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2007年10月10日 (水)

RSX

最近、RSXに関するアクセスが多いですね。

ご存知ない方のために補足すると、US市場に上場しているロシア株ETFのティッカーシンボルのことです。

以前にも当ブログで、このETFが上場した際に取り上げています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/bri_6a44.html

別のエントリーのコメントでも触れましたが、残念ながら、楽天やイー・トレードといった日本の証券会社では今のところこのETFは買えません。

8月のサブプライム問題からの回復も、BRICsといった新興国主導の展開で、特に中国本土株に引きずり上げられた中国H株の反発には目を見張るものがありました。おそらくは、その新興国群のうち、政治的要素もあって比較的出遅れで割安のロシア株を物色する流れになっているのでしょうね。

いかにもという感じです。

このようなETFも、早く日本の証券会社で取り扱っていただき、コストの塊のような日本の新興国ファンドにぜひ引導を渡して欲しいものです。

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コメント

VMaxさん

いつも楽しく読んでいます。私も最近、Gazprom や Lukoil などがほしくて、でもADRでこうした個別株は買えないようなので、少額、RSXに入れることにしました。BRICsではロシアにだけ現地に立ったことがなく、自分で見たことがない国は買わないことにしていたのですが、最近の情勢でエネルギーがやはり欲しくなった、というところです。早くロシアにも行かなければなりませんね。

ところで、VMaxさんのお考えでは、BRICsに傾ける資産配分は何%ぐらいという感触でしょうか。いちカイにヤリの踏み上げ太郎さんなんかは「100%つっこむ」とか怖いことを書いてらっしゃいましたし、一方で橘玲さんは「市場のインデックスを時価総額の比率に応じて保有する」という世界市場ポートフォリオの考えのようで、新興国投資には懐疑的な書きっぷりでした。

VMaxさんも以前、「中国本土株50%、ベトナム株50%なんてのは、ポートフォリオでも分散投資でもなく、競馬と競輪を半々で勝負してますという姿」と書いておられました。その反面、世界株式の時価総額比率に応じた配分もナンセンスである旨(高値づかみの危険性でしょうか)、書かれていたように記憶します。いろいろな方の意見を見ると、新興国へは「全体の5%から多くて20%」と書いている人が多いように見受けられました。でも、「なぜその数字?」という説明をされている方はみかけません。あくまで「感じ」なのでしょうか。

自分のことをいいますと、全体の金融資産の20%を上限として課しています。なぜかというと、まあやっぱり「感じ」なんですが。ある種の定石通り、「100-自分の年齢」%を株式に、さらに株式部分を3分割して、3分の1をハイリスクの新興国ETFと個別株、という方針にしています。趣味と勉強をかねてです。でも、最近、新興国配分はもっと多くていいのかなと思うようになってきました。米国のサブプライム問題に辟易したのと、『人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか』(水野和夫 日本経済新聞社~ いい本だと思います)の近代論に納得したからです。ちょっと浮足立ってるかな、と自覚していますが。

投稿: 西中野 | 2007年10月12日 (金) 12時27分

西中野さん、どうもです。

なかなか深いテーマですね。

おそらくこのテーマに対して、だれも根拠付での特定アロケーションの妥当性を示すことはできないと思います。
(現在の最先端の金融理論でもたぶん無理だと思います。)

私のことをお話しますと、国際分散投資に踏み出したときに、原則100%の投資資金を株式へ投資、US:US除く先進国:BRICs等新興国をイコールウェート(すなわち3分の1ずつ)で始めました。

日本と心中することも、アメリカと心中することもいやだったので、このアロケーションになりました。

昔はBRICsその他新興国はPER一桁の国がごろごろしていました。今はもうなかなかそんな国は見つかりません。そのような、新興国群のPERが軒並み急上昇していく中で、私のポートフォリオ中の新興国比率も今は30%を大きく越えています。

無機質な純粋理論の立場に立てば、高リスク高リターン、低リスク低リターンの関係が全てのビークルで成立していて、この純粋理論に寄って立つならば、新興国のリスク>先進国のリスクであることが納得できれば、先進国と新興国の比率がどれだけであろうとも、単に低リスク低リターンの選択肢と高リスク高リターンの選択肢のどちらを選ぶかという問題でしかないと思います。

そのリスクエクスポージャーが1個人としてずっと維持し続けられる限り、どんな先進国:新興国比率もある程度には合理的に適切だといえると思います。あくまで、「無機質な純粋理論の立場に立てば」ですけれども。

上で、今PER一桁の新興国が見つからなくなってきていることについて触れましたけれども、このポイントは単純に「無機質な純粋理論の立場に立つ」ことがなかなか出来ない要因だと思います。

新興国が投資対象として無視され、PERが5倍とか6倍とかといったクレイジーな低い水準の時代にも、等しく新興国群に投資しつづけていたり、あるいは将来またそんな事態になっても新興国群には粘り強く何十年も投資し続ける意志が強固なのであれば、上の「無機質な純粋理論の立場に立つ」ことは全く持って妥当になると思います。

でも、なかなかそこまでの覚悟をもって新興国投資に踏み込む人は結構少ないのではと思います。
今、中国H株の予想PERは30倍に近づいてきています。ブラジルもロシアも13倍を超えてきており、先進国並みの水準になりつつあります。
実際は「無機質な純粋理論」のように、いつ投資しても、同じトレードオフの高リスク高リターンビークルではないと思います。オッズはいつも同じではないのが、千鳥足ではない株価の動きの現実だと私は思っています。
(私はバリューの入ったインデックス派であって、本当に純粋なインデックス派ではないので、こういう考え方になってしまいます。)

これから、新興国の比率を上げていくことが正解か不正解かは、神様ではない人間にはだれにもわからないと思います。おっしゃる通り、過去とは異なる新興国中心へと世界経済が流れていく可能性も多分にあると思います。そのわからない流れに対してベットするのも、ある意味投資の本質だと思っていますので、答えになっていませんが、どちらに賭けるのも正解と言えると思います。

ただ、上記で見たバリューの視点から言うと、オッズは急速に悪くなってきていると私は認識しています。私が過去狙ってきた新興国ディスカウントはもはや消えてきており、この点では新興国をオーバーウェイトにする根拠(理由)の1つは薄れてきていると思います。
私も、新興国勢力の拡大した新たな資本主義世界の到来にベットしたいと思っていますが、そのストーリーが必ず実現するという自信も持っていませんので、割高になった新興国からウェイトを多少減らして、ディスカウントの消えたビークルとして考えても超長期投資のリスクエクスポージャーとして許容可能な水準にまで下げ、かつインフレ連動債ETFや商品ETFといったその他インフレ対応ビークルをポートフォリオに混ぜたいと考えています。資源、食糧やインフレは新興国の発展の息の根を止める可能性の高い要因だと思っていますので。

わたしが、今、もし西中野さんの立場なら、過去の新興国と先進国市場の下落幅から現実的に過去直面しただろう最大損失幅を仮計算して、その損失幅に仮に直面しても、当初の予定通り数十年の投資を貫徹することができると思える範囲かどうかを検討して、OKならば増やしますし、だめそうなら止めると思います。

参考になるかどうかはあまり自信がないですが、私はこんなふうに考えています。

以上、よろしくお願いいたします。

投稿: VMax | 2007年10月12日 (金) 22時31分

VMaxさん

ありがとうございます。またも濃い内容の回答で、おっしゃっていることを全部咀嚼するのに時間がかかりそうですが、それもまた楽しみであり、勉強しながら解決していこうと思います。とりあえず、現在の最先端の金融理論では「資産運用はアセットアロケーションが一番大事」といわれるのに(であるからこそ?)、現在の最先端の金融理論では、根拠付での特定アロケーションの妥当性を示すことはできない、というところに、深さとおもしろさを感じました。

投稿: 西中野 | 2007年10月14日 (日) 15時47分

ちょっと教えてください。
アメリカのダウ工業指数とナスダックの数字を毎朝布団の中で、朝5:13ごろNHKラジオのニュースの中で聞いていますが。時々寝過ごしたり、夢まどろんで聞きもれています。
インターネットで見ることが出来ると思いますが、『html』をもしご存知なら教えてください。

投稿: タイヨウ | 2007年10月15日 (月) 20時39分

タイヨウさん、どうもです。

オーソドックスにUSのYahoo Financeなんかはいかがでしょうか。

http://finance.yahoo.com/

投稿: VMax | 2007年10月15日 (月) 22時21分

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