気になる上海(その3)
ロイターで、中国本土株の最近の不調が取り上げられています。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29138020071130
それにしても、中国本土におけるペトロチャイナって、バブル時代の日本のNTTと非常にかぶって見えるのは私の気のせいでしょうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071105-00000089-reu-int
中国本土市場でのIPO初値48.6元から、今日の引けの31.52元まで、1ヶ月弱で実に35%以上下がってしまいました。これでも香港市場の価格に比べると約2.2倍の割高価格ですし、まだ中国政府が86%くらい株式を保有しているようですから、中国市場においてIPOによりPER50倍程度で始まったペトロチャイナは、まさに過去のバブル崩壊とともに天井価格の300万円超という高値からつるべ落としに落ちてきた、日本のNTTと同じ運命になりそうな気がして仕方がありません。
http://fx-blog.jp/murata/index.php?ID=188
また、最初の記事で、直近の中国本土株の不調についてはロイタージャパンがさっそく取り上げていますが、まさに今週末の日経新聞とかが喜んで取り上げそうな話題です。
もし、日本の新聞が喜んでこのニュースをセンセーショナルに取り上げたりすると、日本の中国株ファンドを保有しているどちらかというと何も知らない一般の日本人が、来週あたりあわてて中国株ファンドを売りに回る可能性が結構あると思います。そうすると、日本の中国株ファンドの大半は、中国本土株ではなく、香港市場中国株に多くの資金を投資していますので、香港市場のH株やレッドチップが付和雷同の日本人投資家の理不尽な売りを浴びて、試練の時を迎えそうな気がしています。
まさに、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の理屈ですが、日本人の中国株ファンドへの投資残高は1兆円を超えているらしいので、付和雷同型の日本人投資家群が新聞に煽られたりして売りに回ると、そのインパクトは決して無視できない可能性があると思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071120-00000753-reu-bus_all
日本の一般的な中国株ファンドが重点的に投資しているH株やレッドチップのペトロチャイナやチャイナモバイルなどの時価総額を合計するとどれくらいになるのかちょっと正確な数字は拾えませんでしたが、おそらくせいぜい数十兆円程度のオーダーのように思います。両者の規模からすると日本の投資家の行動は香港市場中国株に少なからぬインパクトを与える可能性があると思います。
確か、「日本人とアラブ人が出てきたら相場は終わり」などという、不名誉な言葉があるみたいですが、今回の香港市場中国株については、逆に「日本人がパニック売りしたら相場は底」になるかもしれませんね。
12月がどんな相場展開になるのか今から楽しみです。
最後に、この記事を載せておきます。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-28333920071014
後からあらためてこの記事を見直すと、バフェット氏と一般のファンドマネージャー達の投資態度の差と、おそらくはそれによりもたらされるだろう両者の運用成果の雲泥の差が推測され、いかにも面白い記事です。
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