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2008年10月

2008年10月31日 (金)

日銀

日銀が0.20%利下げしましたね。

市場のコンセンサスが0.25%だったところ、微妙にコンセンサス水準から削ってきました。

私個人の勝手な感想ですが、「セコイな」と思いました。おそらくは、もう一回の利下げ(ゼロ金利でないところへの利下げ)の余地を残したのでは(次は0.10%に下げることができるようにしたのでは)と感じましたが、世界的に今回の危機に断固立ち向かう姿勢を各国政府が見せている中で、断固とした背水の覚悟というか意思を見せない日銀の弱腰ぶりを感じました。

0.25%であったらどうだったかは、仮定の話なのでさっぱりわかりませんが、やっぱりこの覚悟の無さは市場に見透かされたのではないかと思います。

麻生首相の3年後の消費税上げの話も余計だと思いますね。目の前の危機対応の話の中で将来の帳尻合わせの話をされたら・・・一気に醒めちゃいますね。

まあ、11月の投資資金を投資するときに、またいい具合に市場が下がっておいてもらえれば、却って良いかもしれませんが。将来のために、こういう状況で、淡々と効率よく株主純資産を積み上げていくだけのことではあります。

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2008年10月26日 (日)

グロソブモデルの終焉?

グロソブの基準価格が急落しています。

http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/weekly/148013.pdf

これも、7000円を割ったときに記事になったみたいですが、今は何と6200円台になってます。

昨日の「行列」というエントリーと同じ、本質的に直近の急激な円高が主な原因かと思いますが、解約増による純流出も発生しているらしいですね。

純資産もあっという間に4兆6千億円台まで急落しています。

この巨艦ファンドに右に倣えで、似たような毎月分配のファンドが山ほど存在していると思いますが、この形態のファンドはこれからかなりまずい状況になるのではと推測します。

世界のソブリン債に投資するファンドはこれからどんどん、各国の政策金利引下げ後の利回りが低下したソブリン債へ、償還の度ごとに乗り換えて行かなければいけなくなります。もともと蛸足であったのに、頼みの円安効果による益も無くなり、将来のクーポン収入は下がっていくことになってしまうわけです。月40円分配だと、今の基準価格では年8%近くの分配率になってしまいます。クーポン収入が減る中激しい蛸配を続けていると、あっという間に基準価格が激減してしまうので、早晩40円分配は大幅に減らさざるを得ないのではと予測します。

そもそも、このタイプのファンドは、「低金利の日本の環境でも、まとまった分配金を定期的に得たい。その効用の代わりに為替による元本毀損リスクを背負うことになるが、そこをあえて気付かない、あるいは気付かせないで売る」という、ある意味、お客と売り手の都合の良い共通幻想が根っこにあるものと思います。

円安と日本金利に対する諸外国の相対的な高金利という2つの条件が消滅してしまう時代には、急速に消滅していく共通幻想とともに、消えていくしかない恐竜のような終わり方をするかもしれないと感じます。

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2008年10月25日 (土)

行列

今日、某大都市に買い物に行ったところ、行列に出くわしました。くの字になっていて、15~20メートルくらいは続いている感じでした。

なんだろう?と思いながら、歩いて通り過ぎると、その先に為替の両替所がありました。

一瞬考えて、なるほどと思いました。

みんな、恐ろしく円高に動いた今の状態で外貨に換えておこうと集まっているわけですね。おそらくはかなりの方が近くに海外旅行等で外貨を利用する予定があるのでしょう。

こんなところにも、市場というか経済というか相場のダイナミズムが影響を与えているのですね。ある意味びっくりというか、なるほどと感心する出来事でした。

ちなみに、うちの奥さんにも、今日、「今のうちにユーロに換えておいたら?来年はヨーロッパに行きたいし。」と言われてしまいました。

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2008年10月20日 (月)

PowersharesのDynamicETF

さて、唐突ですが、PowersharesのDynamicETFについて、通常の時価総額比例ETFとのパフォーマンス比較をしてみようと思います。

DynamicETFの運用開始日からの結果を、Yahooのデータで比較してみます。

まずは、アジアパシフィックExJapan。

    Date      Close  Adj Close  Return

PUA 17-Oct-08   12.57    12.57      -47.2%

         13-Jun-07   24.98    23.81

EPP   17-Oct-08   26.53    26.53      -42.4%

         13-Jun-07   144.8   46.07

次は、ヨーロッパ。

    Date       Close  Adj Close Return

PEH 17-Oct-08    11.25    11.25      -53.2%

         13-Jun-07   24.87    24.04

VGK  17-Oct-08    42.10    42.10      -42.0%

         13-Jun-07   74.84   72.54

次は、先進国ExUS。

    Date       Close  Adj Close  Return

PFA 17-Oct-08    11.81    11.81      -51.5%

         13-Jun-07   24.96    24.34

EFA  17-Oct-08    44.51     44.51     -42.6%

         13-Jun-07   79.55  77.57

(EPPはたぶん、期間中に分割が入っていると思います。リターン値はAdj Closeの値で計算しました。)

果たして、どうお感じになりましたでしょうか。

1年4ヶ月程度の実績比較でしかありませんので、統計的、理論的には優劣等に関する明確な結論を出すことなど全く出来ないとは思いますが、今のところ、時価総額比例ETFに比して、総じて恐ろしく低迷しているように見えます。

楽天証券で当ETFの取り扱いが決まったときに、当該ETFに対する個人的な見解をコメント欄でぽろっと書いてしまっていますが、今のところ、その通りの悲惨な結果になっているように思えます。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/powersharesetf_2c2e.html

この結果と、例えばWisdomTreeのDEMとisharesのEEMとか、DNDとEPP、DNLとEWJの実績比較結果と比べてみていただくとその違いが明白だと思います。

うさんくさい落とし穴的商品ではないかという疑いを抱かせるETFが、もう日本の巷に届くようになってしまったとは。こんなところはUSのマネをする必要はないのに。残念ながら、日本のオンライン証券会社にこのあたりのところを見抜く目は全く期待できそうにありません。(この記述は全てただの個人的な見解でしかありません。ご注意ください。)

ご注意あそばせ。

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2008年10月19日 (日)

臨時投資

どうでもいい話ではありますが、先週の16日の夜のUS市場寄り付きで、投資用資金とは別に管理している資金の一部を投入して、臨時投資をしておきました。

あまりにも異常に割安だったので…

さすがに、今月の下落は暴落として後世に語り継がれる下落でしょうから、その渦中における自身の投資行動を記念にメモとして残しておきます。

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2008年10月18日 (土)

企業もノックイン被害

本日の日経新聞にある意味面白い記事がありました。

以下に転載します。

(以下、引用(マーケット総合1より))

「ノックインの思惑消えず」

ノックイン型の投資信託に思惑がくすぶっている。この投信は日経平均株価が一定期間内にあらかじめ設定された水準(ノックイン価格)を割こまなければ高い利回りを享受できる金融商品。反面、償還までにノックイン価格を割り込むと元本割れのリスクも発生する。

主に外資系証券が私募で販売し、運用難の地域金融機関に人気が高かった。最近の相場急落で過去に設定された同型投信の多くがノックインしたと見られ「損失規模は合計で1千億円程度になったのでは」(欧州系証券)との指摘もある。地域金融機関の経営問題が再燃するなか、新たな火種となるか-。

(以上、引用おわり)

だそうです。なんとまあ、右も左もわからない金融弱者の一般個人が情報格差で金融機関にだまされて売りつけられたのならともかく、しっかりとした判断能力がなければつぶれてしまう企業群も見事に欧州系証券にだまされてノックイン投信のような商品に手を出しているとは。全く知りませんでした。

企業会計でこの手の投信がどう計上されるのか知りませんのでなんとも言えない面もありますが、一般企業がどうしてこんな商品に手を出すのか本当に理解に苦しみます。

ここも専門家ではないですし、直に当該商品を見たわけでもないのでざっくりとした話になりますが、基本的にこの商品はアウトオブザマネーのプットオプション売りポジションになるかと思います。市場が上昇あるいは一定以下の下落で済めばプレミアム収入を丸儲け、一定以上下落したら、その下落幅の損という、いわゆる原資産の一種のロングポジションです。

私が理解に苦しむのは、証券会社の利益スプレッドがたっぷり乗ったデリバティブは、通常、公開市場で取引されるデリバティブに比べて、比較にならないほど不利になっているだろうと思うのに、なぜわざわざそんな経路で企業がポジションを持たなければならないのかということです。おそらくは理論的なプット売りプレミアムの3分の1とかそんな規模で、証券会社に利益を抜かれているものと推測します。

つまり、似たようなリスクポジションが欲しければ、日経平均オプションを取引すれば良いのにと思うわけです。

また、企業たるもの、自らのビジネスモデルで平均的、すなわち株式市場の平均的企業よりもすぐれたリターンをより小さなリスクで達成することが、株主から求められているはずです。それなのに、株式市場の平均的企業を原資産とするロングポジションを証券会社の強烈なスプレッドを抜かれる商品で構築して、長期のビジネスにおいて平均的企業を超えるリターンを平均的企業を下回るリスクで達成することが可能だと、本気で考えているのでしょうか?

正直、企業の判断としては、信じられない内容です。

上に書いた通り、もしかするとノックインするまで一切の損失認識の必要性がないとか、企業会計上のメリットがあるから当該商品を買っていたりするのかもしれません。ここについても全く知りませんので、なんともいえません。

しかしながら、企業がやる誤ちの1つに、好ましい会計制度ゆえに、あえて経済的に不利な商品を購入してしまう愚があります。これは、一般個人が、税制有利であるがゆえに、恐ろしく経済的に不利な商品を買ってしまう愚に、結構良く似ているように思えます。どんな会計制度の元でも、ハイリスクローリターンのナンセンスな商品を購入した方が経済合理的だという結論にはなりようがないと思います。会計はどこまでいっても所詮、真の姿に一方向から当てたライトの影絵でしかありません。特定会計制度で見た影絵の姿が良いからといって、その本物の姿かたちをみようともせず、購入行動を起こすのはまことにナンセンスな姿かと思います。

しかし、本当にあきれてしまいますね。

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2008年10月11日 (土)

財布の中のお金

10月になってからの世界市場の波乱はすごかったですね。まだ、どこで収まるのかわかりませんが、既にもう歴史に残る下落なのだろうと思います。

投資行動としては、市場がいくら暴落しようが、全く変わりがないので、ただ放置(バイアンドホールド)しているだけで特に変化はないのですが、仕事の方が恐ろしく忙しくなってしまいました。残念ながら、世界市場の大波乱の影響から無縁ではいられないようです。ただ、波乱のときは新たなチャンスの可能性が生まれ、そういった好ましい方向の忙しさがかなり多くを占めていますので、まあ前向きに捌いているといったところです。

もう今月分の投資は月始に終えてますので、来月の投資資金の投資まではやることはありません。

といったところで、今回は全く毛色の異なる話題を一つ。

本日の日経プラスワンに「財布に現金、いくら入れておく?」という記事がありました。この記事の統計結果には大きなばらつきがあります。3000円未満~5万円以上までと本当にばらついています。平均は1万円くらいでしょうか。

この記事を見て、昔のことを思い出しました。私が新人の頃、先輩で毎日銀行のATMに行って千円単位でお金を引き出している方がいたのです。「何でそんな面倒なことをするのですか?」と問うたところ、「たくさん引き出すとついつい無駄遣いしてしまうから」といった理由が返ってきました。

個人的には、「???」と感じる理由でした。このあたり、性格が出るのでしょうね。自身は自分の意志で支出をコントロールするのが当たり前と思っていて、お金が財布の中にあるか銀行口座にあるかの違いは、物を買うか否かの判断基準にはならないと考えてしまうのです。

そうはいっても、積み立て投資の極意として、自動引き落としで自身で使用する前に自動的に投資されてしまう仕組みが、有効な方法として書籍等で語られているのを見ても、おそらくは一般的に機能する有効な方法なのだと思います。お金に関することも、性格の違いがくっきりでるのでしょうね。

ただ、最近は電子マネーとか出来て非常に便利な世の中になっていますので、歯止めがないと使ってしまうタイプの方は、より気をつけて工夫しないといけないかもしれません。

ちなみに私は、いつも財布に入れている額は大体4~5万円くらいでしょうか。

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2008年10月 1日 (水)

法案否決

29日の米国下院議会の金融安定化法案の否決は、意外だったですね。たぶん、これを純粋に予想した人はあんまりいなかったのでは。

それを受けた米国市場の暴落ぶりもすごかったですね。朝起きてから知ったので、後の祭りでした。

仕方が無いので、30日の米国市場の寄付きで、早速10月の投資資金を投入してしまいました。これで、10月はいつ投資資金を投入するか迷うこともなくなりました。おこずかいをあっという間に使ってしまった子供の気分ですね。

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