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2007年7月15日 (日)

進む円安

本日は、円安関連で参考となるブログを紹介いたします。

http://mental-invest.seesaa.net/article/47731290.html

何だか、見事に現在の円安の構造の一面を言い表しているようにも思えます。こういったブログを読むと、あらためて、矢口新氏の名言「トレンドを作るのは投機資金ではあり得ない。」を思い出します。取ったポジションを短期的にクローズする短期投機家の市場に与える影響はゼロスクエアだからです。US$除く世界通貨に対し、6~7年も円安が続いているということは、円を売って外貨を買ったまま帰ってこない資金勢力が次から次へと現れて、その一大勢力が為替を一方向にずっと押し続けているのではないかということが疑われます。

こういった資金勢力は、安定した年金代わりの配当が欲しい団塊以降の世代がいる以上、容易には消えてなくならないのではないかと思えます。

通貨の購買力平価等の理論、理屈を頭から信奉して疑わない人は、6~7年続いている、このとてつもないフォローウインドを取り逃してしまうわけです。つくづく、相場や市場といったものは難しいものだと思います。

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コメント

VMAX様

いつも楽しく記事を読ませていただいております。はじめまして、ROM人と申します。

個人の海外投資が円安を後押ししているとのお説の通り2000年頃からみて外国投信で30~40兆円、2004年頃から見ても20~30兆円(すぐに返ってこない金額で)の残高増がありますから個人投資家の海外投資が円安を後押ししているのは間違いないと思います。

ただこの資金も大別すると名目金利差狙い、名目成長率格差狙い、リスク分散の三つに分けれると思います。この中のリスク分散のための資金ならともかく金利差や成長率格差による値上がり益狙いの方は反転(不況による株価調整や円高)したときは逃げ出すか投売りになるのではないでしょうか?(こうなると流れは逆転)個人的には分配金狙いの高齢者達はかえってリスクに敏感なような気がして怖いです。

同じく円安で利益を得ている立場でこんなことを言っていいか悩みますが、2000年や2004年時の円高でスタートしたならともかく流石に今の相場での購入は結構怖いような気がします。いかに90年代の円高の反動があるにしてもちょっと行きすぎでは?

VMAX様は現状の相場での購入をどう思われますか?お答えいただければ幸いです。

投稿: ROM人 | 2007年7月15日 (日) 02時23分

ROM人様、はじめまして。

コメントいただき、ありがとうございます。

私は、外貨の購入と外国株の購入を1セットにして考えています。

最近のエントリーにも書きましたが、どこから、どの通貨建てで投資をしようとも、イギリス株式を買えば、英ポンド為替リスクと英国株式市場リスクを取ることになります。なので、世界の株式市場に投資すれば、どこの国の証券口座を使ってどの通貨建てで投資しても、それぞれの国の通貨のリスクとそれぞれの国の株式市場リスクを取ることになります。

その投資行動において、私自身為替に対して何の恐れも持っていません。
それは、以下のエントリーに基づく考え方からです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_9b79.html

自身がやっているのは超長期の国際分散投資であって、過去の超長期の資本主義市場で、長期にわたり、為替の変動が株式市場のリスクプレミアムがもたらす正の超過リターンに打ち勝ったなんて歴史はないと思います。

水瀬さんのブログで以前紹介された、確かシーゲル氏の書籍の過去の超長期の資本市場のリターングラフなんか見てみると、このあたりのことが実感できるのではないかと思います。

また、うる覚えですが、一昔前のロシアのデフォルト時にもロシアの株式市場に投資し続けていれば正のリターンがあった旨の記述をどこかで読んだことがあります。
株式は、投下資本に対してプラスの意味あるリターンを生み出す能力を持つ企業に対する権利書であって、国家の発行する紙切れの実質価値に連動する商品ではないですので、さもありなんと思う内容です。

なので、当方の投資行動からすると、為替のプラスマイナスによる影響より、それぞれの国の株式市場が内在するリスクプレミアムがもたらす超過リターン期待値の方が圧倒的に大きく、超長期の投資行動では、その期待値が発現してネットプラスのリターンに発散する可能性がとてつもなく大きいと考え、投資の際の足元の為替水準には、あまり頓着しないようにしています。

長くなりましたが、ご質問のお答えになっているでしょうか?
もし、純粋な為替、外債投資やレバレッジの効いたFXのエントリーポイントとしてどうか?というご質問であれば、ちょっと的外れなお答えかもしれませんね。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: VMax | 2007年7月15日 (日) 08時41分

なるほど30~50年程度の期間を見た株式メインの資産配分であれば確かに足元の為替相場はあまり関係ないかもしれません。それに私有財産が保護されてる国であるならば中長期的には一人当たりGDPに差が出ることは無いでしょうからなおさらリスクプレミアムの方を重視するべきなのでしょうね。

まあ当方も20代で50~60年くらいの投資期間を見込んでおりますからそれなりに期間は長いです。まだ時間はかかるでしょうがリスク分散の取れた資産配分にしたいものです。

質問に答えていただきありがとうございました。

投稿: ROM人 | 2007年7月15日 (日) 14時24分

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