読みください)、紛うことなきバリュー株投資のスタンスでした。

ということで、今回の読書は私の当初の目的からは失敗でしたが、まあ収穫があったということにして良しとしましょう。(過去、何かの書籍で既に読んだ内容かもしれませんが)

興味があれば、読んで見てください。

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