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2011年2月10日 (木)

スマートフォンに見るマーケティング

以前の記事でAudibleにハマっていることをすでに書きましたが、Audibleが聞けてかつ倍速再生の音が奇麗に聴けるMP3プレイヤーを探す旅の終着駅がOlympusのUS市場機種であったことは、個人的に非常に考えさせられる事例でした。

USで成り立っているAudiobookの市場において、日本人の当方を満足させる倍速再生の機能を最高に満たす機種が日本の会社のものであったこと、そしてこのような技術力で段違いのハイレベルな力を見せつけてくれるOlympusやSonyが世界のMP3プレイヤーの分野で全く主流になれないこと、またこれらの技術力では両社の足元にも及ばないだろうと思われるAppleのipod touchが、圧倒的な楽しさで間違いなくこの世界の勝者になるだろうと(個人的に)思えること。これらすべてが自分にとって非常に考えさせられる事例となりました。

Audibleを快適に聴ける機種を探す中でうっかり買ってしまったipod touchは、その目的では当方は全く使っておらず、前出の通り、当該目的では私はOlympusのUS機種を使って毎日Audibleを堪能しています。しかしながら、ipod touchは使用してみると、それ以外の目的でもマルチに使える非常に便利な道具であることを思い知りました。私が今、ipod touchで使っている機能等を挙げると以下の通りになります。

・映画のレンタル・購入

・USTVドラマやアニメのレンタル・購入

・世界株式市場等のチェック

・面白いポッドキャストを探す

・電子書籍を読む

・ゲーム(主に子供が活用してますが)

・YouTubeを見る

・その他便利なアプリの利用

一言で言って、「使って楽しい」道具です。また、便利な数多くのアプリで使う人の数だけ違う携帯便利マシンに変身します。これは単なるMP3プレーヤーではなく、全く別の1カテゴリーを占める商品だと思います。

私はiphoneは持っていませんし、これからも買うつもりもないですが、iphoneが売れる理由は、ipod touchを持ったことでいやというほどわかりました。

また、今、巷をしきりに騒がせているスマートフォンの市場競争が、単なる端末販売競争ではなく、実際はプラットフォームをめぐる争いなのだろうというふうに私は見ています。アプリ、ゲーム、映画、TVドラマ、Audiobook、電子書籍といった将来市場を制覇する会社が、将来の端末販売のハード収入をはじめとして、その他付随してくるさまざまな市場からの収入により繁栄していくのだろうと、私は予想しています。少なくとも、Appleはそのことをおもいっきり意識した上で行動していると感じますし、また、この観点では今のところ、AppleはGoogleをはじめとする競合他社のはるか先を行っていると思っています。

こういう観点でスマートフォンに関係するニュースを毎日見ていると、これは生きたマーケティング教材だなとつくづく思います。

また、この観点で考えると、最近のスマートフォンのOSシェアの各社占率を取り上げている新聞記事はある意味本質をはずしていて、この市場の競争が、さまざまなコンテンツを提供するためのプラットフォーム競争だと思えば、当然のことながらApple機種で考えればiphone+ipod touch+ipadが市場シェアを考えるときの基準になるだろうと思います。また、ノキアのシンビアンがいまだこの携帯OSシェアNo1であったとしても、現在および将来のお客が当該OSを、さまざまなコンテンツを入手、消費するためのプラットフォームとして認識しないのであれば、当該OSをiOSやAndroid等と競合する同列のOSとして考えること自体が、ある意味筋違いなのではと考えます。

上記は、単なる一素人のつぶやきにすぎず、投資等の参考にするには耐えられないものだと思いますので、読まれた方は話半分以下と思っていただければと思います。

ただ、個人的には、上記の認識に1年前や2年前にたどりついていたとしたら、間違いなくその時点でAppleの株式を大量購入していたと思います。何度考えても、残念でならないです。後から悔んでもしょうがないので、毎日ipod touchを使い倒して楽しむことで良しとしておきましょうか。

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