DRWの検討
もともと個人的には、リートや不動産関連は、割高であるケースが多いという認識で、あまり興味がわかず、投資する気も無かったのですが、WisdomTreeのUS除くReal EstateのETF(高配当戦略)が出てから、かなり気になりだしています。
なんといっても、PERの水準が、他のReal EstateのETFと桁違いに違います。ちなみに、
IYR(US Real Estate ETF)のPER:29.3
RWX(US除く世界Real Estate ETF)のPER:24.0
DRW(WisdomTreeのUS除く世界Real Estate ETF)のPER:9.90
(IYRとRWXはMorningstarの予想PER(5月31日時点の値)、DRWはWisdomTreeのサイトの今期PER(6月20日時点の値))
となっており、DRWは断然割安です。このDRWの数字、ほんとかなと思うほどの水準です。DRWはオーストラリア、香港の割合が多いこともあって、実際にDRWが保有している香港銘柄を調べて見ました。確かに、PER一桁の銘柄も結構あって割安ですし、しかもただ割安なだけでなく、しっかり高いROEを継続的に出している銘柄が多く、魅力的に見えます。
これは、Real Estate関連ビークルに対するスタンスを見直す必要があるかなと思い始めています。上記のような調査を経て、DRWとRWXの最近の動きをみると、ずるずる下げるRWXに比して、DRWはバリュービークル特有の下値抵抗力を発揮し、しっかり粘った動きをしているようにも見えてきてしまいます。
US長期金利も上がっていきそうなので、下値不安の少ないポートフォリオに少しずつ変化させていく必要性も感じており、また、ポートフォリオの分散効果も高めたいと思っていますので、バリュー派としてもインデックス派としても、食指が動いてしまいそうです。
以前、検討したDBN等といった資源株とともに、長期でこのDRWの下値を拾って行きたいと思いはじめています。
ついに私もREITに落ちる日がやってきそうです。
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コメント
ただ低PERなだけでなく、安定してるんですね。
WisdomTree社は良質なETFを安いコストで売っていて、本当にすごいと思います。
投稿: ダル | 2007年6月22日 (金) 18時31分