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2010年1月

2010年1月30日 (土)

バークシャー株

バークシャー株がS&P500に採用されるということで、かなり上がっています。まさに、以前に当ブログで書いたエントリーのような状況になっています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_784d.html

発端はB株を50分の1に分割するところから始まっています。指数採用のための十分な流動性がないため、今までS&P500指数に採用されていなかったようです。実際にS&P500に採用の発表がある前から、さらにはB株が分割される前から、採用されるのではという憶測のもと、株価は上がり始めていました。(分割されたのは、1月21日)

このような記事まで書かれています。

http://www.fool.com/investing/general/2010/01/29/berkshire-shares-could-rise-another-20.aspx

この一連の現象でバークシャー株が上がっている時、ちょうど世界の株式市場が下がっている最中でしたので、バークシャー株をお持ちの方はポートフォリオ分散効果でアセットがあまり下がらず、比較的穏やかに世界株の下げを見ておられたのではないでしょうか。

指数採用で急騰している株を推奨する意図は全くもってないのですが、ちなみにこのバークシャー株(B株)は日本のネット証券会社でも買えます。(マネックス証券)

私は、近々血統書が発行される予定の、プレミアムがガンと乗ってしまった株をジャンピングキャッチするつもりは全くなく、ただ興味本位で今後も推移を見てみたいと思っています。

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2010年1月24日 (日)

グロソブウォッチ

また、市場波乱ですね。12月分の新規投資資金での投資は見送っていたので、今回は2か月分を投資しようと行動しています。

それはそうと、表題の件、ふと今日日経新聞を読んだら、グロソブの残高が4兆円にちかづいていることに気がつきました。残高推移を見てみると、トレンドからは4兆円を割りそうな雰囲気です。

いまさらながらですが、投資信託市場の状況ががらりと変わっているということでしょうね。

ただ、極度のインカム収入投資過多が解消されてこの状況があるわけではなく、よりリスクをとったインカム収入投資過多な投資ビークルへの市場トレンドがあって、グロソブから資金流出しているものと理解、解釈していますので、状況が良くなっているわけではないと考えています。

いわずもがなのことですが、昨年からのはやりの分配金の高いビークルは、分配金を高めるために、米国ハイイールドやREIT他の信用リスクテイクだけではなく、投資資金をより金利の高いブラジルレアル等の通貨ベースに変更する形として、新興国通貨のリスクもあわせて取っていると理解しています。

間違いなく、このリスクが将来二重に発現して、この手の投資信託から阿鼻叫喚の叫び声が聞こえる場面がやってくるだろうなと思っているのですが、なぜこんなわかりきっている行動を取るのか、不思議でなりません。

あいかわらずの焼き畑農業ビジネスですが、果たしていつまで続きますか。ウォッチ項目がまた増えたように思っています。

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2010年1月20日 (水)

ウォーレン・バフェット 華麗なる流儀

ひさしぶりに投資関連本の紹介です。

表題の本を読みました。

当該書籍は、あなたもこのように投資したらバフェットのような結果が得られるという類の書籍ではありません。そうであったら、私は買いませんでした。(私はバフェット式の個別株投資はやっておらず、今後もやるつもりもないため。)どちらかというと、直近の金融危機やその中心となった会社や証券化商品等についてを読み解いていく本です。それらについての詳細な描写やバフェットと著者の見方が面白く、投資関連の本としては最近では珍しく、最終ページまでたどり着けた本でした。

著者が引用したバフェット語録としては、『ビジネスの世界で最も危険な言葉は、5つの単語で表現できます。「ほかの誰もがやっている(Everybody else is doing it)」です。』が最も私の心に響きました。私の属する業界も、この台詞が100%フィットする業界で、飽きもせず何度もこれで滅びていきます。人間の本質って本当に変わらないものだなあと思い、また十分な自戒が必要だなあと思うポイントです。

興味があれば、読んでみてください。

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2010年1月 9日 (土)

上場MSCIコクサイ、MSCIエマージングETFの配当金二重課税問題について

表題のテーマについて、非常に質の高い議論が展開されているようですので、当ブログでもちょっと取り上げたいと思います。当方、乙川さんのブログ経由で知りました。

http://otsu.seesaa.net/article/137793414.html

まず、この手の話題を話す場合、世界の各国の税金の取り扱い(と特に米国とその他の国々の差異)に関する話を最初に話す必要があると思います。なので、当方の不正確な知識ながら、それに最初に触れたいと思います。当方知識では、所得税に関して、米国は属人主義、すなわち、米国人は世界のどこにいて所得を得ようが、米国のIRS(Internal Revenue Service)に税金を支払う必要があり、属地主義、すなわち、国外に居住する国民の所得に対しては自国民に対しても原則的に課税しない、その他の多くの国の税制取り扱いとは一線を画しています。これが、今回のテーマでも関係する根本要因であると当方は理解しています。

二重課税について。

当方のような米国の証券口座を利用している者は当該米国証券会社にW8-BENという書類を提出して、日本に居住する日本人であることを届け出ています。これで、米国証券会社は、配当金に対して米国民に対する源泉徴収を適用せず、おそらくは米国と日本の租税条約に基づく10%という源泉徴収率を適用しています。その後、日本での確定申告で配当所得を申告し、所得税を納める必要がありますが、その際に外国税額控除を申告すれば、米国証券会社で源泉徴収された10%分を、日本での支払所得税から控除し、二重課税を回避することができます。

ここからは、完全な当方の推測ですが、中田さんのブログで触れられている通り、当該ETFにおいては米国人が購入することも可能なため、上記の租税条約に基づく10%を適用せず、我々が米国証券口座でW8-BENを提出しないときに適用される30%といった高率の源泉徴収がなされるのではないかと推測します。このETFに日本人が投資すると、純粋な日本での投資行為ですから、外国税額控除も適用されず、日本の証券会社でさらに10%、将来は20%の配当金に対する源泉徴収が適用されるのではと推測します。

これはかなり痛いです。米国株式に限った話で、その他の国の株式では率は異なるだろうとは言え、米国株式の配当金については、1-(1-0.3)*(1-0.1)=0.37、あるいは1-(1-0.3)*(1-0.2)=0.44、すなわち、足元では37%、将来は44%の税率がトータルで適用されてしまう計算になってしまいます。MSCIコクサイのおよそ半分程度が米国株式だったと思いますのでこの影響はけっこうでかいと思います。

なぜ、こんなことになってしまうのでしょうか?シンプレックスの時も思ったのですが、なぜ日本でETFを上場するときに、米国民に対する米国会社の源泉徴収義務や米国民のIRSに関する所得税申告義務に気を使う必要があるのでしょうか?米国のIRSが税金徴収権を持たない日本の会社がIRSから源泉徴収金を支払えと言われるはずもなく、源泉徴収が適切になされていない世界中の商品から生まれる所得に対して、IRSに対して適切な所得申告をして正しい税金支払をしなければならない義務を負っているのは米国民であって我々ではありません。当方には、全く主権の異なる日本国の証券市場に上場するETF内で、なぜ米国の所得税制度やIRS、米国民の税金申告等に配慮した商品設計、取り扱いが強いられるのか、全然納得がいきません。これは、新手のETF市場浸透の妨害策ではないか?、あるいはこれほどまでに日本は米国に対して主権の主張すらできない国なのか?とうがった見方をしてしまいます。本当になんとかならないのでしょうか?

上記の問題の根本原因に対する推測は当方の現在の見方であって、的を得ていない可能性もあります。読まれる方はその点を踏まえた上で読んでいただければと思います。しかし、やっぱりこの業界、このポイントについてしっかりとマーケットに対して説明して欲しいと思います。

あと、先物で運用しても、配当金分は先物価格中で調整されますから、パフォーマンスが悪化するということは原理的にないものと当方は推測しています。

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2010年1月 5日 (火)

MSCIコクサイ、MSCIエマージングETF上場について

水瀬さんのブログで表題の件について、取り上げられています。

http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1276.html

どうも中身はインデックスファンドで、ファンドオブファンズ方式みたいですね。

なかなか、ストレートなETFとはいかないですね。

当ETFについても、十分な裁定が自動的に働かないかもしれない仕組みのETFの指数との連動性が、注目ポイントでしょうか。

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