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2009年4月17日 (金)

三菱UFJ投信 低コストETF上場

三菱UFJ投信が、市場で最も安い信託報酬でTOPIXのETFを東証に上場させるようです。今日の日経新聞の朝刊で記事になっています。

(以下、引用)------------------------------

三菱UFJ投信は5月中旬に上場する東証株価指数(TOPIX)連動型の上場投資信託(ETF)で信託報酬を0.08%まで引き下げる。国内ETFでは最も低コストのETFになる。すでに同指数に連動するETFは東京証券取引所に3本上場されている。最後発の三菱UFJ投信は、低コストを打ち出してシェア獲得を狙う。

(中略)

これまで国内市場に上場されているETFで最も信託報酬が安かったのは日興アセットマネージメントの「上場インデックスファンドTOPIX」の0.09%だが、売買単位が1千口からと大口だった。三菱UFJは売買単位を10口に小口化し、個人投資家にも買いやすくする。

(中略)

株式市場が低迷し売買の落ち込んだ2008年度も、個人のETF買越額は前の年度に比べて17%増えた。

(以下、省略)

(以上、引用終わり)------------------------

個人的には、TOPIXのETFは利用していませんが、日本市場のETFの競争がより行われて信託報酬が下がっていくのは、我々にとって良い現象ですね。どんどん競争していただいて、単なる信託報酬の低さだけでなく、様々な選択肢を提供する競争も早く起こって欲しいものです。

ここからはあまり投資には関係ありませんが、記事の最後の方にあるとおり、市場低迷時に資金が集まっているETFを見て、「うちもやらなきゃ」と叩いて参入するのは、企業戦略としては最悪の戦略で、よっぽどの最大手でない限りは、成功する見込みは限りなく小さい戦略だと思います。おそらくは、先発会社に信託報酬下げと小口化を追随され、殆どシェアを取れずに終わる可能性が非常に高いのではと思います。

投資の世界で言うとバフェット氏の言う、「横並びの強制力」ですし、マーケティングの世界で表現すると、いわゆる「MeToo戦略」になると思います。

こういう観点で見ても、個人的に面白く、将来の推移が楽しみです。

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コメント

クルークによると、政府が決定した追加経済対策(経済危機対策)では、ETFを市場から最大50兆円買い取る制度が盛り込まれており、三菱UFJ投信これを狙っているのではないかとの予測があるそうです。
面白いですね。

投稿: 水瀬 ケンイチ | 2009年4月18日 (土) 08時42分

水瀬さん、いつもコメントどうもです。

面白い憶測ですね。個人でなく、国を向いたビジネスの可能性があるわけですね。

もし、この憶測が当っているとすると、一種の国への寄生ビジネスとなり、個人や市場の方は全く見ていないことを意味しますから、様々な競争が繰り広げられて日本の上場ETF市場が充実していくというのは最初から望み薄ということかもしれません。

今後の推移でこの憶測が当っているかどうかわかるかもしれません。じっくり見続けていきますか。

それでは、今後ともよろしくお願いします。

投稿: VMax | 2009年4月18日 (土) 09時43分

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