中国本土市場の影響
中国本土株の影響が、香港市場の中国株にまで波及しはじめてきました。
ペトロチャイナが今度、中国でIPOをやるそうで、本日はこのニュースにより、香港市場でこの株が5.2%ほど上がったようです。
今、米国市場でもPTRは4%程度、上がってますね。
左のサイドバーでご紹介している、香港市場中国株ETFのFXIでも、このペトロチャイナ(PTR)はポートフォリオの10%近くを占める、トップシェア株です。
中国の為替と株式市場の歪みが中国本土市場にバブルをもたらし、その影響がその他の市場にまで波及してきたものと解釈しています。PTRやFXIといった、香港市場の中国株を持っている人は、中国本土市場から飛び火してきたこのラリーをどう理解し、将来どう対処するかといったことを、これから考えていく必要があるかもしれません。
昨日の今日で、新興国アロケーションをどうするかという話にまたつながってしまいました。
悩ましさは、よりその度合いを増していく方向に向かっているようです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はじめまして
「海外移住を目的とした資産運用」 さんの記事で紹介されてるのを見て、こちらのブログを知ったのですが、内容が充実して良いブログですね。
内容が良いのでこちらの方では勝手にリンクさせていただいてたのですが、リンクしていただいたようで、ありがとうございます!
私は、H株のETFを少し保有してますが、この1ヶ月で10%ぐらい上がってたので何があったんだ?と思ってたのですが。今まで中国本土の銀行が買えなかった香港株が、買えるようになったのが影響してるみたいですね。
http://www.naito-sec.co.jp/cswp/ch_st_shosai.php?code=27284
上がり過ぎだとは思いますが、それほどの投資金額でもないのともともと長期投資の予定だったので、当面はそのまま売りもせず買い増しもせずで行こうかなと思います。
投稿: staygold | 2007年6月21日 (木) 20時11分
staygoldさん、はじめまして。
貴ブロクにて、当方ブログを参照いただき、ありがとうございます。
当方においても、貴ブログを参考にさせていただいております。
香港上場中国株については、欧米の合理的な投資家が持っているビークルなので、中国本土株のようにクレイジーな水準まで行く可能性は低いのではと思っているのですが、中国政府が本土市場を冷やすために、PTRをはじめとする香港市場中国大型株を利用しようとしているように見えますので、個人的に注視が必要だと思って見ています。
まだまだ、PTRもFXIも必ずしも割高とはいえないと思います。H株も明らかに割高にならない限り、持続が正解だろうと思っています。(無責任な意見ですので、適当に聞き流しておいてください。(笑))
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: VMax | 2007年6月22日 (金) 00時28分