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2009年3月28日 (土)

「バンガード、オーストラリア市場でETFローンチ」記事の翻訳

とよぴ~さんのブログで、バンガードのオーストラリア市場でのETFローンチの記事があり、当記事中でリンクされている英文記事についての翻訳をやってみました。

http://toyop129.blog48.fc2.com/blog-entry-667.html

具体的な当該記事は以下のリンクです。

http://www.vanguard.com.au/personal_investors/news--commentary/media-releases/media-releases_home.cfm?item=vanguard-to-launch-exchange-traded-funds-in-australia

以下、当方の勝手な翻訳です。(素人の翻訳ですので不正確であることをあらかじめ前提としてお読みください。)

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バンガードがオーストラリアでETFをローンチ

2009年3月19日メルボルン - バンガードインベストメントオーストラリア(バンガード)は今日、オーストラリアの投資家のためにETFをローンチするとアナウンスした。

インデクシングに関する世界的なパイオニアであるバンガードグループは、USにおける先導的なETFプロバイダーである。バンガードは、2001年にUSのETFマーケットに参入し、2008年末において、バンガードの38のETFによる投資金額は450億USドル以上に達し-対前年で8%の成長を遂げている。4つのバンガードETFは2008年のUSマーケットにおいて最も売れているETFのトップ20に入っている。

バンガードオーストラリアのマネージングディレクターであるIan Alcockは、オーストラリアマーケットにおけるETFのローンチは、バンガードのその有効性が証明されたインデックス投資アプローチの自然な延長であると述べた。

「バンガードは今オーストラリアの投資家に、個人的な状況や好みに応じて、投資信託やETFを通じてインデックスをベースとした投資を購入するオプションを提供することが可能となった。」とAlcock氏は述べた。

ETFは株式市場で取引される投資信託である。インデックスベースのETFは投資対象の分散と低コストというインデックス投資の特徴と取引の自由度、流動性と持分の透明性を同時に提供する。

現在の投資マーケットが直面している非常に大きなボラティリティとリセッションのサインを示す世界経済環境により、ETFとインデクシングのメリットが注目され始めた。それらのファンドの流動性、投資分散と自由度の存在により、昨年より多くの投資をETFを通じて行うことについて、投資家は勇気付けられた。

USのファンド業界の代表組織であるInvestment Company Instituteによると、アメリカの投資家は、2008年中に2000億USドル近くの金額をETFに投資した。同期間において、株式投資信託は1930億USドルの資金流出に苦しんだ。

資産にして6500億USドルに相当する1600以上のETFが世界的に存在し、機関投資家と個人投資家に対して提供されている。最も活発に取引されている10のUS株式のうち5つがETFとなっている。

ETFはオーストラリア証券取引所において株式のように購入され売却されるが、株式市場に上場されていないインデックス投資信託のように、マーケットのインデックスに追随する。保有する資産をベースとするネットアセットバリューに基づき値付けされ、投資家は取引所が開いている時間じゅう、市場で決定される価格で売買することが可能である。

バンガードのリテール部門のヘッドであるRobin Bowermanは、他のマーケットに比べオーストラリアにおけるETFの採用は音無しであったが、バンガードは長期的に成長市場であると信ずるこのマーケットに参入し、投資家にインデックスファンドに関する幅広い選択肢を設けることを決定したと述べた。

「ファンド管理会社は合理化と縮小の時期を経験しているが、バンガードはオーストラリアの投資家にETFを提供するための商品開発力とオペレーショナルキャパシティによりその長期投資の理念にこだわる。」とBowemanは述べた。

「アドバイザーにとって、我々の新しいETFは顧客に対し投資のトータルコストを減少させ、分散によるリスクマネージメントをアシストできる、バンガードのインデクシングアプローチにアクセスする代替的な方法に相当する。それらはまたポートフォリオ内でコアやサテライト投資を担うことのできる能力を通じて、ポートフォリオ構築のための自在性の高いオプションを提供する。」

「ETFは過去10年の間取引市場に上場されていない我々のインデックスファンドが提供してきた全く同一の便益にアクセスする新しい方法である。過去の年月を通じて得られる2つの教訓は分散とアセットアロケーションが投資家にとって重要な要素であるということだ。ETFは思慮分別のあるアセットアロケーションに基づき分散されたポートフォリオを求める投資家にとって強力なツールである。」と彼は言う。

バンガードは、規制当局と法的なアプルーバルが取れ次第、順次提供するオーストラリアETFのさらなる詳細について情報提供するだろう。

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ざくざくっと翻訳したので、あちこちに誤訳があるかもしれません。また時間のあるときに確認して問題あれば直そうと思いますが、とりあえずざくっとしたものをアップします。

それにしても、オーストラリアにも先を越された感じがしますね。日本は果たして追いつけるのでしょうか。 

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コメント

おぉ~っ!翻訳ありがとうございます!


バンガードのリテール部門のヘッドであるRobin Bowermanは、他のマーケットに比べオーストラリアにおけるETFの採用は音無しであったが、バンガードは長期的に成長市場であると信ずるこのマーケットに参入し、投資家にインデックスファンドに関する幅広い選択肢を設けることを決定した。

「ファンド管理会社は合理化と縮小の時期を経験しているが、バンガードはオーストラリアの投資家にETFを提供するための商品開発力とオペレーショナルキャパシティによりその長期投資の理念にこだわる。」とBowemanは述べた。


・・・代表取締役の加藤さんが日本の報道記事では必ずしも十分な解説が尽くされていないと指摘した部分はここですかね?
長期的に成長市場であると信ずるこの豪州マーケットに参入したんでしょう

日本は・・・国内証券会社によるETNしかなさそう(汗)

投稿: とよぴ~ | 2009年3月29日 (日) 07時33分

とよぴ~さん、どうもです。

僭越ながら、翻訳させていただいていて、私もこの部分が気になりました。日本はETFの成長市場と見られていないんだなと。

残念ながら、これが海外のETF会社の共通認識かもしれないと思ってしまいますね。

投稿: VMax | 2009年3月29日 (日) 09時36分

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