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2008年9月 7日 (日)

DNLの動き

日本株ETFのEWJと日本株の高配当株ETFのDNLの直近の動きを見てみると、USの時価総額比例ETFとバリュー系ETFの直近の動きと同じく、7月あたりからダイバージェンスが起こっているように見えます。

US銀行セクターETFが7月中旬からいったん跳ね上がってから足元下がっていますが、USバリュー系ETFは、7月中旬からの跳ね上がりは一緒ですが、足もとの動きはUS銀行セクターETFとは同じように下がっておらず、ここでもダイバージェンスが起こっているように見えます。USバリュー系ETFのここ最近の強い動きは、単なるUS銀行セクターの強さだけが原因ではないという可能性が疑われます。

US大型株のIWB、IWD、IWOを単純に比較しても、やはり直近バリュー寄りETFの動きが強いことが確認できます。

単なるUS一国の範囲を超えて、バリュー寄りETFが強い展開となる相場付きになっている可能性が高いと思いますね。USでは過去2000年終わりから2002年始めまでの期間も、見事にこのダイバージェンスが起こっているように見えますので、この動き、下落相場の後半に出現する可能性の高い動きなのかもしれません。

まあ、特に投資資産をばたばたさせるつもりがさらさらないので、このあたりがすっきり解明したからといってどうということもなく、あまり真剣に追求しようとする気もないのですが、純粋に興味本位で眺めているといったところです。

さて、将来の動きはどうなりますか。

最近の新規投資資金の投入は、たぶん当ブログを読まれている方には良くお分かりの通り、もう上がり始めているUSバリュー系ETFを避けて、まだはっきりとした強さを見せていないUS除く先進国のバリュー系ETFを購入するようにしています。金曜日も、どんと来た感じがあったので、今月の投資資金の一部を投入しておきました。残りは月の後半かな。

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