« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月

2007年10月31日 (水)

WisdomTreeの新興国小型高配当株ETF(その2)

表題の件、もう当該ETFが出来上がったようです。私はこちらのサイトで知りました。

http://blogs.yahoo.co.jp/the_beach_ossan/6629765.html

確かに、WisdomTreeのサイトに行くと、DGSというこの新しいETFのページが出来上がっています。

http://www.wisdomtree.com/etfs/fund-details.asp?etfid=53

今回は、ずいぶん早かったですね。

ご参考までに、ご紹介しておきます。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007年10月27日 (土)

WisdomTreeの新興国小型高配当株ETF

WisdomTreeのサイトを見に行くと、WisdomTree Emerging Markets SmallCap Dividend Indexのページが出来ています。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=82

これは、WisdomTreeの新興国高配当株ETFのときのパターンと同じですね。以前の時と同様に、数ヶ月後には、新興国小型高配当株ETFが実際に発売されそうです。

以前、isharesの新興国小型株ETFがSECにファイルされたという記事を書きましたが、今のところ、まだこのETFは発売されてなさそうです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/isharesinternat_40bd.html

どちらが先に販売開始するのでしょうか。

WisdomTreeの方は、WisdomTree Emerging Markets Dividend Indexの時価総額下位10%が、この小型株ETFの投資先のようです。

以前書きましたとおり、新興国の小型株ETFはウルトラハイリスクウルトラハイリターンなビークルになりそうですが、バックテストグラフを見てもまさにそんな感じです。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=82#history

タイミングが悪ければ、軽く半分以下になってしまいそうですので、それを踏まえた上でポートフォリオの一部として少々持つという使い方が普通の使用方法となると思います。あるいは、新興国が見捨てられる時代がまた来たら、PER5倍とか6倍といったタイミングでウルトラバリュー投資で拾うのも、使い方としては面白いかもしれません。(そんな時代が、いつかまた来るのかどうかもちょっとわかりませんが)

個人的に将来買うかどうかは別にして、また面白い選択肢が増えるのは純粋にうれしく、また楽しみです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月25日 (木)

大証の中国A株ETF(ETN)について(その3)

本日の日経の朝刊に表題の件に関する記事がありました。

証券会社の自己売買による買い付けが当面の間禁止

だそうです。

昨日今日、このETFに関する疑念のエントリーを書いていますが、このニュースも、個人的にヒジョーに怪しいです。

まず、「証券会社の自己売買による買い付けが当面の間禁止」されたということは、昨日以前に「証券会社の自己売買による買い付け」が実際にあったと見るべきです。

では、実際、どの証券会社が買ったのか。

普通、証券会社であれば、わざわざ大証から買わなくても、中国本土株の買える世界の事業会社からリンクノートを自由に買うことができるはずです。わざわざ、1割り増し2割り増しで買って、短期で野村の玉をぶつけられて大損したい、証券会社の自己売買部門がたくさんいるとも思えません。

そういう、普通の証券会社の自己売買部門にとって非合理な状況でも、1社だけ、合理的なケースがあると思います。

それは野村證券です。この会社だけは、いくら自己売買部門がこのETFを割高で買っても、野村グループ全体では損をしないからです。

昨日一昨日に野村證券の自己売買部門がこの中国株ETFの買いに入っていたとしたら、相場操縦といわれても仕方がないと思います。

これについても、私個人の杞憂であって、事実無根であってほしいと思っています。大証は、野村関係の自己売買部門が、この中国株ETFの売買に関与していないことを公正明大に開示してほしいと思います。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

大証の中国A株ETF(ETN)について(その2)

表題の件についての昨日のエントリーは、以下のような情報もあり、書いています。

http://blog.goo.ne.jp/takashi31415/e/3197c0bcd24d8d30083af1a30d7278ed

仕方の無い理由による高騰ではなく、このような野村の指値と玉の制限により、意図的に高値操作している可能性が、ありありと疑われます。

真実は不明ですが、もし、たかが5億円や10億円といった水準のお金をボッタクリたいがために意図的な演出でやったことだとしたら、その行為による自身の業界の損失がどの程度になるかに全く考えが及ばない、愚かな業界であることが如実に判明します。

このような、わざわざ自身の業界の投信とほとんどかぶらない辺境のETF(ETN)を上場し(既得利益温存のため)、ETNをETFと言い張って売り、ETFの持つ自動的な価格裁定機能がない事を悪用して小金を稼ぐといったような疑いが持たれる一連の行動を見るにつけ、ああ、この国はまともにETFの市場を育てるつもりなどさらさら無いのだなと思ってしまいます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年10月24日 (水)

大証の中国A株ETF(ETN)について

表題の件について、以前のエントリーに本日ご質問があり、当方より回答しています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/etf_a655.html

個人的に今の状態に対する疑念がありますが、野村の内実等を全く存じていないため、現状の状況の妥当性につき、きちんと判断することができないでいます。

もし、何かご存知の方がおられましたら、ご教授いただければ幸いです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年10月21日 (日)

FXI Halted at NYSE(その2)

表題の件、NYSEがこの件に関して開示した文章がありますので、ご参考のために載せておきます。

http://www.nyse.com/pdfs/FXI_Halt.pdf

中の文章を読むと、下の方のパラグラフで、こんなことが書いてあります。

「NYSEでの売買停止とそれに伴う既存の発注のNYSE Arcaへの回送は、ある注文フロー活動とマーケットの質を保持する取引所の目的にてらした、マーケットマネージメントに関する決定である。FXIとそれに類するものはNYSEに上場されたタイプA証券である。今回の事象はファンドの発行体や、以前アナウンスしたNYSE上場ETFのNYSEからNYSE Arcaへの移行プランとも関係がない。

FXIのNYSEでの売買停止は、10月19日金曜日いっぱい継続する。この間、FXIに関する発注は全て、NYSE Arcaへ回送される。FXIはNYSE Arcaにて、オープニングとクロージングオークションが行われるだろう。売買再開の際には、全てのマーケット参加者に事前にアナウンスする。」

(訳は、例によって当方の適当な訳ですので、その正確性は保証できません。)

やっぱり、よくわからないのはわからないのですが、取引所の都合のようであり、また代替決済手段がきちんと確保されているので、一般の投資家は全く気にする必要はなさそうですね。

ご参考まで。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2007年10月20日 (土)

うーん、笑える

この本のAmazonの書評(カスタマーレビュー)はちょっと笑いました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534042841/blogforjapan-22

立ち読みでさらっとしか読んでいませんが、こんな本を絶賛する書評があるとは、お笑いです。(やっぱり業界のサクラですかね。)

私も、絶賛書評には、「このレビューは参考になりましたか?」に全て「いいえ」を押しておきました。

Amazonの書評って問題ありすぎですね。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2007年10月19日 (金)

FXI Halted at NYSE

今日、IBから表題のようなE-mailが来てました。

あまり真剣に読んでいませんが、今日(19日)NYSEではFXIが売買停止のようです。

なぜなのでしょうか。特に急いで売るつもりもないし、個人的には全然困ってはいないのですが、純粋に興味本位で理由を知りたいと思います。

ざっと見た範囲ではその理由は見つかりませんでしたが、明日、またじっくり確認してみようと思います。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年10月15日 (月)

一生お金に困らない人のシンプルな法則(その2)

フィナンシャルフリーダムは人生の最終目標ではありません。どちらかというと、第二のスタート地点といって良く、生活のために働かなくても良くなった後で、どう生きるかというのは結構重要で、またとても難しい命題だと思います。たぶん、唯一の正解も存在していないのだろうと推測します。

当ブログでは、フィナンシャルフリーダムを達成するための手段としての視点で書き続けていますが、それは当方がその目的のために行動し、実践する中で学んだことを、何かの世の中に役に立つ形で還元したいという思いがあってはじめたものです。

私自身の最も大きな興味は、ここ数年ずっと、フィナンシャルフリーダムを達成した後のことにあって、そのことについて学ぶ機会を探し続けてきたのが実際のところです。

フィナンシャルフリーダム達成の手段に限らず、いろいろな目的や問題の解決手段を得る等のために、私は数多くの書物に当たってきました。実際、本から教えてもらった貴重な本質や真理と思えるポイントはとても多く、本から学ぶ習慣を持っていて本当に良かったと思っています。

なので、フィナンシャルフリーダムを達成した後で、生活のために働く必要がなくなってからどう生きていくかという点についても、この点について書かれている書籍を探し、読むようにしています。しかしながら、この視点で書かれている書籍はなかなか容易には見つからないですね。

表題の本は、以前、既に読んでいる途中の時点で、当ブログで一度ご紹介しましたが、この本は上記の命題について書かれている数少ない本のひとつだと思います。実際に最終章で、フィナンシャルフリーダムを達成した後の収穫期をどう生きるかについてまとめてあります。

それはたぶん、この本の著者が、実際に47歳でリタイヤして、その後生活のためではなく自分の望むことをして長い間生き続けている人だから書けるのだと思います。おそらくは、そういうふうに生きた人の絶対数が少ないからこそ、そちら側の人の話すこと、書くことに触れる機会はとても少なく、また貴重なことなのだと思います。

そういう意味で、ただ単に第二のスタート地点までの道しるべを示すだけではなく、本当の目標について改めて気付かせ考えさせてくれる、とても良い本だと思います。

本当の目標は、フィナンシャルフリーダムそのものにあるのではなく、フィナンシャルフリーダムを達成することにより、そうでなければ実現できなかったことを実現して、自分の人生をより良いものにすることだと思っています。そのために何を目指し、どこに向かっていくべきかということを、今は学び、考え抜いて、自分だけの解を見つけようと思っています。

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2007年10月14日 (日)

ETFの上場廃止について

表題の件につき、ことさらにETFの上場廃止について懸念を表明する方々が様々な方面の有名な方々を含め存在し、当方も、このブログだけでなく、他の掲示板においても議論を交わしたりして、この点についてのバランスの取れた見方をすることを主張してきました。

つい先日も、下記エントリーのコメントで、その話題が持ち上がり、当方の見方、考え方を書かせていただいています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/etf_a655.html#comments

最近、当ブログにも時々コメントを下さる水瀬ケンイチさんが、楽天証券に突撃取材をされたようで、その様子をブログエントリーでご紹介下さっています。その中で、このETFの上場廃止に関する点について、楽天証券とやりとりされた内容が含まれています。

http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-577.html#more

このやりとりを読んで、あらためて安心された方もいらっしゃるのではないでしょうか。(水瀬さん、ありがとうございます。)

識者や有名な方を含め、ETFとクローズドエンドファンドや投資信託との類似性や、何が異なるかというポイントを整理することなく、ことさらにETFの危険性を喧伝する場面をあちこちで見続けてきました。しかしながら、当方は、証券会社にお金を置いておく信用リスク、投資信託にお金を預けていることの信用リスクに対して何も指摘しない一方で、ETFの信用リスクをことさらに喧伝する、その異常なバランス感覚にものすごい違和感を感じ、ETFの信用リスクについて、もっとバランスの取れた見方をすべきだと主張してきました。

このETFとクローズドエンドファンドや投資信託の関係についても、当ブログの下記のエントリーを読んでいただくと、よく理解できると思います。(このエントリーは以前もご紹介したので、継続して当ブログを読んでくださっている方は、すでに読まれている内容だと思いますが)

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/etfetnno_3c5e.html

ETFもクローズドエンドファンドも一般の投資信託も、その価値を支える実物資産が、法的に守られた区分管理された資産として、信託銀行に存在していること、そのような、販売者とも運用者とも異なる第三者の受託会社が資産管理することで、その安全性を法的にも物理的にも確保するしくみになっていること、このポイントはETF、クローズドエンドファンド、一般の投資信託の3者で全て同じことを理解し、押さえておく必要が、この話を語るときには欠かせません。

この間の長寿投信に関するニュースでは、日本の日本株式ファンド(投資信託)だけでも、過去1000個のファンドが償還を経験していることが、確か書かれていました。また、当方はそのデータを把握していませんが、日本や米国等の過去を参照すれば、クローズドエンドファンドの上場廃止や償還の歴史事例も必ずあると思います。

ETFの上場廃止も、信託銀行にある実物資産価値を、各投資家に返還するプロセスであって、その本質は、クローズドエンドファンドの上場廃止や一般の投資信託の償還と何ら変わりません。これらの、山ほど存在しているだろう先例で、お金が戻らないだとか、大きな穴が開いただとかという過去事例が溢れかえっているわけでもなんでもないのに、その先例と本質的に同種であるETFの上場廃止時のリスクをことさらに強調することは、著しくバランスを欠き、読む方を不必要に怖がらせ、言われ無き理由で優れた運用ビークルの足を引っ張ることに結果的につながってしまっていると、私は考えています。

多くの方が、その構造を正確に理解し、安心して優れたビークルを利用していただくような世の中になって欲しいと、心から願っています。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年10月10日 (水)

RSX

最近、RSXに関するアクセスが多いですね。

ご存知ない方のために補足すると、US市場に上場しているロシア株ETFのティッカーシンボルのことです。

以前にも当ブログで、このETFが上場した際に取り上げています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/bri_6a44.html

別のエントリーのコメントでも触れましたが、残念ながら、楽天やイー・トレードといった日本の証券会社では今のところこのETFは買えません。

8月のサブプライム問題からの回復も、BRICsといった新興国主導の展開で、特に中国本土株に引きずり上げられた中国H株の反発には目を見張るものがありました。おそらくは、その新興国群のうち、政治的要素もあって比較的出遅れで割安のロシア株を物色する流れになっているのでしょうね。

いかにもという感じです。

このようなETFも、早く日本の証券会社で取り扱っていただき、コストの塊のような日本の新興国ファンドにぜひ引導を渡して欲しいものです。

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2007年10月 7日 (日)

US除く世界国債ETF

与六さんのブログで、US除く世界国債ETFがUS市場で販売開始されたことが紹介されています。

http://yoroku.blogspot.com/2007/10/etf.html

ティッカーシンボルはBWXとのことです。なぜか、まだ、ポートフォリオが日本国債ばっかりのようですが、ベンチマーク通りのアロケーションが出来上がれば、使い勝手の良い魅力的なETFだと思います。

US除く世界TIPS債券ETFのほうはどうなっているのかな。時間あるときに調べて見ようかと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/ustipsetf_1f64.html

与六さん、ご紹介ありがとうございました。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年10月 6日 (土)

大証ETF

大証が中国本土株ETFを上場するとのことで、すでに様々なブログで反響を呼んでいるようですね。

http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=d2c0403404&date=20071004

個人的には、様々な意味で嘆きとぼやきのコメントしか出てきませんので、それについては、以下の有名なブログサイトをご覧いただくこととして、当方からコメントは差し控えることとしたいと思います。

http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-385.html

当方からは、1点、この中国本土株のETFに関することについて、なかなかどこでもコメントされないポイントがありますので、それについて触れておきたいと思います。

この大証が中国本土株ETFと称して上場させる商品は、米国ではETFとは呼びません。米国ではETN(Exchange-Traded Note)と呼びます。実物株式が信託される方式ではなく、そのベンチマークへの連動を保証するNoteを発行するカウンターパーティが存在し、その発行体の信用リスクを負う形の、ETFの定義には厳密には当てはまらない商品です。

以前もETNについては当ブログで取り上げたことがあります。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/etfetnno_3c5e.html

以前の金のETF(と称する商品)でもそうでしたが、大証は、この形の商品をETFと言い張り続け、投資家に対して、その商品のしくみとリスクの所在の違いをきちんと明示した上でETFとETNの市場を作ろうという意図がまるでなさそうですね。

当方はこれを、日本の市場の未成熟さゆえの現象の可能性が高いと解釈しています。

折りしも、この十月から金融商品取引法が適用され、商品の内容とリスクがきちんと理解されないまま販売され、購入される事態を回避することを目的とした世の中の動きの中での、この大証と証券業界の対応です。

実に象徴的な現象だと思います。

AAA(トリプルA格付けを有する)会社群であったとしても10年20年以上の期間を経る間には、将来デフォルトする企業が有意なパーセンテージで存在することになるのが過去の統計上の実態です。すなわち、10年20年以上の長期投資を指向するときには、資産の実物が区分管理されていて、かつ法的にも保有者に対してその区分管理資産の権利が守られている商品か否かというのは、実はとても重要な商品選択基準であると思います。

その重要なポイントをきちんと一目でわかる形に表示して商品を売ろうとしない、この日本の取引所と業界の態度には、個人的にどうしても憤りを感じざるを得ません。

「今の中国本土株市場に10年20年の長期投資をしたいという人なんていないよ。」と言われればその通りではあるのですが、そう言われると「そんな粗悪品を粗悪品と認識した上で上場なんかするなよ。」と言いたくなります。

うーん、やはりぼやきになってしまいました。では、今日はこの辺で。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007年10月 4日 (木)

インフレの芽?(その6)

さらに、目に付いた値上げ関連のニュースを挙げておきます。

<食品の値上げ続く・日水やプリマハムなど、原料高でコスト増>

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071002AT1D0108O01102007.html

<日本製粉、業務用小麦粉を値上げ・11月から>

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070926AT1J2600526092007.html

<コクヨS&T、紙製品15%値上げ・原料高転嫁>

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070925AT1D2507E25092007.html

<明星食品、即席めんを10%値上げ・原材料の価格高騰>

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070925AT1D2506125092007.html

値上げの原因は、ほんと、判で押したように同じですね。

ついでに、以下は今までなかなか値上げできずに、食品会社が苦しんでいたことがわかるニュースです。

<日清食<2897.T>売り気配、営業益18%減との報道>

http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK003118220071003

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年10月 3日 (水)

「長寿投信」販売が低迷

本日の日経新聞の夕刊に『「長寿投信」が低迷』という見出しで、販売しやすい(たぶん、販売手数料が高く、目新しさでお客を釣れる)新商品を販売しがちな金融機関と、過去の運用成績をまるで省みない(たぶん、単に自分で考えずに、金融機関の言うなりで買う)お客について触れた記事がありました。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071002AT2C3000202102007.html

(上記は、その夕刊記事の日経ネット短縮版です。)

この記事自体は、「まあ、たぶんそうだろうな」と納得できる内容ですが、その記事の中で、特に気になったところがありましたので、このエントリーで、今回取り上げてみました。

気になった記事の部分は、以下の文面の後半の部分です。

「日本では投資家の資金が新しい投信に流れる傾向が強い。例えば日本株で運用する投信の場合、運用期間が長い投信からは過去1年間で7千億円以上の資金が流出したのに対し、運用期間1~3年の投信には約2百億円が流入した。

一方、運用成績をみると、長寿投信は新しい投信を上回っている。日本株投信では長寿投信が平均で東証株価指数(TOPIX)を年率2.7%上回ったのに対し、1~3年の投信は同3.1%下回った。日本株投信は運用期間が長いほど、リスクが小さくなり、運用成績が向上するとされる。」

この文面の後半の記述、正しいと思われますでしょうか?

アクティブファンドの運用成績は、高確率でベンチマークに負けるのが普通じゃなかったのか?実は日本市場だけは違うのか?

という疑問を持たれる方もいるかと思います。

安心してください。(安心すべきことではないのですが。)

そんなことはありません。私の知る限り、アクティブ運用がお粗末なのは万国共通で、日本市場も決して例外ではありません。(信頼できる数々の機関、研究者等の分析結果レポートや文献で、日本株ファンドも長期の運用ではベンチマークに高確率で負けることを、当方は確認しています。)

では、日経新聞の今回の記事の記述は何なのでしょう?

これを理解するキーワードがあります。「生存者バイアス」あるいは「残存者バイアス」というキーワードがそれです。(資産運用に関するしっかりとした文献や書籍を読みこなしている方にとっては常識だと思いますが)

長寿投信の影には、運悪く運用成果が振るわず、ファンド残高も右下がりで減少し、早期償還の憂き目にあったファンドが、実は山ほど存在しています。

その数は、とてつもないものがあるはずです。それは、例えばモーニングスターサイト等に行って、運用期間1年以上、3年以上、5年以上、10年以上の投信の数を調べてみれば、容易に想像がつくと思います。

その数字は、運用期間が長くなればなるほど、劇的に減少します。今回の新聞記事にあるように、日本では運用期間10年以上の投信はゼロとのことです。毎年何十、何百と設定された投信は、主に運用成果が悪く残高が無残な結果となったファンドから順に、10年もかからず、全てが消えてきたのが日本のファンドの過去の実態だと思います。

その状態で、7年とか9年生き残ったファンドだけのパフォーマンスを測定すれば、設定された投信のうち、運が良かったごく一部の生き残っているファンドのみのパフォーマンスを測定することになりますので、ベンチマークを上回ることは十分あり得る話なのです。

でも、これは、投信を買って10年以上の長期で運用することを決意して継続すれば、高確率でベンチマークに勝てるということを意味しません。上記のような構造から、「圧倒的高確率で、保有ファンドは運用成果が悪く、運用残高も細るファンドとなって、早期に償還を食らう」というのが、悲しい現実だと思います。

この運良く生き残ったファンドのみを測定対象にすることによって、あたかもアクティブ運用の実力が高いかのように、見かけ上見えてしまうこの効果を「生存者バイアス」や「残存者バイアス」と呼んだりします。

なので、上記引用した日経の新聞記事の文章は、正確に表現すると、

「設定されて間もない何十、何百というファンドのうち、7年とか9年生き残れる、非常に数少ないファンドを選ぶ、とても確率の低い幸運に恵まれたときには、ベンチマークを上回れる可能性が高い。」

となると思います。すなわち、アクティブファンドに投資してベンチマークを上回るには、ろくに判断の材料や実績もない設定間近の何十、何百のファンド群から、長期に生き残れる数少ないファンドを正しく選んで、ずっと継続する必要があるわけです。まさに、本物の幸運が必要なわけです。

新聞記事に、「あれっ?」と違和感を感じた方、あるいは、「日本株ファンドは長期で運用継続しているファンドを選べば、ベンチマークに勝てる可能性が高いのか。これは良いことを聞いたぞ。」と思われた方は、ご参考にされてはと思います。

特に、後者の感想をもたれた方は、左のサイドバーで紹介している、「インデックスファンドの時代」やその他のインデックスファンドとアクティブファンドの長期の実証統計結果を示している書籍等を読まれることをお勧めします。

新聞も、読者をミスリードしない程度には、運用の知識を持っていて欲しいなと思います。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2007年10月 2日 (火)

一生お金に困らない人のシンプルな法則

昨日、表題の本を見つけて買いました。

まだ、半分も読んでいませんが、このブログのスタンス、方向性にもかなり近いと思います。また、よい本だなと感じました。

読んだところでは、

「時間は『アクティブ』に、お金は『パッシブ』に投資する」

「他人が期待する生き方ではなく、自分が望む生き方をする」

というところが、特によいと感じました。

投資の初心者の方にも、こういった本で最初に、投資においてのシンプルであることの強力さ、人生トータルで考えたときの有利さと、投資の人生における位置づけに対する本書のような考え方にまず触れて欲しいなと思います。

全部読んで見て、さらに追加して触れるべき点等がありましたら、また書評を書いてみようと思います。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »