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2007年8月 1日 (水)

結果論(その2)

ほんの数年で資産を数十倍にした有名な方が、どうも運用失敗で蒸発してしまったようです。

まさに、以前のこのエントリーで書いたことを地で行くような内容です。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_2963.html

この手の話は、ほんとに枚挙に暇がないです。昔から投資運用していれば、何度も何度も目にし、耳にする話です。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_84b4.html

このエントリーも、もしかしたら関係するかもしれません。

しかし、確率的事象に翻弄されて、人生までも狂わされかねない、投資の罠は本当におそろしいですね。

宝くじに当たった人は、高確率で身を滅ぼすとよく言われますが、投資の本質であるリスクマネージメントを身につける前に、つぼにはまって億単位の資産を作ってしまうのも、似たような落とし穴に落ちる危険性が非常に大きいということだと思います。

ご当人にとっては、大変なことだと思います。これからのご幸運をお祈りしております。

まさに、禍福はあざなえる縄の如し、何が幸せかは後になって見ないとわからないものですね。皆さんも、投資のリスクマネージメントにはくれぐれも万全を期してください。私もこれからも心して運用に取り組もうと思います。

とはいえ、実際にやることと言えば、投資金額を超えた高レバレッジをかけない、リスクエクスポージャーをいつも一定にした、国際的に可能な限り分散されたポートフォリオによる長期投資を、あいも変わらず継続するのみです。最悪、20年でも30年でも放置する覚悟をしておけば、世界大恐慌でさえ怖くありません。

リスクは、避けるものではなく、いたずらに取りすぎるものでもなく、自身にとって適切な量であり続けるように、ずっとマネージメントし続けるものだと、こんな日には、改めて自身に言い聞かせたいと思います。

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