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2011年3月 2日 (水)

スマートフォンに見るマーケティング(その3)

「スマートフォンに見るマーケティング(その2)」でKDDI(au)のiphone参入を予想しましたが、いよいよその布石といいますか、そのための周辺環境が整ってきたようです。

(以下、関連する記事のリンクと引用(『』)です。)

http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819499E0EAE2E0938DE0EAE2E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E4E1E2E5E0E6E2E0E7E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;df=2

『これについても「グローバル端末の日本市場への投入は容易になったのか。例えばCDMA版iPhoneはどうか」という質問が出た。田中社長は「今回発表した日本版のHTC EVO WiMAXは米国版とほとんど差がなく、ソフトのビルド番号が違う程度。グローバル端末を日本市場に導入することは、今ではほとんどハードルがなくなったといえる。しかし、具体的にどんな製品が入ってくるかはセンシティブな話なので回答を控えたい」と明言を避けた。』

http://www.nikkei.com/tech/personal/article/g=96958A9C93819499E2E3E2E39A8DE2E3E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;df=3;p=9694E3EAE3E0E0E2E2EBE0E4E2E6

『「グローバルモデルが使える新800MHz帯ネットワーク」「SIMカードがなくても端末に契約者情報を書き込める仕組み」――。この2つの条件は何を意味するか。

■現実味帯びるKDDI版iPhone

 それは2月11日に米国でベライゾンが発売したCDMA2000版「iPhone4」を日本で受け入れる準備ができているということだ。

 ベライゾンのCDMA2000版iPhoneは、日本に持ち込むとKDDIの新800MHz帯周波数をキャッチする。ベライゾンから発売されているため、SIMカードは当然ない。田中社長はiPhoneについて「ノーコメント」を貫いているが、KDDI版iPhoneの登場は、着実に現実味を帯びてきている。

 CメールをiPhoneのSMS(ショート・メッセージ・サービス)に対応させるなどの課題は残るが、KDDIがグローバルモデルの導入に舵を切ったことで、状況は大きく変わった。今年のスマートフォン市場にはまだいくつもの波乱が待ち受けていそうだ。』

(引用おわり)

KDDI(au)がiphoneを採用するためには、3G周波数帯の問題を解決する必要があるようなのですが(ずいぶん前から指摘されていた話です)、今回他機種でその問題に踏み込んで解決に向けた早急な動きをKDDIが見せていることから、この問題はiphone導入のための障害にはならなそうです。(当方、当然のことながら、この分野の専門家ではないので、細かいことはわかりませんが)

当方はKDDIからiphoneが出ても購入予定はありませんが、当方の女房はau携帯持ちでスマートフォンを欲しがっているので、auからiphoneが出れば購入する可能性は高そうです。

今後の展開が非常に楽しみです。

今までの展開はまさにUSですでに起こったマーケティング的事象を、韓国、中国、日本と、順繰りに追っかけるように、同様の経路をたどって進んでいる展開だと思います。

ほんとマーケティング的には、定石通りの展開だと思います。

KDDI社長の「ワンセグ、お財布ケータイもシェア挽回に全くといってよいほど効果を発揮しないじゃないか!何とかしろ!」という声が聞こえてきそうです。マーケティング的にはこの展開は当たり前の展開だと、当方には思えますが。新たな付加価値を提供する商品で攻め込んで来る競合他社に対して、その競合他社の商品を凌駕する新たな付加価値を提供しない限り、シェアが削られるのは、ある意味必然だと当方は思っています。だからこそ、それをしない、あるいは出来ないKDDIがiphone導入で自らの地位を防衛しようと最大限の努力をするだろうことは容易に想像できます。

これはipadでも同じことだと思います。後続追随会社が「ipad or ipad2より高スペックです。」といくら謳ったところで、お客の心には響きません。お客にとっては、それが自分の生活をどう変えるのか、いままで出来なかったどんな素晴らしいことが実現できるのかが重要なのであって、デュアルコアだろうがなんだろうが、自身の生活を革新してくれるのでなければ、「ipadで自身の日々の生活を変えるかもしれない革新的な提案をしてくれたAppleのipad2を買っとけ、それが一番無難。」となるだろうことは容易に推測されます。

その意味で、「Appleはipad2のプライスをたたいて来なければ(プライスディスカウントをしなければ)、これから津波のように襲ってくる追随業者たちの存在によって、苦しい展開となるだろう」と予想している、一部US記事を書いている記者たちは、マーケティングを知らない人間なのだろうなと(勝手に)想像しています。価格競争でこれから本当に苦しむのは、これから山ほど参入してきて、1社のみではまともなシェアも販売ロットも確保できない数多くの追随会社群と、相場は決まっているだろうに。

あと、Appleはその独特のビジネスストラクチャーから、Googleをはじめとするどの競合他社も実現できない革新的なあるサービスを将来実現することができるだろうし、実際に2011年中にAppleはそれをやってくるだろうと、当方は予想しています。Appleのその独特のビジネスストラクチャーを基に考えれば、誰もが一瞬でその結論に到達できるだろうと思うのですが、なぜかどの記事もどの専門家もそれを指摘していないのが、当方にはどうにも不思議でなりません。ただ、当方がその記述を発見できていないだけなのかもしれませんが。

こういった、マーケティング的な将来予測は本当に楽しいです。ipod touchを使いこなして、最初にAppleのビジネスストラクチャーの価値が腹に落ちた時には、「これに1年、2年前に気づいていれば(株式投資で大きくもうけられたのに)と思いましたが、このようなマーケティング的に興味深い市場に気づけただけでも儲けものだと今は考えています。

そもそも、当方の子供が「(MP3プレイヤーで)嵐の曲を聴きたい」と言い出したことが、Audibleにせよ、スマートフォン市場の発見にしろ、当方の最近の気づきのすべての発端となっており、それがなければ、当方は今でも全くこの世界に気づいていなかっただろうと思います。その意味で、子供にはほんと感謝しきりです。

今後も、この市場の将来展開が楽しみです。

(例によって、上記は単なる一素人のつぶやきでしかありません。読まれる方はその旨、ご了解いただければと思います。)

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