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2007年11月24日 (土)

firstrade口座開設ガイド本

海外投資を楽しむ会から、米国証券会社であるfirstrade証券の口座開設&利用ガイド本が出版されるようです。

http://www.alt-invest.com/pl/book/usa_manual2/index.htm

米国証券口座を作ってみたい方は、参考にされてもよいかもしれません。

この本のイントロダクションでは、世界市場にもっとも効率良くアクセスするための、米国証券会社を用いた投資スキームが効率良く書かれていますので、参考になるものと思います。

http://www.alt-invest.com/pl/book/usa_manual2/intro.htm

ちなみに、当ブログでも以前、以下のエントリーでfirstrade証券について書いています。ご参考まで。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/firstrade_d789.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/firstrade_902b.html

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コメント

いつも大変ためになる情報をありがとうございます。AICの会員になってずっと海外投資口座を持とうと考えているのですが、あそこでは一言で言うと「素人はやめておけ、大変だから」というスタンスですよね。実際、海外口座をお持ちになって取引をされていて、どの程度の負担を考えなくてはならないのでしょうか、特にトラブル時
(入出金時に多いようですが)については気になります。漠然とした質問で申し訳ないのですが、よろしくお願いします

投稿: きり | 2007年11月30日 (金) 03時22分

きりさん、はじめまして。

たぶん、海外証券口座を持たれたことのない方がイメージするより、実際に口座を作って運用しているときの負担は驚くほど少ないと思います。

唯一現実的に負担となり得るとすれば、やはりおっしゃるような入出金のケースが典型的なケースでしょうか。

個人的には、入金(送金)でトラブルになったことはただの一度もない(おそらく数え切れないほどの回数で送金しています)ので、その苦労は全く経験しておらずよくわかりません。

出金の場合は、苦労するケースがあります。例えば、IBの場合は、短期に多くの出金先のシステム登録をしたケースにおいて、先方証券会社がその登録が本当に本人からの請求に基づくものかどうか確認するために、電話による本人確認プロセスを求めたことがありました。

顧客が犯罪に巻き込まれるのを防ぐためのセキュリティプロセスの1つだと思います。ただし、今はワンタイムパスワードによる追加セキュリティプロセスが加わってきているので、その場合もこのような本人確認プロセスがあるかどうかはわかりません。

今は日本人はAmeriTradeに口座は作れませんが、この証券会社でも最近は、新規の出金登録で、電話での本人確認プロセスが必要になっているようです。

ただ最近では、当方は未確認ですが、IBの香港のヘルプデスクでは日本語対応しているという話も確かありましたし、IBはトラブル等のやりとりのために、アカウントマネージメント内でE-mailやチャットのやりとりに似た、トラブルチケットというしくみを用意していたり、万一のケースの先方証券会社とのやりとりの負担は、過去に比べてずいぶん軽減されてきているように思います。

いずれにせよ、海外証券会社を利用する場合は、万一の場合、先方証券会社と電話で交渉する必要があると想定して、それをする覚悟はもっておく必要はあると思います。(ただし、本当に万一の場合であって、もしかすると一回もそんなケースはないかもしれません。)

そういった前提の下、個人個人でリスクや苦労とメリットを量りにかけて、判断すればよいものと思います。

最後に個人的意見になりますが、海外証券口座のハードルも、英語のハードルとその性質がずいぶん似ていると思います。片言英語でUSでビジネスや生活までこなす人もいれば、TOEICで満点近く取れる能力がありながらそのような海外とのコミュニケーションが十分できず、しり込みする人もいると思います。要は目的を果たせさえすればよいのですから、自分で流暢に英会話を駆使して問題を解決しなさいなどとは誰も要求していないわけです。間違いなく本質的な部分は語学力以外のところにあると思います。

こんなところですが、ご参考になりましたら幸いです。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: VMax | 2007年11月30日 (金) 07時25分

お返事ありがとうございます。バリューETFを買いたいので、口座を開設しようと考えています。VMAXさんはIB証券とFIRSTRADEを両方お使いのようですが、たとえばインデックスETFを月5万円づつ積み立てていくとしてどちらの証券会社にすべきでしょうか?やはり5万くらいしか投資ができないならばセゾンの投資信託あたりをやっているのが無難なのでしょうか?

投稿: きり | 2007年12月 5日 (水) 01時22分

きりさん、どうもです。

私自身の話をしますと、IBは私にとっては最高に使い勝手の良い証券会社で、メインとして使っています。ただし、投資信託は扱っていませんので、投資信託を買いたい場合に備えてFirstrade口座を開設しています。実際、Firstradeでは投資信託のみを保有し、配当再投資の取扱いにして、もう何年もほったらかしの状態です。

バリューETFの毎月積み立ての場合の適切な証券会社についてのご質問をいただきましたが、手数料その他の金銭的なところや入出金の手続き等については、当ブログやその他有益なブログ他をあらためてご確認いただければと思います。どちらか一方が決定的に有利ということもないと思いますが、個人的には総合的に考えてIBが良いと思います。

おっしゃるように、資金が溜まるまでは、日本の証券口座で積み立てる手もありますし、それも悪くはないと思いますが、いずれ海外口座を開いて資金移動するつもりならば、「善は急げ」で最初から海外口座で運用してもよいと思います。

ここからは100%私見になりますが、日本の投資環境が、世界一(と少なくとも当方が評価している)US市場での投資環境に追いつく日は決して来ないのではないかと思っています。

世界中の資金が集まり、世界一の流動性が集まる場所に、世界中で最高の人材が集まり、最も魅力的な商品が先陣を切って開発され、世界最高レベルの厳しい競争により商品のコストも最低レベルに収まるのは、ある意味自然の摂理だと思います。

インデックスファンドはUSで生まれました。ネット証券会社もノーロードファンドもETFも、おそらくはUSで先陣を切って生まれたのではないでしょうか。(きちんと検証したわけではないので確証はありませんが)これらについても、一番最初に興隆を見せたのがUS市場であることは少なくとも間違いないと思います。このようなことは、将来も間違いなく継続して起こるはずです。

狭く小さい経験ではありますが、私の経験の中でも、金融と運用の世界では、上記のことは当然の道理で、この点でUSマーケットを越える市場は、将来も容易には生まれないと思っています。

そういう市場にアクセスする手段をもっておくことは、間違いなく有利な要素だと思います。十分な意気込みのある方には、ぜひ一歩踏み出して、早くUS証券口座を持つことをお勧めします。

投稿: VMax | 2007年12月 5日 (水) 23時01分

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