中国チベット関連
こんなニュースが当方の目を引きました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080320-00000090-san-int
インターネットと携帯の時代には、情報統制など何の意味も成さず、国家が自国に有利な国内世論誘導を有効に行うことも、世界に事実を隠し続けることも、非常に困難になっていると感じます。
仮想敵国や悪い外国を作り上げて国内不満を散らそうとする国家戦略が機能しなくなってきています。
中国も、この先進技術によって、自らの姿を足し引きすることなく、まるで鏡に正確に映し出すがごとく突きつけられつつあると思います。自らが絶対的善であり、外に悪が存在するという、政府が作る幻想が打ち破られていくとすれば、この国はこれからどういった軌跡をたどるのでしょうか。
中国本土市場も、香港中国株式市場であるH株指数等も、既にバブル崩壊と表現してもあながちおかしくないほどの高値からの下落幅を示し始めています。H株など、だんだん他国対比でも割高とは言えない水準にまで到達してきていると思います。
しかしながら、個人的には、中国ギョウザ事件しかり、このチベット関連しかり、とても中国に投資したい気になれません。
これからも、中国に投資すべきか否かで悩み続けることと思いますが、少なくとも当面は、中国を外した国際分散投資で行こうと思っています。
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コメント
ジム・ロジャーズは中国本土(含む香港)に見切りをつけたのか、突如台湾株の大推奨を始めたようですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/mikeexpo2000/21907644.html
投稿: mikeexpo | 2008年3月21日 (金) 23時53分
mikeexpoさん、どうもです。
確かに、この市場波乱の中、台湾株はしっかりがんばってくれてますね。
ジム・ロジャース氏も、変わり身が早いというか、機敏というか・・・
投稿: VMax | 2008年3月22日 (土) 09時08分
台湾株も今更のような・・・。
引っ込みが付かなくなって、同じ中華圏にしたとか?
邪推はさておき、個人的には中国内需関連に投資してます。外需向けよりは葛藤が少なくて済みますね。
投稿: tibo | 2008年3月24日 (月) 19時50分
tiboさん、どうもです。
確かに、どうしても中国のエクスポージャーを持ちたければ、内需株という手がありますね。輸出関連とは違ってチャイナフリーなどという拒絶はなさそうです。
それでは、良い戦果を得られることを祈っております。
投稿: VMax | 2008年3月24日 (月) 21時03分