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2007年8月

2007年8月31日 (金)

バーナンキとブッシュ

今晩は、サブプライムローン関連で重要なイベントが続きますね。

まずは、今晩11:00からの、バーナンキ氏のこの件に関するコメントが注目されます。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27640820070830

また、今晩12:10にはブッシュ大統領が、この問題に関しての声明をだすそうです。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27661120070831

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070831AT2M3101A31082007.html

今日はこのブッシュ大統領のニュースが流れてから、日本株式市場の後場で一段高になったようです。アジア、欧州両市場においても、これらのイベントをポジティブなニュースと受け取ってすでに上昇しており、そのポジティブ要因をかなり織り込んでいるようです。

特に、今のところ内容のよく見えていない、バーナンキ氏のコメントが注目ですね。今日は金曜日ですし、起きていて、これらのイベントの内容を生で確認しようと思っています。

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2007年8月29日 (水)

相関

昨日、米国市場はかなり下がりましたが、今日のアジア市場を見る限り、だんだん米国との相関が薄れてきている感じがしますね。かなりの市場で、昨日の米国市場の下げを消化し、切り返し始めているイメージがあります。

だんだん、サブプライムローンやCDOに関係のない企業や関係の薄い国から、米国のFF金利引下げ催促相場との連動性の薄い動きをし始めるのでしょうね。そういう意味では、米国よりは欧州、欧州よりはアジアをはじめとする新興国が有望なのかもしれません。

とは言え、既に先週のうちに放置状態に達した個人的なポートフォリオは、もうしばらくいじるつもりもさらさらありません。また、すでに何年も前からずっと、教科書的な世界ポーフォリオ比率から考えれば米国よりも欧州、欧州よりも新興国に振ってあるので、このままで何ら問題ないと、個人的には満足しています。

後は、上がるも下がるも、市場の赴くまま。ただただ、見ているだけです。

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2007年8月27日 (月)

定番の手口

シティバンクが、いわゆる期間限定高金利預金と投資信託のセット販売という、まさに定番となった手口を展開しているようです。

このサイトで、その構造が懇切丁寧に説明されていますので、ご興味ある方はご参照ください。

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51018524.html

ノーロードファンドが増えてくると、だんだん、この手口も下火になってくるのではないかと思うのですが、まだまだ主役なのですかね。

このブログでも、以前のエントリーで、この手口について触れています。興味あればご参照ください。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_e753.html

また、手数料の高いファンドで、このような手口に引っかかってころころ資産を動かしていると、見事なくらい資産は増えていきません。それについても、このようなエントリーを読んでいただくと、それが定量的に把握できると思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_fca7.html

はやく、ノーロードファンドがメジャーとなって、この手の手口が下火になって欲しいですね。しかし、そうなると今度は、どんな手口が跋扈するのか...

フィナンシャルフリーダムを妨害する、このような手口には敏感でありたいものです。

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2007年8月25日 (土)

IBのセキュリティデバイス

先日、IBから案内があり、セキュリティディバイスを用いたSTP(Secure Transaction Program)にInviteされたから、至急手続きを開始してくださいという要請がIBからありました。

ちょっと、Ticketでやりとりをしてみましたが、この移行は必須であって移行しないことはできませんとのことでした。

しかたなく、その手続きを開始しました。とりあえず、User Managementでログインのその度ごとにワンタイムパスワードを発行するセキュリティディバイスの発送手続きをして、先日、そのセキュリティディバイスが、無事USから送られてきました。

さっそく、Activate手続きをして使って見ましたが、確かに、セキュリティのレベルがぐんと上がった気がします。取引等のログインのプロセスが面倒にはなるのですが、安全のために一定の労力をかける意味はあるかなと思いました。

もうそろそろ、ウイルス等からの安全対策のために証券取引専用のパソコンをもう一台買おうかなと思っていたところですが、一番のメインのUS証券会社のセキュリティレベルがぐっと上がったので、もうしばらくは大丈夫かなと思いはじめています。

やっぱり、フィナンシャルフリーダムを支える原資ですので、この手のリスクは気になります。いくらマーケットで資産を増やしても、ネット被害でごっそりやられてしまうと、フィナンシャルフリーダムの前提は根っこから崩れてしまいます。

結果的に、IBは良いタイミングでSTPの案内をしてくれたと、今は感謝しています。

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2007年8月24日 (金)

今週の感想

まだ、今日のヨーロッパ市場の残りと、今夜のUS市場が残っていますが、とりあえずの感想を書いておきます。

事前の市場予想の通り、日銀は利上げをせず、それに関して市場は無反応に近かったですね。

上海市場と香港市場が世界市場を引っ張るような形で、とりあえずではありますが、世界市場が底を脱しました。個人的には、追加資金で落ち葉拾いをするはずが、そんなじっくりとした仕込みにはなりませんでした。まあ、また数ヶ月、追加資金もない予定なので、また長期投資特有の放置モードに戻ります。

為替も、世界通貨に対する円安方向へだいぶ戻りましたね。今までの動きを見る限りは、将来の市場の落ち着きどころはやはり円安方向になりそうに見えます。

今日は、上海、香港のH株、レッドチップのみならず、インドも疑心暗鬼な世界市場に逆らうように逆行高です。やはり、今回の下落の要因に一番遠い、新興国群が市場を引っ張る形になるのでしょうか。なんにしろ、高レバレッジの方がつかまって次々と吹き飛ばされるような非常事態が遠のいてなによりです。夏の乱、このまま収束して欲しいですね。

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2007年8月21日 (火)

電話会談

今日の午前中、尾身さんが米財務長官と電話会談をしたらしいです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070821-00000066-jij-pol

米財務長官「まさか、Mr.福井はこの状況で利上げなんかしないよね?(今以上に、事態を混乱させるようなことはしてくれるなよ。米国の立場悪すぎ!)

尾身財務相「いや、福井さんとは言えども、さすがにこの状況で利上げなんか決してしませんから安心してください。(うーん、そうであって欲しい)」

なんてやりとりが、もしかしたらあったかも。

さて、個人的には、「日銀、利上げなんか間違ってもするなよ」的な相場展開を予想していたのですが、今のところはどっちつかずのはっきりしない、気迷い相場的な動きのように見えます。今夜のUS市場次第かもしれません。

多少なりとも追加投資資金があり、その扱いが難しいですね。もっとわかりやすく突っ込むようであれば、そこでほとんど買い付けてしまおうと思っていたのですが。

まあ、どう投入しようが誤差の範囲ですし、こだわる必要は全然ないのですが、こんな状況での追加投資機会もめったにありませんので、今回は追加資金投入の仕方をこだわってみようと思っています。IBは売買手数料が1ドルと格安ですし、状況によっては、細かく分割して買い付け投入してみようかと思います。格安手数料だと、こういったところがうれしいですね。

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2007年8月19日 (日)

RSS

非常に遅ればせながら、RSSリーダーなるものを使って見ました。(機械オンチなもので...)

便利ですねー。

どうも、いつも世の中に半周、一周遅れて、文明の利器を使い始めているような気がしますが、やはり文明の進歩は着実ですね。

これで、いろいろな情報が効率的に確認できるようになると、もっとたくさんの情報を確認したい!となってまた、この便利さが前提の情報洪水になるのでしょうが。

よくわかりませんが、時代はフィード2.0へ向かっているのだそうです。なんだか、時代の息吹を感じますね。

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2007年8月18日 (土)

週末の雑感

しかし、昨日は近年まれに見る激動の一日でしたね。

日経平均800円超の下落

超円高、つるべ落としの外貨安(特に高金利通貨)

FedのDiscountRate引き下げ

今日の日経新聞のどこのページを開いても、この一連の話題で持ちきりです。

ちょっと心配なのが、今回のFed対応で、果たして金融市場が一息つけるのかどうかといった点です。つまり、今回手をつけなかったフェデラルレートの緊急引き下げ催促相場にならなきゃよいのですが。

個人的には、こんなときにも淡々と長期国際分散投資を続け、また来週には若干の追加投資資金もあって何か買うと思うので、さらなる強烈な押しもウェルカムなのですが、さすがに信用取引、通貨証拠金取引等、高レバレッジな世界からの悲鳴がこれ以上大きくなっていくのは忍びない気持ちです。

ここらへんで収まってもらって、これ以上破綻の淵に追い込まれる人が出ない平和な状態に早くもどってほしいと思います。

レバレッジの怖さというのは、ほんと体験した人でないとわからないものです。自分の資産があっという間に消滅していき、オケラになってしまう経験は本当につらいものです。

確かに、その一線を踏み越えて、投資家としては成長していくものだと思いますけれども、何事も向き不向きがあります。合理的なリスクテイクによって、一生継続でき、そのリスクテイクから無リスク超過リワードを享受できるような投資手法を学び、多くの人が破綻の淵を覗きに行くような世界に迷い込まないようにはできないものでしょうか。

金融、投資に関する学校教育等が必要なのではないかと思います。

以前にも書きましたが、額に汗しない利益は良くない利益だといった一面的な見方にとらわれ続け、投資に関して無知なまま人を世に放つのではなく、リスクとリワードに関して世の中で成立している世界を教え、合理的にリスクをマネージしていく、リスクに対するアプローチ方法等についての教育に関し、社会的に真正面から取り組んでいく必要があるのではと考えます。

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2007年8月17日 (金)

FedのRateCut

FedがDiscount Rate引き下げだそうです。0.5%幅だそうです。

http://www.reuters.com/article/marketsNews/idINL1776376220070817?rpc=44

http://biz.yahoo.com/ap/070817/fed_interest_rates.html?.v=19

フェデラルレートは変更無し(5.25%)のようですが、とりあえず、ヨーロッパ市場が思いっきり反応してます。

http://finance.yahoo.com/intlindices?e=europe

なんとも、過激な日ですね。

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2007年8月16日 (木)

IBのE-mail

昨日、IBよりSECURITY BULLETINというE-mailがきました。

その内容と意図がよくわからなかったので、今日IBとTicketでやりとりしてみました。

その結果、その内容はかいつまんで、以下の通りでした。

「集計サービスなどを受けるために第三者の金融機関等にIBのアカウントの個人情報を提供しようとする人は注意してくださいね。IBのカスタマーアグリーメントは、第三者があなたの口座にIBに無断でアクセスすることを認めてませんし、その第三者の個人情報保護のセキュリティ対応上の安全性も当然IBは保証できませんよ。また、アクセス方法によっては、そのような第三者のアクセスはブロックされてしまう構造になってますから、ご注意を。」

という感じで、結局、個人的には特段気にする必要のないE-mailでした。

それにしても、この手の英語は難しいですね。

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2007年8月15日 (水)

あやしいメール

最近、スパムメールがひどいですね。あちこちのブログや掲示板でこの話題が出てるようですので、おそらく投資関連がターゲットになっているのでしょう。

具体的に、実在する米国証券会社名の入った題名で送られてくることがありますので、その当該会社で口座開設手続きをしていたりすると、うっかり開けそうになったりします。危ない、危ない(笑)。

皆さんも、くれぐれもご注意ください。

ちなみに、私は最近、あまりにも迷惑メールがすごい(日に100通くらい来るときもある)ので、迷惑メールフィルターという機能をはじめて使って見て、その性能に感動してしまいました。ほぼ100%に近い精度で、迷惑メールと通常メールを仕分けてくれます。しかも、学習機能もついていて、今でももう十分だと思いますが、さらなる精度向上も期待できそうです。

100通もの迷惑メールを手動で削除していくのもめんどうでしたので、これで本当に助かりました。

ひさしぶりに、文明の利器に出会った感じです。

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2007年8月13日 (月)

インデックス投資が賭けているもの

インデックス投資が賭けているものについての、個人的見解を記しておきたいと思います。

インデックス投資だからといって、個別株投資が賭けているものと本質的にあまり変わるところはないと思います。

ある会社の株式を買うとき、まっとうな投資家であれば、その会社に出資してもよいという判断のもとに、その株式購入の決断をしているはずです。すなわち、その会社に投資すれば、その会社は継続的な利益を創出する能力を有しているので、投資金からみた将来リターンは投資額に比して満足なものになるはずだという見込みのもとに、当該会社への投資を決めると思います。

インデックス投資も同じことだと思います。投資するインデックスに属する企業群も、程度の差はありこそすれ、継続的な利益を創出する能力を有しており、それら企業群への投資により適切なリターンが見込めるはずだと思うからこそ、そのインデックスへの投資を決定すると考えるのが本来の筋だと思います。

よく、インデックス投資は、将来の資本主義経済の発展に賭けているというような論がありますが、これは必ずしも正しくないのではないかというのが、私の個人的視点です。

例えば、個別の会社が、売上成長率ゼロ、利益成長率ゼロでも、利益を創出する能力があり、毎年継続的な利益を生み出している限り、その会社の株式にはなんらかの値付けがされ、その株主にはプラスのリターンがもたらされます。おそらく、そのような状態では、国債のような無リスクリターンビークルよりも、高い利回りが得られるような株価になっているはずです。

なので、仮にここから、世界中の会社の成長がゼロとなって、成長期待がはげたとしても、株価は下がるとは思いますが、世界中の会社の利益を創出する能力が失われない限り、それら会社は正の価値を生み出し続け、それは、株主配当や自社株買いといった手段で、株主にその利益が還元され続けると思います。その正のリターンは、いずれその投資家の投資成果を正のリターン領域に連れて行きます。

また、この世の中は、原則的にリスクアバースな世の中になっていて、バブルの絶頂前後といった特殊な時点を除き、たいていの時点で、リスクのあるビークルの市場価格は、期待値として無リスクビークルよりも高いリターンが見込める水準でその価格が取引されています。要は、超過リターン期待値が見込めなければ、無リスクビークルを上回る超過リスクを引き受ける人はなかなかいないのがこの世の中です。

なので、インデックス派は、市場で取引されるインデックスを構成する各会社の株式取引価格は、その大半の期間において、無リスクビークルを上回る超過リターンの見込める価格で寄り付いているはずであると想定します。なので、継続的に市場価格でインデックス構成銘柄を、その構成割合に応じて買い付け続け、継続的に保有しつづけることになります。

これはある意味信念であって、将来必ず成り立つものであるとはいえません。しかしながら、過去、超長期の資本主義市場の歴史の中でずっと成り立っていたという動かしがたい結果があるのも明白な事実です。

すなわち、インデックス投資が賭けているものは、市場の右肩上がりの成長でもなんでもなく、市場に存在する株式会社群の利益を創出する能力と、その将来の能力の程度を評価して、無リスクリターンビークルよりも高リターンとなる株価水準に、たいていの時期においてその株価を寄り付かせる、市場の価格決定能力の2つであると思います。

この2点が信じられるから、将来市場が大きく成長しても、しなくても、その度合いも含めて、自分が推定するよりも、市場の総意の結果である寄付価格のほうが、長期的に見てはるかに優れた推定価格であって、その価格で市場を買うことによって、無リスクリターンビークルを買うよりも、ずっと大きなリターンを得ることができることが信じられるわけです。

短期的な市場の動乱やバブルを見ると、一見とてもそうは思えませんが、過去の超長期の資本主義市場の結果を参照すれば、市場インデックスに継続的に投資していけば、無リスクリターンを明確に超過するリターンを得つづけることができたという統計結果は、誰にもなかなか否定できません。

それでも、市場の動揺時やバブル時を後から判断すれば、市場の価格ではなく、自己の判断に基づく投資の方が明らかに優れているはずだという判断を、人は得てしてしがちです。このような考えで、人は簡単にタイミング投資の世界に足を踏み出してしまいますが、その方向は思ったよりずっと手ごわいのが現実です。間違いなく、それで市場リターンを継続的に上回る実力がある人は、ジョージ・ソロスになれます。グローバル・マクロのヘッジファンド運用手法は、それを採用するヘッジファンドが昔に比べてどんどん減っているのが現実のようです。「市場の値付けよりも、自分の値付けの方が優れていて、タイミング投資を行うことにより市場を出し抜ける」という考えも、世界最高岬の有能な人種がしのぎを削るヘッジファンド業界でもなかなか容易には実現できない極みへの挑戦となります。

インデックス投資が賭けているものは、なかなかもって強固なものであって、容易に崩れるものではありません。短期的には市場はとてつもなく愚かに見えるときもありますが、実際はその市場に勝とうとしても、過半数はその勝負に敗れてしまう、とっても手ごわい相手です。「自分なら勝てる」、古今東西、人間がもつ「オーバーコンフィデンス」が、市場に対して勝負を挑み続け、多くの人が敗れ去ってきたのが、過去の歴史でしょうし、これからも、延々とこの結果の見えている勝負は繰り返されていくに違いありません。これは、ある意味、人間のさがとでもいうべきものだと思います。

私も、この自分の中にある「オーバーコンフィデンス」を知り、これが自身の資産運用成果に致命傷を与えることのないように、いつも、自分に言い聞かせ続けているのが実態です。

こういった整理をしていくと、世界中の株式会社の利益を創出する能力と、市場の総意がもたらす、たいていどんな専門家よりもすぐれた値付け能力が生む無リスクビークルリターンを超過するリターン水準をもたらす価格決定機能について、その信頼感を失う事態が生じない限り、インデックス投資を行う投資家がその投資を止める理由は発生しないことになります。この流れで考えれば、具体的にこの投資を止めるようになる事態はなかなか具体的に想定できません。これが、インデックス投資と損切り等のリスクマネージメントが一般になじまない理由だと思います。

だから、私はインデックス投資は、損きりによるリスクマネージメントではなく、リスクポートフォリオデザインによるマネージメントが適切だと考えています。また、運用成果が悪かったからといって、株式比率を下げるといった対応は、本来のインデックス投資のまっとうなリスクマネージメントではなく、理想としては、一生耐えられる自身のリスクエクスポージャーの度合い(株式比率、外貨比率等)を決定して、それを短期的な結果が良かろうと悪かろうとずっと続けていくのが、インデックス投資のあるべきリスクマネージメント方法だと思います。もちろん、投資金額を超えてのレバレッジ投資は、ずっと投資を続けていくことを想定しながら、それが不可能となるリスクをわざわざ取ることとなって自己矛盾であると考え、それをやらないことを自身にルールとして課しています。

このように考えると、最近のサブプライム問題やその他世間をにぎわした過去の様々な事象も、上記のような考えのインデックス投資家にとっては取るに足らない事象でしかありません。インデックス投資家がその投資方法を捨てるときは、世界中の株式会社が押しなべて利益を創出する能力を失ったとき、あるいはその株式に対する市場の値付けが一過性で無く、とんでもなくおかしなものとなってしまうときとなります。私には、具体的なそのときがイメージできません。おそらく、資本主義の崩壊くらいしか想定できないように思います。なので、具体的なそのときが来るまで、上記発想のインデックス投資家は損切りなど全く想定すらしないのです。

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2007年8月12日 (日)

盆休み

世間はお盆休み真っ最中といったところでしょうか。

しかし、マーケットは相変わらず波乱続きですね。

株式、債券、為替その他と、これだけ荒れれば、悲喜こもごもで、いろいろあると思います。

サブプライム関連のヘッジファンドが飛ぶのは当たり前として、ロングショートのヘッジファンド等までもがおかしくなっているらしいですね。債券も低格付け債券の信用リスクスプレッドは既に落ち着いているように見受けられますが、高格付けの債券にも影響は飛び火したようです。

おそらく今まで優良銘柄として避難目的で買われ、底堅かったのだろう米国大型株が、なんだかかなり売られ始めているように見えます。逆に今まで売り叩かれた米国小型株が反発してきているようです。

為替も、これだけ長期のトレンドと反対に大きく動けば、リスク管理のしっかりしていない投資家はいやがおうなしにつかまってしまいかねません。

先進各国の金融当局が相次いで短期資金供給して市場をなだめようとしていますが、市場のヒステリーが最高潮に高まっているという印ですかね。

こういう場面では、ほんとリスク管理のスタンスが問われますね。どんなやり方にしろ、このような場面を飄々と乗り切っていける方法で運用していかなければ、この世界では生き残ってはいけないと思います。

市場の狂気の「欲と恐怖」のうちの「恐怖」モードが全開で、リスク管理の甘い投資家の息の根を止めにきます。ヘッジファンド、一般ファンド、銀行、不動産会社、個人投資家といったさまざまなジャンルの運用者のリスクマネージメントが適切であったかどうかが、今まさに試されていて、そこが甘い運用者が次から次へとつかまっているのだと思います。

これも、毎度毎度の暴落時に、判で押したように起こる現象だと思います。まさに相場は人間心理が動かしているからこその現象ですね。

こんな場面でも、投資資金を超えたレバレッジを掛けることない国際分散投資で、数十年の長期投資を指向して市場に臨んでいると、本当にのどかです。今回は、個人的に追加投資資金もろくに無かったので、短期的な底を拾おうなどという欲も沸かず、ただただ、市場を眺めているだけでした。別に短期のうちに現金化するつもりもはなっからないので、特段どこまで下げようが、このようなスタンスの投資家にとってはたいした話でもないのです。

「急がば回れ」とはよく言ったもので、こんな場面で売らされなければならない投資手法を取っていると、下手したら、相場の最安値で売らされ、とてつもない強烈なリバウンドを取り逃すような最悪手を打たされかねません。長期投資でそのような罠にはまってしまったら、何のために長期投資をしたのかわからない結果につながりかねないと思います。

何年かのうちには必ず来るこういったリスクイベントは、自身の投資スタンス、手法や考え方といった運用にまつわる様々な部分をテストするリトマス試験紙になっていると思います。このような場面も飄々とクリアしていける、ご自身にあった投資スタンスをきっちり固めるよいチャンスでもあると思います。

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2007年8月10日 (金)

年金制度の根本的問題(その3)

その1、その2で、今の国民年金において犠牲になっている若者たちの悲惨な構造をお示ししてきましたが、ここでその若者たちにとっての、国民年金加入か否かの有利不利を、金融商品の視点で見てみたいと思います。

繰り返しになりますが、

100を保険料で支払い、

100を税金で支払い

170が年金支払いとして戻ってくる。

のが、彼らに対する国民年金制度の取扱いです。明らかにマイナスリターンビークルですが、支払いのうちの半分は税金として国に質に取られてしまっています。なので、国民年金加入か否かを考える場合は、どちらの場合にも必要となるこの税金の部分は、必要経費として除外して考えることとします。そのとき、このサイトの20歳の場合の例により、

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/kaikaku/04kaisei/dl/34.pdf

保険料支払額が1200万円、年金受取額が2100万円となります。

保険料支払月が40年で480ヶ月、年金受け取月数が22年1ヶ月で265ヶ月として計算すると、単純な割り算で、毎月保険料が25,000円、毎月年金額が79,245.28円となります。(ここでは、保険料も年金額も毎月支払い、かつ定額と仮定してみます。)

この数値から、いわゆる内部収益率、すなわち、毎月保険料をどんな利回りで回していくと、毎月年金額が払えるようになるかという数字を求めると、実はこの数字は年率でたった1.77%程度なのです。

ちょうど、今の10年物日本国債の利回り水準に近い水準です。

すなわち、年1.77%程度以上で運用できる自信がある人は、税金部分を捨てても、国民年金には加入せずに自前運用した方が有利ということになってしまうわけです。

参照サイトから、この計算例は賃金上昇率2.1%、物価上昇率1.0%のときの例となっています。すなわち、物価上昇率+0.77%くらいの運用ができるなら、若者にとって国民年金の存在価値は無く、国民年金未加入で自前運用するインセンティブが生ずるということになってしまいます。

なので、簡単に想像がつくとおり、収入や資産が大きくリスク許容度も大きい方は、ほんのちょっとのリスク資産のポートフォリオへの味付けで、インフレ率+0.77%程度の運用などは軽々達成できてしまうでしょうから、明らかに国民年金を非加入で済ませるインセンティブが生じてしまいます。

また、それだけではなく、どちらかというと生活が苦しい方々にとっても、国民年金非加入にするインセンティブが生じ得ると思います。それは、高利の借金の返済は、高利の運用をすることと、経済的には全く等しいからです。

すなわち、事業用資金にしろ、家のローンにしろ、勤労時代の大半をネット資産マイナス状態で過ごし、その金利負担が非常に大きければ大きいほど、国民年金保険料を払って税金除きで1.77%程度の名目リターンを得るよりも、国民年金を未加入にして、3%や5%、あるいは10%の利子を支払わなければならない借金を減らしていった方が、より豊かな老後を迎えるために資する可能性が高いのではと思います。

こう考えて見ると、今でさえ国民年金未加入とするほうがエコノミカルに有利な人って、結構全方位にたくさんいるのではないかと思います。だからこそ、保険料納付率が60%台で低迷し続けているのではないかと推測します。

また、これが、将来金利水準が3%、5%と上がっていく状況を仮定すると、今の若者が年金受給するころ、国民年金制度を支える将来の若者がたくさんいるとはとうてい思えませんし、制度がどんどん完全な賦課方式になっていきますから、そんな状況での国民年金加入か否かの有利不利のボーダーラインは、実質的にさらに悪化していくのではないかと思います。

このような将来シナリオにおいては、今よりもさらに激しい、3分の2国庫負担や4分の3国庫負担にしていかなければ、今の国民年金制度は維持できないと思います。またそれ以前に、納付率が悪化したらそれだけで、当面の保険料収入キャッシュフローが細りますから、積立金取り崩しの加速や国庫負担率上昇が必要になってくるはずです。

この国庫負担率の上昇は、今のところ実質的に制度崩壊を防ぐ唯一の手段になっているものと思いますが、冷静に考えて見れば、これは体制側にとって諸刃の剣だと思います。

年金制度の大半が、国庫負担、すなわち税金でまかなわれているのに、なぜ、国民年金制度のごく一部しか占めない保険制度部分で、社会保険庁は血眼になって記録保持しながら年金額計算管理なんかして、納付保険料の10%とかいった多額のお金を費消し続けているのか、年金制度のごく一部しか占めない部分に、到底採算の合わないしくみを適用し続けて、社会保険庁組織を維持し続け、お金をドブに捨て続けるのはもう止めたらどうか、ぜんぜん意味ないじゃないかといった議論に必然的につながっていくと思うのです。

なので、国民年金制度維持のための国庫負担率上げ対応は、実質、制度破綻の引き金を引くことを意味するのではないかと思います。

これもある意味、市場原理だと思います。こういった形で、ある意味冷徹な市場原理で、制度崩壊を突きつけられる可能性が高いのであれば、正直、厚生労働省や社会保険庁のこの制度に対する必死の延命措置も、単なる時間とお金の無駄のように思えるのです。

要は、大元をたどれば、これからの日本の人口ピラミッド構成と実質賦課方式の制度自体が、自助努力の保険方式の年金制度の存在を許さないという結果を、必然的にもたらすのではないかと思うわけです。

だったら、これから何年、何十年と無駄に現行制度と組織を飼い続けて国民の貴重な税金をドブに捨て続けるようなことをせず、さっさと消費税等の税金による最低年金制度に変えてしまったらどうかと思うのです。

(なお、今回においても、その1の最後に書いたのと同じような注意事項が当てはまります。再度、繰り返すことはいたしませんが、その注意事項を踏まえ、読んでいただければ幸いに思います。)

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2007年8月 8日 (水)

年金制度の根本的問題(その2)

年金制度の根本的問題(その1)のコメントでいただいた通り、今の国民年金では、若者はおおよそこんな支払い構造になっています。

年金保険料として100払い、

税金で100払い、

将来、年金で170が戻ってくる。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_254c.html

結局、200払って、170しか戻って来ないしくみで、今の日本の若者には犠牲になってもらって、その尊い犠牲を今のお年寄りに還元するしか、今の年金制度を維持することはできないわけです。

これをストレートに、200を保険料で払え、170しか返さないけど、と言った瞬間に、これは自助努力でもなんでもなくなります。若者にとっては、年金制度に加入するくらいなら、170は貯金やインフレ連動ビークルに投資等しておいて、残りの30と170が生む実質余剰利子で好きなだけ人生を謳歌したほうがずっとよいに決まっています。かくして、国民年金の収入をすべて保険料でまかなおうとした瞬間に、国民年金の不払いの度合いは、今よりずっとひどくなってしまうと思います。それを防ぐために、すなわち国民年金制度を崩壊させないために、一部国庫負担と言う形にして、未加入の場合の税金の払い損という不利益を意図的に発生させているのではないかと思います。

本質的には、今の若者にとっての国民年金の位置づけは、自助努力を促進させてよりよい老後のための準備をサポートするためのものというよりは、今のお年寄りに十分な年金を支払うために、拠出資金からの損失発生が半ば確定した殺人的金融商品にはめ込み、彼ら若者の老後を暗澹としたものにするための存在になってしまっています。厚生労働省や社会保険庁の建前と存在意義は、すでに大きく崩れてしまっていて(世代間扶養は保険でなくても実現でき、保険料と年金が記録管理によって紐付けされた保険による自助努力は上記の通り、仕組みとして実質崩壊している)、それでも彼らは自らの存在意義を否定できず、組織の自己保身のために今も汲々としているのだと思います。

だれか(若者)の犠牲でしか、社会的にだれか(お年寄り)を助けることはできず、かつ、それをどうしても行う必要があるなら、実際は成立などしていない自助努力などという欺瞞をちりばめるのではなく、ストレートに税金としてその費用を徴収すべきだと思います。また、今の国民年金制度では、今のお年寄りの生活を守るために、今の若者の将来の老後を危険に晒しているという点を考慮して、守る必要のない、収入や資産の非常に恵まれたお年寄りは年金を受け取らないような仕組みが必要だと思います。

こういった、ある意味まっとうな検討が、政府組織の自己保身のために、無残にも脇に追いやられ続けていると思います。

だいぶ、金融視点の話からそれてしまいましたが、次回こそは(もしあれば)、金融視点の話をしたいと思っています。

すなわち、国民年金に加入しないインセンティブを持つ人はどんな人なのか、果たして運用に自信を持つ人だけなのか、今の国民年金の構造で本当に100年安心なのかといったことに関する私見が書ければと思います。また、その他、前回のコメントでいただいた内容に対する私見なども、書けたらいいなと思っています。

(なお、今回においても、前回の最後に書いたのと同じような注意事項が当てはまります。再度、繰り返すことはいたしませんが、その注意事項を踏まえ、読んでいただければ幸いに思います。)

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2007年8月 6日 (月)

年金制度の構造的問題(その1)

年金制度の構造的な問題について、金融視点で書いて見たいと思います。年金支払記録の問題も重要ですが、年金制度自体の問題はもっと重要で、もっと着目すべきだと、個人的に考えます。また、年金制度を金融商品視点で見ることにより、その欠陥とそれが必然的にもたらす破綻の可能性が、よりくっきり見えてくると思うからです。

まず、このサイトをご紹介します。

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/kaikaku/04kaisei/dl/34.pdf

このサイトで、「国民年金は払い損ではない」という風に述べられていますが、そこには、このような場面で典型的に使われる、だましのトリックがあります。

年金給付の2分の1は国庫負担というのがそれです。例えば、2005年に20歳の人は、払った保険料に対して、1.7倍の年金がもらえます、なので払い損ではありませんという主張が、このサイトで展開されています。

でも、半ば明らかなことですが、国庫負担と言っても、結局は私たちの払った税金がその原資です。所得税、消費税はもちろんのこと、法人税でさえ、結局はそれがなければ、株式配当として株主の利益となって、我々国民の財布に入るはずだったのですから、なんら例外にはなりません。

すなわち、2005年に20歳の人は、払った保険料に対して1.7倍の年金がかえってくるといっても、税金も含めた支払貢献額はざっくり言って保険料支払額の2倍なのですから、実際の貢献総額に対する年金としての返還額は、平均的には1.7/2=0.85倍なのです。

実は、今の若者にとっては、国民年金は、40年の支払期間と20年以上の平均受取期間を有する超長期のビークルなのにもかかわらず、資金の15%を失う、いわば殺人的投資ビークルになっているわけです。

いや、この損失はたった15%ではないかもしれません。平均投資期間30年超でマイナス15%リターンってだけでも殺人的ではありますが、この国庫負担の一部が国債だとすると事態はさらにひどくなります。国債は次世代への税金ですから。すなわち、半分の国庫負担はすべての世代に公平に負担が回っているわけでは必ずしもなく、より若い世代に偏って負担がつけ回されている可能性が高いのです。

なので、本来ならストレートに、「今の人口構成では、若者には平均投資期間30年以上の元本割れの超長期投資で泣いてもらって、その分をお年寄りのため回すような年金制度になっている」と、国や社会保険庁は正しく言うべきなのです。

それをあたかも、「半分は他人の負担だから、払った保険料の1.7倍もの年金がもらえます」というような詐欺的表現をして、この明らかな構造を気付かせないまま、若者に保険料を払ってもらおうとしているわけです。

さらに、年金支払いの半分を国庫負担にしているのは、このような詐欺的な表現で、いかにも若者もこの年金制度で損はしていないと思わせるためだけではありません。

次回は(もしあればですが)、その点について書いて見ようと思います。

(なお、上記の記述は、制度の本質的な部分をわかりやすく表現するため、意図的に簡略化して述べています。したがって、正確性に欠ける部分も多々あるかと思います。あらかじめ、ご了承ください。また、個人的には、国民の義務は全て正しく果たす主義ですので、こんな殺人的ビークルにも正しく保険料を払うという、いわば奇特な人間が書いているという点もご注意ください。すなわち、上記はあくまで制度論としてその将来を憂う一国民として書いており、年金に対して何ら特定の行動を推奨していないということを意味します。また、感情論、道徳論といったものを意図的に脇に置いていることにもご了承いただければと思います。感情論、道徳論では、制度を維持し続けることは不可能に近いと考えるからです。)

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2007年8月 5日 (日)

ジョン・ボーグル氏の台詞

Vanguardのジョン・ボーグル氏がこんな台詞を言っているようです。

『「ETFはショットガンのようなもので、狩りにも使えるが、自殺にも使える」と酷評している。』(日経マネー9月号P138、「ETFってそんなにいいの?」より)

正直、この台詞はいただけないと、個人的に思います。

私には、ジョン・ボーグル氏が推奨するインデックスファンドに比べて、ETFが劣っているところが、ほとんど見当たりません。

コスト(信託報酬)はETFがインデックスファンドを主導する形で低レベルに推移していますし、氏が推奨しそうな、時価総額比例の有名なベンチマークに追随するインデックス運用のETFのビッドアスクスプレッドは、ほんと無視できるほど小さいです。

なんだか、状況証拠から判断すると、ザラ場で売買できるETFは短期投資、投機のビークルになってしまうからダメとか言ってそうな気がします。これは、完全な論点のすり替えだと思います。

別にどれだけ短期投資、投機家がそのETFの売買をしようとも、あるいはかえってその方が流動性が高まり、ザラ場で基準価格から、市場取引価格が乖離せず、いつ買っても正当な価格に非常に近い価格で買えると思います。そうであれば、もしETFの方がインデックスファンドよりも信託報酬が低いなら、インデックス投資家はインデックスファンドではなくETFを選んだ方が、間違いなく有利だと思います。

日本では、まだETFは取引コストが高いので注意が必要ですが、米国証券会社のIBでは取引手数料はたった1ドルです。まさか、氏は長期投資家でも、ETFをザラ場で買ってしまった瞬間に、魔がさして短期投機に走ってしまうと主張するのでしょうか?

コストがより低く、しかも流動性がより大きいのはメリットであってデメリットではありません。流動性が大きすぎると、投機に走ってしまうなんて台詞は、「このはさみは切れすぎる」といっているようなもので、ナンセンスだと思います。よく切れるはさみは、間違いなく価値があるのであって、よく切れすぎると怪我をするから、もっと切れない方が望ましいなんて理屈は、インデックス投資家をばかにしています。

ほんとのところは不明ですが、もし上記のような的外れな主張をするなら、氏もやきが回ったのではと言わざるを得ません。

氏は、新しい本を発売するようで、その中で

>第15章 上場投資信託(ETF) インデックス運用という名の投機

という章があるようです。この章で、氏が考えている本当のところが見えるかもしれません。また、もう英語版は存在していて、その内容は英語版を読めばわかるのかもしれません。

まあ、日本語版が出てから、本屋で立ち読みすれば十分かなと考えています。

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2007年8月 4日 (土)

借金時計

このニュース、ちょっと笑えたのでご紹介します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000009-mai-bus_all

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000087-jij-pol

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070803-00000118-jij-pol

何だか、通信回線が持たなかったようで、2時間半でアウトと相成った模様です。

元々の主旨が、何だかなあという気がします。

例えて言えば、効率性や費用対効果も考えずカネを使い、仕送りを使い果たしてサラ金に手を出した放蕩息子が、「サラ金への借金の利子が毎日これだけかかっている。急いで金送れ」と言おうとしたら、電話が止められ、手紙を送ろうとして財布を見たら切手すら買えない額しか入ってなかったといったところでしょうか。

この放蕩息子は、実家に「金送れ」というためだけに新たな借金をするに違いありません。全然問題解決になっていません。

国も、国民に対して「金おくれ」というためだけに、通信回線増強をして税金をどぶに捨てて、また借金時計サイトを再立ち上げするのでしょうか。どうもそのようです。

http://www.mof.go.jp/oshirase.htm

うーん、まさに本末転倒。こんな無駄にお金を捨てる愚だけは冒してもらいたくありません。

しかし、放蕩息子はその放蕩度合いをさらに増していくようです。問題の根本原因が棚上げされたまま。

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2007年8月 2日 (木)

サブプライム第二波

昨日は、アジア、ヨーロッパともに、サブプライムローン問題で第二波がきましたね。

柳の下をきちんと自分で納得行くまで確認したい派なので、このような情報を押さえて、その影響を自分で考えていきたいと思っています。(市場の感情的な反応の程度ではなく、現実の経済的影響をですが)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070801AT2M0100H01082007.html

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-27170920070801

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-27171120070801

国際分散、インデックスの長期投資であれば、超長期投資においてはしょせんさざ波だとして、このような情報を全く無視することもありだと思います。その場合は、やっぱり直近株価の変動もいっしょに無視する必要があると思います。

最悪なのが、どっちつかずで、感情的な市場の動きや、無責任で低レベルな雑誌や新聞の情報に振り回されて不安を煽られ、ポジションを切ってしまうことだと思います。ここは、きっちり態度を決めて、柳には決して近づかないか、柳の下を自分で納得行くまで確認するか、どちらかの態度で臨むのがよいのではと考えます。どちらの方法論も目的は同じ、市場の狂気に巻き込まれないためにすることです。

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2007年8月 1日 (水)

結果論(その2)

ほんの数年で資産を数十倍にした有名な方が、どうも運用失敗で蒸発してしまったようです。

まさに、以前のこのエントリーで書いたことを地で行くような内容です。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_2963.html

この手の話は、ほんとに枚挙に暇がないです。昔から投資運用していれば、何度も何度も目にし、耳にする話です。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_84b4.html

このエントリーも、もしかしたら関係するかもしれません。

しかし、確率的事象に翻弄されて、人生までも狂わされかねない、投資の罠は本当におそろしいですね。

宝くじに当たった人は、高確率で身を滅ぼすとよく言われますが、投資の本質であるリスクマネージメントを身につける前に、つぼにはまって億単位の資産を作ってしまうのも、似たような落とし穴に落ちる危険性が非常に大きいということだと思います。

ご当人にとっては、大変なことだと思います。これからのご幸運をお祈りしております。

まさに、禍福はあざなえる縄の如し、何が幸せかは後になって見ないとわからないものですね。皆さんも、投資のリスクマネージメントにはくれぐれも万全を期してください。私もこれからも心して運用に取り組もうと思います。

とはいえ、実際にやることと言えば、投資金額を超えた高レバレッジをかけない、リスクエクスポージャーをいつも一定にした、国際的に可能な限り分散されたポートフォリオによる長期投資を、あいも変わらず継続するのみです。最悪、20年でも30年でも放置する覚悟をしておけば、世界大恐慌でさえ怖くありません。

リスクは、避けるものではなく、いたずらに取りすぎるものでもなく、自身にとって適切な量であり続けるように、ずっとマネージメントし続けるものだと、こんな日には、改めて自身に言い聞かせたいと思います。

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