米国証券口座

2009年10月31日 (土)

荒れ始めた感じですね

米国市場を中心にして荒れ始めた感じです。

今月の投資資金は、月始の低い時と月末時の急落2回を拾えて、こんなにうまく拾えるときもあるのかと喜んではいるのですが、わかりやすい大きな動きが起こりはじめたということで、もしかすると市場再波乱の幕開けのサインなのかも。

喜んでばかりはいられないかもしれません。

また来月もじっくり下値を拾っていこうと思います。

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2009年10月 7日 (水)

US他証券会社からIBへの資産移管(その2)

US他証券会社からIBへの資産移管(その1)の続きです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/usib-d2d4.html

結果は、ほんの数日で、何のトラブルもなく資産移管が無事完了しました。

IBってほんとに便利ですね。他のUS証券会社だったら、たぶん書類を書いて提出しなければならず、書き方がわからずに悩んだり、問い合わせのやりとりをしたりと、面倒なことになっていたのではと思います。

IBの日本からの新規口座開設が停止されてしまったのは、本当に残念です。

それでは既IB口座保有の方のための情報ということで、ご活用ください。

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2009年10月 3日 (土)

US他証券会社からIBへの資産移管(その1)

最近、USのある証券会社の資産(ETFポジションを含む)をIBに全部移管してみましたので、簡単にその方法と顛末を記録しておきます。

あるUS証券口座を作っては見たものの、全くといってよいほど利用しなくなっていましたので、口座整理のため、IBへの資産移管を意図したものです。移管元US証券口座は自動的にクローズとなるようです。

Automated Customer Account Transfer Service(ACATS)により、複数のUS証券口座間での資産移動は行われるとのことで、4~8日程度を要するようです。

実際の手続きは、資産の受け側(今回の私のケースではIB)で行うようです。IBのAccount ManagementのFund Managementを選び、ACATS、Full、移管元証券会社の順にドロップダウンテキストボックスから選択し、移管元証券会社の口座番号を入力すれば、あとは認証手続きをするだけです。

インターネット上で必要事項をインプットするだけで、手続きがあっという間に終わってしまいました。果たしてトラブルなしに資産移管が完了できるでしょうか?

結果は次回。

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2009年6月23日 (火)

WisdomTreeのQuarterlyDividend

WisdomTreeのETFに四半期配当が出ますね。

http://www.wisdomtree.com/about/pdf/WisdomTree-WT-Declares-Quarterly-Dividend-580.pdf

また、いつものように配当再投資を行う予定です。

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2009年2月18日 (水)

今月の投資

今月の投資を17日US市場引けと18日のUS市場寄りで行っておきました。

為替の動きがちょっと変わってきた感じです。今までは大きな下げイコール円高だったので、考える必要なくUS市場下げ時に買いを入れる行動で何ら違和感がなかったと思うのですが、今はUS市場の大きな下げでも円高にならず円安方向に逆に戻しているので、追加投資資金の円から見た海外資産の安値購入狙いがちょっと難しくなってきている感じがします。

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2009年1月24日 (土)

UltraShortETFに関する記事

Seeking Alphaに表題に関する記事がありましたので、リンクします。

http://seekingalpha.com/article/116221-distressing-details-of-the-ultrashorts?source=feed

以前のエントリーで書いた、

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-391f.html

に関係する記事です。

また、以下のエントリーのコメント欄でも、この構造についてちょっと触れています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/etf-9164.html

今回のSeeking Alphaの記事では、当方が上記エントリーのコメントで書いたようなETFのリターン例が、次々と出てきます。軽くまとめますと、

                         期間     ロング ウルトラショート 

Real Estate  Jan2-Dec17  -39.2%       -48.2%

Financial      Jan2-Dec17  -49.3%          1.4%

China       2008        -46.7%       -57.2%

Emerging     2008        -52%           -25%

Oil & Gas         2008        -40%          -19%

ある意味、壮観というか、すさまじいというか...

この構造を知らずして、このタイプのETFや金融商品に投資することは自殺行為かと思います。というか、この構造を知っていたら、デイトレードの人以外は、利用する意味を感じないのでは。

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2009年1月21日 (水)

今月の投資

昨日のUS市場はオバマ新大統領就任にもかかわらず大きく下げましたね。

今月の投資は、さくっと今日済ませておこうかと思います。

そういえば、IBのWeb Traderがログインできるようになっていました。またTrader Workstationから使い慣れたWeb Traderに逆戻りです。

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2008年12月26日 (金)

WisdomTreeのInternationalETF配当支払

うっかり見逃していたような気がしますが、WisdomTreeのInternationalETFが配当支払をするようです。高配当株のETFでかつ市場下落している状態なので、Ordinary Incomeだけなのに、ものすごい配当率になっています。(以下のリンクでは、US DomesticのQuarterly Dividendの情報も含まれています。)

http://www.wisdomtree.com/about/pdf/WisdomTree-PR-WT-Declares-Quarterl-Dist-Q4-2008-542.pdf

これは、ぜひとも再投資しないといけませんね。

支払日が今日になっているみたいなので、ちょうどCashが今日着金するのではないかと思います。今回は1年分の配当ですので、かなりまとまった金額です。(どうも、以後はInternationalETFもQuarterlyの配当支払になるみたいですね。)

http://www.wisdomtree.com/about/pdf/WisdomTree-WT-Announces-Change-to-Quarterl-Div-Distribution-543.pdf

このような市場低迷期にちゃんと配当再投資を行うことで非常に好ましい長期リターンを導くことができるという、過去の実証統計をきちんと踏まえた投資行動を貫徹したいですね。

市場が下がっているときに市場から離れ、市場が戻ってから高値で資金を市場に戻す、人間の感情に振り回された投資行動は、資産投資のリターンを著しく減らす、厳禁の投資行動と心得ています。だからこそ、今夜は有無を言わさず配当再投資です。

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2008年12月20日 (土)

今月の投資

19日のUS市場引け前に、今月の投資資金を投資しておきました。

もう年末ですね。

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2008年12月13日 (土)

不可解なレバレッジETFの動き

最近、レバレッジ型のETF、ならびにそれと同等の構造を持ち、長期投資することの意味自体が失われる構造をもつ投資ビークルの問題点を指摘するエントリーを書きました。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-391f.html

ふと、Seeking Alphaの記事を見ていたら、レバレッジ型のETFに関して、怪しい記事を発見しました。とりあえず、リンクしておきます。

http://seekingalpha.com/article/110446-strange-stuff-in-double-inverse-etf-land?source=feed

とても、全貌や背景をきちんと説明できそうにないのですが、記事によると、どうもRydex Inverse 2X S&P Select Sector Energy ETF(REC)、すなわち、エネルギーに関して2倍のレバレッジでショートを振るETFが、直近、NAVの殆ど(86%)を分配することになり、市場価格が暴落しているようです。

Yahooの市場価格は以下の通りになっています。

Date         Close

12-12-08  12.21

11-12-08  12.03

10-12-08  12.05

09-12-08 100.28

分配額は$86.48だそうです。記事によると、このETFは2008年6月10日に取引開始され、スタートNAVは$75とのことですが、Yahooのデータで見ると、2008年7月22日から取引データが始まっていて、87.22がその日の寄り付き値になっています。???

上記情報の示す現象が正しいとすると、何が問題なのかはもうおわかりですね。USではShort Term Capital Gain Distributionはすごい高率の税金がかかるのではなかったでしょうか。実際には10%や20%くらいしかゲインのない投資に対して、投資元本の大半が強制的に返還されて、それに高率の税金がかかったのでは、たまったものではありません。あわてて売り払って、譲渡損と相殺できるのなら良いのですが、どうなのですかね。

日本からの投資家の場合は、USの投資家とは違ってそのような短期利益分配に関して不利な取り扱いはないですが、配当所得と譲渡所得の股裂き事象は発生すると思います。多額の配当所得による総合課税税金増加と譲渡損の分離課税による配当所得等との相殺不可という、まことに都合の悪い現象です。

正直、ここまで都合の悪い現象で、投資家を構造的に殺しに来る商品はめったにないと思います。こんな投資を繰り返していては、投資の神様でもお金が溶けてしまうのではないでしょうか。

何かの間違いであれば良いのですが・・・

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2008年12月 4日 (木)

WisdomTreeよりROI

WisdomTreeより新しいETFが出るようです。

http://www.wisdomtree.com/about/pdf/WisdomTree-PR-WT-Launches-Growth-ROI-538.pdf

WisdomTree LargeCap Growth Fund(ROI)という名前で、12月4日からだそうです。インデックスのページも以下に貼っておきます。

http://www.wisdomtree.com/etfs/index-details.asp?indexid=92#history

インデックスのページ等を見ると、earnings, sales, book value, priceの過去4Q(1年)の成長率の良いUSLargeCap上位30%の企業を選択する形のファンダメンタルインデックスのようです。(毎年4月に年1回リバランス)

株式市場のアノマリー等に関する書籍の記述等で、短期のトレンドは一定期間続く傾向にあるといった統計的結果を目にしたりしますが、原理的には、結果的にそういったアノマリーを獲得する形のETFなのかもしれません。

個人的にはバリュー指向が強いので、あまり購入したい気にはならないのですが、とりあえずご紹介しときます。

久しぶりのETF新商品という感じがしますね。

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2008年12月 1日 (月)

レバレッジビークルの落とし穴

最近はUSのETFでレバレッジのかかったものがどんどん出てきているように思います。特に、この方面も全然詳しくないので、推測や憶測のみになってしまい、かつ間違い等もあると思いますが、個人的に問題だと思うことを書いてみようと思います。

最近のレバレッジETF等は、個人的には投資対象として見ていないこともあり、全く覗いて見たことがないのですが、原理的に指数先物等が入っていることが多いのではないかと思います。まあ、資金借り入れ等によるレバレッジをかけても、結果の現象は原理的には同じだと思うので、この際細かいことは無視して話を進めます。

まず、100の資金があって、例えばS&P500の先物を買うことにより2倍のレバレッジ投資を行うETFがあるとします。まず最初に問題なのは、理論的に先物価格は短期金利調整された価格になっているはずですから、上でも挙げたとおり、あたかも100の自己資金のほかに、100の借金をして現物S&P500を購入したときのポジションと、原理的にはほぼ同じになるはずです。ここでもう、想定借入金100に対する借り入れ利子相当分だけ、パフォーマンスが劣後するんじゃないかと思います。

このポイントは、今回指摘したいメインポイントではなく、次のポイントが重要だと思います。

例えば、上の例で100の資金で、先物を使い200のS&P500のポジションを作った後、S&P500が25%やられたとします。すると200のS&P500ポジションは150に減ることとなり、このとき、このETFは50やられて、ETF資金は50に減ってしまうと思います。ここでETF資金が100から50に減ってしまったのですから、S&P500の先物ポジションは150から100に減らさなくてはいけません(2倍のレバレッジに再調整)。したがって先物ポジションの3分の1を売らなくてはならなくなります。

次に、先に25%やられたS&P500株価が4/3倍(≒1.33倍)に増え、原点復帰したとします。すると100のポジションを持ち、50の資金だったETFは、133のポジションとなり、ETF資金は83に増えます。(その後、先物ポジションは167程度に増やされます)

ここは、お約束ですが、ええっ!と驚くところです。(笑)

S&P500がいったん下がった後、上がって元の価格に戻っても、レバレッジがかかったETFは原点復帰できない(100に戻らない)のです。

これは何故か?上の例でこのETFがやっていることを冷静に見ればすぐにわかります。このETFは市場が下がったときにポジションを売りたたき、市場が上がった後に、ポジションを増やすのです。

まさに、リスク資産への投資で資金を失う投資家と全く同じ投資行動になっています。高値掴みで買い、安値で売り叩くことは、人間が感情的にやっても、機械的かつ定期的に行っても、本質的に全く同じ結果を招きます。

つまり、ただ想定借り入れ資金利子にかかる負担だけではなく、その投資行動から生まれるネガティブ要因により、レバレッジビークルは、せっかくのリスク資産の無リスク資産超過リターン期待値を吹き飛ばす構造になっているわけです。

上記の例はまことに荒い例であって、実際はデイリー等でリバランスされるのでしょうが、細かくやっても理論的に問題の構造は解消されることはありません。また、先に上げがきて、後に下げて原点復帰する形でも、同じように、レバレッジビークルは原点割れしてしまいます。

レバレッジETFは、せっかくのリスク資産の無リスク資産超過リターン期待値を吹き飛ばし、長期投資を行うときに得られることを期待する利益源泉が消失してしまう構造にありますから、まさに丁半ばくちに近いビークルになってしまい、長期投資する意味のないビークルになっていると思います。

なので、私はレバレッジビークルは、はなっから投資対象外にしているわけです。

個人的には、当該商品は、賭場のばくち商品と認識しています。ETFの中にも、投資してはいけないと思う商品がどんどん増えてきますね。

そうそう、最近は、昔懐かしのポートフォリオインシュランスのしくみ(市場価格に応じてリスク資産のエクスポージャーを動的に変える仕組み)をまた目にするようになっていますが、個人的には、最近の市場波乱でデリバティブ複製に失敗しちゃった業者が、それに懲りてそのようなリスクの相手方への転嫁を試みているという側面もあるのではないかと見ています。

ちょっと話がそれてしまいましたが、このしくみもまた高値買い安値売りの機械的投資であって、上記レバレッジビークルと全く同じようにリスク資産の無リスク資産超過リターン期待値を吹き飛ばす構造になっていますのでご注意ください。これも、個人だけではなく事業会社もあまねくつかまっているのではないかと懸念され、・・・困ったものです。

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2008年11月19日 (水)

今月の投資

今月の投資資金での投資を18日のUS市場寄り付きでさくっとやっておきました。

これでまた、来月までやることなしです。

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2008年11月17日 (月)

IBのマニュアル本(その2)

AICがIBマニュアル本発売の準備をしている話を、以前当ブログで取り上げましたが、その製作が遅れているみたいです。

以前のブログ内容は以下の通りです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/ib_5ae3.html

製作スケジュールについてAICの掲示板でやりとりがあり、今は来年2月を目指して製作中だそうです。

IBはいろんなことが出来すぎると思うので、マニュアル本製作も大変そうです。

ご参考まで。

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2008年11月16日 (日)

資金移動

最近、ある米国証券口座から別の米国証券口座に資金移動(Wire Transfer)をしました。

Verificationのために証券会社に電話しなければならなかったのですが、久しぶりに電話すると、慣れないことなのでやっぱり大変ですね。直接、面と向かって話しする方がずっと楽です。

そうはいっても、話す内容と言えば、まず本人確認のための先方の質問に答えるやりとりをして、次にリクエスト内容に関することを話して確認してもらい、必要あれば状況確認や先方のアクションスケジュールについて聞くといった、非常に限られた定型的なやりとりしかあり得ませんので、慣れたら何てことないプロセスだろうと思います。

慣れるほどやる機会がないのが、問題といえば問題なのですが。

米国証券口座をお持ちの方や、これから持とうとされる方のご参考となれば幸いです。

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2008年11月 3日 (月)

特選!買ってはいけない金融商品まとめ

振り返って見ると、当ブログで、この関連のテーマで書いたエントリーがたくさんあるように思います。

ついては、この関連のブログをまとめて取り上げるブログを作成、リンクを張ることにより、ご覧になる方が、危険な商品群を短時間ですばやく理解、チェックできるようにしたいと思います。

まずは、日経平均オプション内包型投資信託です。これは全ての人にとって、買ってはいけない商品だと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_e5fb.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_0b05.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-9472.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-501a.html

次は、仕組み預金です。これもデリバティブが組み込まれた、個人にとって確率上、非常に不利に設計された商品だと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_e9d8.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_6248.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_9659.html

次は、期限付高金利預金と投資信託とのセット販売です。セットで買うと本当にお得になっているでしょうか。金利を実額で計算してみたり、どこかで別の会社が同種のファンドをノーロードで販売していないかどうか、当って見た方が良いと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_7f23.html

以下は、グロソブを代表とする毎月配当型投資信託です。毎月のキャッシュインフローが本当に必要な方以外は、買ってはいけない商品だと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_8239.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_5896.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-cbd3.html

次はご当地ファンドです。買ってはいけないかどうかは、人によるとは思いますが、ある意味、投資信託の根本思想を否定しにいっているファンドだと思いますので、買おうと思われる方はそのポイントとデメリットを十分承知して買うべきと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_89c3.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-a514.html

その時代時代のホットなテーマに投資する金融商品についても注意が必要です。ぼったくりの仕組みが内包されていることが非常に多いと思います。過去、ベトナムや中国本土株ファンド等について取り上げています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_d07a.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/a_2f49.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_56b4.html

このエントリーは買ってはいけない金融商品ではありませんが、引っかかってはいけない金融商品の表示、開示に関するエントリーです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_195c.html

次は変額年金です。この商品の場合は、名目購買価値の方を実質購買価値よりも重視してしまう人間心理に注意して、本当にその保証が自分にとって必要かを考える必要があると思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_38bf.html

このエントリーのような金融機関の話も注意すべき話かと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_e524.html

ETNにも、注意すべきです。そのリスクとデメリットをきちんと理解した上で、それでもそのETNが必要な場合にのみ、購入を考えるべきです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/etfetnno_3c5e.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/etf_a655.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/etn_4549.html

ETFも例外ではありません。以下のエントリーで取り上げたETF群は、今のところ、当方の懸念でしかなく、そのデメリットが既に証明されているわけではないと思いますが、注意すべきETFがあることは念頭において投資すべきだと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_5025.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/powersharesetf_2c2e.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/powersharesdyna.html

これもETFに関するものですが、レバレッジ型とも呼ぶべきものです。これも買ってはいけない投資商品だと、個人的に考えています。また、ETFに限らず、同じ仕組みを有していて長期投資する理由が消失してしまうナンセンスな商品が世の中には存在していますので、ご注意ください。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-391f.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/ultrashortetf-c.html

その他のこのテーマに関連するエントリーです。買ってはいけない金融商品か、そうでないか判断するための考え方の参考にしていただければ幸いです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_5f8c.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_bfdd.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_a6a9.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_7f76.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_4176.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_53c7.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/isharesetf_50df.html

間違いなく、買ってはいけない金融商品をきちんと避けることが、フィナンシャルフリーダムに到達するための必要条件の1つだと思います。

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2008年10月19日 (日)

臨時投資

どうでもいい話ではありますが、先週の16日の夜のUS市場寄り付きで、投資用資金とは別に管理している資金の一部を投入して、臨時投資をしておきました。

あまりにも異常に割安だったので…

さすがに、今月の下落は暴落として後世に語り継がれる下落でしょうから、その渦中における自身の投資行動を記念にメモとして残しておきます。

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2008年10月 1日 (水)

法案否決

29日の米国下院議会の金融安定化法案の否決は、意外だったですね。たぶん、これを純粋に予想した人はあんまりいなかったのでは。

それを受けた米国市場の暴落ぶりもすごかったですね。朝起きてから知ったので、後の祭りでした。

仕方が無いので、30日の米国市場の寄付きで、早速10月の投資資金を投入してしまいました。これで、10月はいつ投資資金を投入するか迷うこともなくなりました。おこずかいをあっという間に使ってしまった子供の気分ですね。

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2008年9月21日 (日)

投資方針関係雑感

先週は、さすがに歴史に残る下落とリバウンドだったのでしょうね。

ヨーロッパの国の株式指数でさえ、金曜日は8%とかそんな上昇してましたし、中国H株など、日中に▲10%を見せたあと、0%付近のところまで戻った日もあったみたいですし、金曜日など15%の上昇でした。ロシア株はそれをはるかにしのぐ22%超の上昇を金曜日には見せました。

下落も上昇も破格で、異常な週だったと思います。

今週、どうなるのか、個人的には全く予見を持っていませんし、持ったところで投資行動を変えるつもりが全くありません。今月の投資資金は投入完了してしまったので、また来月以降、毎月のように割安に見えて魅力を感じる投資ビークルに投資資金を投入し続けるだけです。

こういう極端な相場つきを見るにつけ、投資において本当に大事なことが何かということを思い知らされます。世界一優れた銘柄選択の目も、ビジネスの落とし穴を見抜く眼力も、このようなときに自身の感情に振り回されて投資資産を投げてしまっては全く役に立たず、すべてが無に帰することになりかねません。

自身で確認することは全然していませんが、個別バリュー投資から撤退したり、インデックス投資から撤退して投資を止めてしまったりといった、リスク資産がいやというほど下がってしまってから投資を止める行動に走る人は、おそらくは後をたたないのではないでしょうか。

結局、最悪のタイミングに属する時期に、感情的に耐えられずリスク資産から逃避する結果になってしまった場合は、自身のリスク許容度を超える投資戦略を取ってしまったが故の失敗ということになり、投資は市場との戦いではなく、自分自身との対話であることを踏まえないが故の結果ということになると思います。

どんなに優れた投資戦略も、自身のリスク許容度や持続可能性、能力等を踏まえた個別の条件をクリアできない限り、絵に描いた餅となると思います。この意味で、投資戦略の違い(バリュー投資、インデックス投資やその他)について、個人的な条件を踏まえることなく、優れているとか劣っているだとかいう議論に、実際は何の意味もないのではないかと考えています。

私は、個人的にこれからも一生ものでリスク資産を保有し続けるつもりで、それに足るようなポートフォリオを維持しながら、継続的に投資資金をずっと投入していきます。

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2008年9月15日 (月)

ひこにゃん

今週末は、ひこにゃんに会いに、琵琶湖畔に旅行に行ってきました。

帰ってきたら、リーマンの連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用申請とか、メリルがバンカメに買収されたりといったニュースが。

これは、今月の残存投資資金を投入するしかない展開ですね。

ということで、今夜の米国市場で買い付けしようと思います。

それにしても、今回のひこにゃん旅行は子供に大受けで大正解でした。

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2008年9月11日 (木)

サムライ債

今回は趣向を変えて、金融系の時事的話題に触れてみます。

この分野、私は素人ですので、間違い等あるかもしれません。以下はその前提で、お読みいただければと思います。

最近、外国会社がしきりに日本でサムライ債を発行しているようです。以下のリンクは、シティのサムライ債関連の記事です。

http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/jcast-26675/1.htm

確か、最近の日経新聞にも取り上げられていましたね。

おそらくは、海外の市場で付いている債券の信用リスクスプレッドに対し、日本で円建てで発行すると、そのスプレッドが海外で発行するより小さくなるので、おいしいと思ってこれら外国会社が日本でサムライ債を発行しているのはないかと容易に想像がつきます。ただ、この手のことを個人的に一度も検証してみたことがなかったので、軽く調べて、本当かどうか計算してみました。

某アメリカの証券口座で社債を調べて見たら、ちょうど今日本で発行されているシティのサムライ債と条件の近い、3年物の2011年9月末償還の債券が見つかりました。その債券のクーポンレートは5.1%で、プライスは100.27でした。ざっくりと計算してみると、この債券の複利利回りは、ちょうど5.0%程度になり、それを米国国債の3年物の今の金利水準(2.33%、ブルームバーグのサイトより)から引き算すると、今のシティの信用リスクスプレッドは、5.0%-2.33%で、およそ2.67%であることがわかります。

ここでざっくり、今の日本国債の3年物(0.86%、これもブルームバーグのサイトより)にシティの信用リスクスプレッド2.67%を足すと、3.53%となります。このレートに対し、上記記事のシティのサムライ債のクーポンレートは3.22%なので、サムライ債にして日本で債券発行することにより、シティは社債支払金利を年率でおよそ0.31%節約できたことに、計算上はなるかと思います。

うーん、思ったより差が小さいですね。確かに想定通り、日本で債券発行することにより、シティは支払金利スプレッドを節約してはいるようですが、個人的には、もっとものすごい差があるのではないかと予想していました。

前回シティがサムライ債を発行した際も検証しておけばよかったですね。そうすると、時系列の比較も出来、もっと面白い結果も確認できたかもしれません。

上記の検証が正確に正しいためには、おそらく厳密には日本国と米国の信用リスクに差がない必要があって、これは厳密には全然満たされていない条件だと思いますが、とりあえずこのポイントについて、論理的に妥当なスプレッド差を解明するのは不可能だと思いますので、上記ではこういう難解な話は無視して話を展開してみました。

米国証券口座を保有している方は、US債券市場でダイレクトに既発債を買った方が、日本のサムライ債を買うより、信用リスクスプレッドとしての金利は実質的にたくさんもらえる可能性がやはり高そうだという、まあ、当たり前かもしれない結果となりました。

ご参考まで。

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2008年9月 7日 (日)

DNLの動き

日本株ETFのEWJと日本株の高配当株ETFのDNLの直近の動きを見てみると、USの時価総額比例ETFとバリュー系ETFの直近の動きと同じく、7月あたりからダイバージェンスが起こっているように見えます。

US銀行セクターETFが7月中旬からいったん跳ね上がってから足元下がっていますが、USバリュー系ETFは、7月中旬からの跳ね上がりは一緒ですが、足もとの動きはUS銀行セクターETFとは同じように下がっておらず、ここでもダイバージェンスが起こっているように見えます。USバリュー系ETFのここ最近の強い動きは、単なるUS銀行セクターの強さだけが原因ではないという可能性が疑われます。

US大型株のIWB、IWD、IWOを単純に比較しても、やはり直近バリュー寄りETFの動きが強いことが確認できます。

単なるUS一国の範囲を超えて、バリュー寄りETFが強い展開となる相場付きになっている可能性が高いと思いますね。USでは過去2000年終わりから2002年始めまでの期間も、見事にこのダイバージェンスが起こっているように見えますので、この動き、下落相場の後半に出現する可能性の高い動きなのかもしれません。

まあ、特に投資資産をばたばたさせるつもりがさらさらないので、このあたりがすっきり解明したからといってどうということもなく、あまり真剣に追求しようとする気もないのですが、純粋に興味本位で眺めているといったところです。

さて、将来の動きはどうなりますか。

最近の新規投資資金の投入は、たぶん当ブログを読まれている方には良くお分かりの通り、もう上がり始めているUSバリュー系ETFを避けて、まだはっきりとした強さを見せていないUS除く先進国のバリュー系ETFを購入するようにしています。金曜日も、どんと来た感じがあったので、今月の投資資金の一部を投入しておきました。残りは月の後半かな。

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2008年9月 5日 (金)

IWN

かなり前から、持ち株ならぬ持ちETFのIWNがずいぶん上がってるなあとか、WisdomTreeの米国配当加重のETFも上がっているなあ、その他USバリュー株ETFも上がってるなあと思いながら、市場を眺めていますが(興味ある方はこれらETFとSPYの直近の動きを比較してみて下さい)、米国市場銀行株の最近のリバウンドもその理由の一つなのかもしれません。ロイターにこんな記事もありました。

http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK825333320080904

ヘッジファンドもばたばた忙しいことです。こんなときにも、上がっていく銀行株のエクスポージャーも、下がっていく石油株のエクスポージャーも両方持っている個人投資家は、何もせずにおっとりと毎日を過ごしています。

なぜ、資源株だ、商品だと、ばたばたしなければならないのか。その挙句に破綻の危機とは・・・。人生を無駄にしている気がします。

同じ運用でも、180度異なる世界の出来事のように感じます。

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2008年8月18日 (月)

今月の投資

今月の投資資金を、今週投資しようと思っています。

先月は、えいやーと思い切って飛び込む場面があり、今月もそのような場面があれば良いのですが、今週中にはそういう絶好の場面はこないかもしれないですね。

まあ、あんまり引っ張ることなく、下がった日にでも投資しようと考えています。

先月えいやーと飛び込んだ後、USの方は思いのほか上がった感がありますので、今月はUS除く先進国のETFに投資しようかと思っています。

そういえば、中国はあいかわらず大きく下がってますね。どこで止まるのやら。

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2008年7月26日 (土)

DEM(その2)

以前、WisdomTreeの新興国高配当株ETFのDEMの運用経過について当ブログで取り上げたのですが、ふと気が付くと、足元でも時価総額比例の同種のETF(例えばEEM)をかなり引き離しています。

以前のブログはこちらです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/dem.html

どうも、今やって見ると、ヤフーのグラフのリンクを期間指定でうまく張ることができないみたいですので、ご興味ある方は、USのヤフーファイナンスでDEMとEEM、VWOのリターングラフを作って見てみてください。

7月15日あたりから、DEMとそれ以外の時価総額比例の新興国株ETFのパフォーマンスに顕著な差が出ています。

当然ながら、それ以前もDEMのパフォーマンスが良く、前回もそれで当ブログにて取り上げたわけですので、DEM取引開始以来のパフォーマンス比較グラフを作っても(昨年7月13日以降)、10%以上DEMのパフォーマンスがその他を上回っています。

前回当ブログで取り上げたときの、DEMの相対的な好パフォーマンスの理由としては、その時点で好調な台湾やブラジルの割合が高く、不調な中国等の割合が際立って低いポートフォリオとなっているのが原因のように思えましたが、最近はブラジルなどの資源国のパフォーマンスは相対的に悪いようなイメージを持っていたので、直近のDEMの時価総額比例ETFに対するアウトパフォーマンスの理由がわからず、ちょっと調べてみました。

で、DEMの直近のポートフォリオ構成を見てみると、持ち株上位であったペトロブラス(ブラジル石油関連株)が、上位から消えているではありませんか。(確か以前は、保有占率1位か2位であったような気がします。あやふやな記憶ですが。)

http://www.wisdomtree.com/etfs/index-details.asp?IndexID=80

そういえば、WisdomTreeのファンダメンタルETFは年1回、配当利回りのランク付けによるリバランスがあるはずで、6月か7月あたりがそのリバランスのタイミングだったかもしれません。(これも、あいまいな記憶ですが)

どうも、直近のペトロブラス等のブラジル株の下落を、高配当株リバランスで、きれいに避けてくれているのかもしれません。

その他気付いたのは、ポートフォリオのIndustry Groupのデータです。確か、DEMのIndustory Groupの上位は、Energy, Materialsだったように記憶していたのですが、今見ると1位がTelecommunication Servicesで2位がBanksになっています。(Energy, Materialsの全体に対する占率は、全体の23.5%くらいです。)

http://www.wisdomtree.com/etfs/index-details.asp?IndexID=80

念のため、EEMについてもどうなっているか調べてみると、

http://us.ishares.com/product_info/fund/overview/EEM.htm

やはり、1位がEnergy、2位がMaterialsとなっており、この両者で全体の40%近くを占めています。(6月末の数値ですが)

このあたりがDEMとEEMの直近のパフォーマンスの差を説明していそうな気がします。

なんか下手な短期投機家よりもよっぽどうまくやってくれている感じです。ただ購入して放置しているだけで、定期的な見直しにより割安なポートフォリオ構成を維持してくれることで好結果をもたらしてくれるのであれば、これほど良い投資ビークルはないですね。

さて、将来はどんな結果になりますでしょうか。

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2008年7月23日 (水)

国際投信のisharesETF寄せ集めファンド

国際投信からisharesETFを寄せ集めたファンドが出るらしいですね。

すでに様々なブログで取り上げられています。

米国証券口座を使って投資している立場からは、何の意味もないナンセンスなファンドなので、ソースにあたることすらする気になれないのですが、これも、ETFにより日本のファンド業界の地位が脅かされてきていることの1つの表れなのではないかと、個人的には解釈しています。

日本のファンド業界が、効率的な投資ビークルを完全に無視し続けることは到底出来るはずもなく、効率的な投資ビークルにアクセスできない一部のお客に対する仲介コバンザメビジネスを始めるという、こういった形でもより進化した利便性の高いビークルへの世の中の流れが始まってしまうということなのだと思います。(こういったコバンザメビジネス自体は、存在意義を示せずいずれ消えていく運命とは思いますが。)

いずれは、このような効率的な投資ビークルへのアクセスが、誰にとっても簡単に出来る世の中がやってくるのですから、その世の中で中心的なリーダーとなれるように、先陣を切って道を切り開いていく企業であるほうが、そういう世の中で恐竜のように絶滅していく企業よりずっと良いだろうことははじめから見えているはずなのに、日本の企業はなぜそういうことを見据えた行動を取らないのでしょうか。本当に不思議です。

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2008年7月15日 (火)

また、

セリングクライマックスの時が近づいてきている気がしますね。

今月の投資資金は、今週に投入しようと思っていたのですが、いつ買いを入れるべきか悩ましい感じです。

えいやーと飛び込みますか。

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2008年7月13日 (日)

新証券税制の話

本日の日経新聞のSunday Nikkeiでは、新証券税制の話が良くまとまった形でかかれています。

わかりやすいので、お勧めです。興味ある方は読んで見てください。

個人的なポイントは、2009年、2010年は配当金が100万円を超えると確定申告が必須となる点です。記事では、この確定申告により国民健康保険料、介護保険料が上がってしまうだろうことがわかりやすく書いてありました。

外国証券会社での投資は、その配当金は総合課税となり、年間20万円以下だったか未満だったかの副収入の申告免除に該当しない限りは、確定申告の必要がありますので、個人的には確定申告は毎年のイベントであって何のストレスもないのですが、世の中には確定申告に拒絶感を持っている方々が多そうです。

しかも、国保や介護保険料が上がるとなれば、何としても確定申告を回避するために必死に対応しようとする人が続出しそうな気がします。

結果、記事にも触れられているように、グロソブ等の毎月配当ファンド等の解約や、高配当株式の売却などの行動が予想されますね。

前者はある意味、どうでもよいのですが、後者にはちょっと問題を感じますね。日本の株式は特に配当還元率が低く、有望な新規投資先があるわけでもないのに無駄に利益を会社に留保し、資本効率が他国比で非常に悪いのに、無借金経営などとそれが一方的に良いことであるかのごとく捕らえる風潮があるような気がします(精緻に検証したわけではなく、単なる個人的印象ですが)。毎年安定的に利益を創出できる強いビジネスで、かつ高い配当を支払い続ける、投資家の資金を効率的に使用する好ましい企業の株式が、国民のポートフォリオから外されていくのは、うーん、ナンセンスな気がします。

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2008年6月 6日 (金)

IBのマニュアル本

AIC(海外投資を楽しむ会)で、IB(Interactive Brokers LLC)のマニュアル本を、今年の秋頃に発売する予定のようです。AIC会員の方なら、AIC会員専用掲示板で確認できますので、ご確認ください。

世界中の、株、債券、先物、オプション、FX他といった、多彩な取引機能を持つ口座ですから、きっと全く知らなかったIBの使い方が発見できるに違いありません。実際に使用するかどうかは別として、そのような、口座は持っていても全く使用しなかった使い方の新たな可能性を発見できるに違いないことは、今からとても楽しみです。

また、これからIBの口座開設を目指す方にとっても、便利で重宝する一冊になるのではと推測しています。

とりあえず、ご紹介まで。

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2008年5月31日 (土)

BRICs概観(その2)

前にBRICsの直近パフォーマンスについて以下の通りエントリーしましたが、そのときの傾向は今もまだ続いている感じです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/brics_c68a.html

BRICsの本命の中国、インドがあいかわらず低迷し続け、ブラジル、ロシアがとても好調な推移を続けています。

とりあえず、直近のグラフを載せておきます。

http://finance.yahoo.com/charts#chart13:symbol=fxi;range=20080102,20080530;compare=ewz+rsx+inp+ifn;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart11:symbol=fxi;range=20071031,20080530;compare=ewz+rsx+inp+ifn;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart18:symbol=fxi;range=20070507,20080530;compare=ewz+rsx+inp+ifn;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

最初が、今年のパフォーマンス、次が昨年10月末からのパフォーマンス、3番目がRSXが取引開始された2007年5月7日からのパフォーマンスです。

資源を持つ国と持たざる国の差でしょうか。ほんと、極端ですね。

長年投資していると何度も何度も、いやというほど経験することですけど、こうして見ると、ちょっと前のサブプライム問題もものともせずに破竹の勢いで上昇して、「これからは中国、インドの時代だ」と言わんばかりの過去の市場展開がウソのようです。中国、インドの時代にいずれ本当になるとしても、それらの国の株式市場からは、容易に痛い目に遭ってしまう可能性も大いにあるのが、投資の難しいところだと思います。(まさに成長の罠ですね。)

中国(香港市場中国株)に、また投資するときがいつか来るでしょうか。PERが一桁に近くなってバリュー視点で魅力的に感じるようになったら、私も喜んでまた投資することになるかもしれませんが、それも果たしていつになることやら。

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2008年5月14日 (水)

IBより日本の銀行への送金

最近、日本のネット証券会社の米国市場ETFの続々の取り扱いにもかかわらず、当方の投資資金のUS口座比率がより高まってしまっています。この現状を踏まえ、必要なときに自由にすばやく日本に資金を戻せるかどうかを、最近テストしてみました。

IBから、円資金を、日本の銀行に保有する普通預金口座に送金してみました。結果、翌日に日本の銀行に無事着金していました。

IBのアカウントマネージメントで送金先登録するときに、日本の銀行のSwiftコード(8桁の文字列です)を入力すると、機械的に送金先銀行の名前がセットされました。また、(支店番号)-(口座番号)すなわち、

XXX-XXXXXXX

を送金先銀行口座番号に指定して、送金先登録を済ませて、同時に送金入力したら、その日にIBから送られたようです。

円建てで、日本のごく一般的な円の普通預金口座に直接送金できるIBはやっぱり、かなり便利なのではないかと思います。US証券口座の資金を受けるために、日本の銀行でドル預金口座を開いたりする必要がなくなります。またこれで、ドル投資資金を円に戻して、日本で使うための円買いドル売りの際のコストも、IB内で済ますことで格安で済みますし。

ただし、着金の日本の銀行の側で、手数料を何千円か取られてしまいました。これについては、銀行間で差があるかも。まだまだ研究の余地はあるかもしれません。

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2008年4月29日 (火)

信用リスクスプレッド

思い返せば、当方がサブプライム関連によるマーケット動乱の初動を感じたのは、米国Treasury金利の動きからでした。コメントで宿題をいただいてから分析検討した結果、IEFとHYGの資産価格の差の広がりから信用リスクスプレッドの広がりを知覚し、米国Tresury金利の下落は質への逃避なのではないかと感じて、サブプライムローンの影響ではないかとエントリーしたのが以下の一連のブログです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_c2df.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_7d88.html

あのときから、HYGとIEFのスプレッドはどうなったでしょうか。

以下が現在の両者のグラフです。

http://finance.yahoo.com/charts#chart3:symbol=hyg;range=20070427,20080425;compare=ief;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;ohlcvalues=0;logscale=on;source=undefined

信用リスクスプレッドも、最悪に広がった時期を過ぎて、すでにかなり縮小に向かっているように見えます。何が何でも質への逃避というヒステリーなマーケット状況のフェーズは過ぎ去って、債券市場も合理性を取り戻しつつあるように思えます。

世界の株式市場のここ最近の戻りと、米国債券市場の正常化への動きは同調しているかのようです。

動乱の時を過ぎて、平穏な時がやってくるのかもしれないですね。

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2008年4月11日 (金)

ヨーロッパ市場

せっかくIBを使っていて、世界中の株式市場にアクセスできるのだからと、この間欧州株式市場のETFを覗いてみました。もし、魅力的なETFがあれば、欧州市場で買ってみるのもおもしろいかなと。4月になって、市場がだいぶもどってしまったイメージがあって、4月の投資資金で買いたいもののイメージがいまだ沸かないので、それを探す意味もありました。

どうせなら、米国市場では買えないETFを調べて見ようと、XSFR(S&P Select Frontier ETF)を調べて見ました。IBではXetra(ドイツ市場)で買える様で、市場での取引水準を覗いてみたのですが、とても取引に厚みがなく、買っても良いと思える安心感はありませんでした。それで、結局、このETFの購入は断念しました。

ちなみにIWRD(世界株ETF)などは、活発に取引がなされていたようで、このようなメジャーなETFやヨーロッパ株式ETF等の利用であれば、欧州市場の利用にも意味があるのかもしれません。でも、米国市場でもACWIが買えるようになりましたし、どうしても欧州市場のIWRDという状況ではなくなってきてますね。

ということで、欧州市場でのETF購入はとりあえずお預けとしました。

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2008年3月28日 (金)

バークレーズの新しい5つのETF

バークレーズから5つの新しいETFが出るようです。

http://seekingalpha.com/article/70346-ishares-launching-5-new-international-etfs-including-israel-thailand-and-turkey?source=feed

世界株(新興国を含む)、US除く世界株(新興国を含む)、イスラエル株、タイ株、トルコ株の5つのETFのようです。

それぞれ、使い道のありそうなETFですね。

もしかすると今日のUS市場で取引できるかもしれません。(3月28日前後から取り扱いとのことです。)

リンク記事にもありますが、もしかするとUSのタイ株やトルコ株等のクローズドエンドファンドの役割はこれで終わったかもしれないですね。これらの国に投資してみたくなったら、真っ先にこのETFを検討したいと思います。

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2008年3月21日 (金)

中国チベット関連

こんなニュースが当方の目を引きました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080320-00000090-san-int

インターネットと携帯の時代には、情報統制など何の意味も成さず、国家が自国に有利な国内世論誘導を有効に行うことも、世界に事実を隠し続けることも、非常に困難になっていると感じます。

仮想敵国や悪い外国を作り上げて国内不満を散らそうとする国家戦略が機能しなくなってきています。

中国も、この先進技術によって、自らの姿を足し引きすることなく、まるで鏡に正確に映し出すがごとく突きつけられつつあると思います。自らが絶対的善であり、外に悪が存在するという、政府が作る幻想が打ち破られていくとすれば、この国はこれからどういった軌跡をたどるのでしょうか。

中国本土市場も、香港中国株式市場であるH株指数等も、既にバブル崩壊と表現してもあながちおかしくないほどの高値からの下落幅を示し始めています。H株など、だんだん他国対比でも割高とは言えない水準にまで到達してきていると思います。

しかしながら、個人的には、中国ギョウザ事件しかり、このチベット関連しかり、とても中国に投資したい気になれません。

これからも、中国に投資すべきか否かで悩み続けることと思いますが、少なくとも当面は、中国を外した国際分散投資で行こうと思っています。

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2008年3月20日 (木)

US除く世界インフレ連動国債ETF

US除く世界インフレ連動国債ETFがUS市場で取り扱い開始されたようです。

http://seekingalpha.com/article/69269-first-global-tips-etf-hits-u-s

さっそく、こちらのサイトでも紹介されています。

http://401k.sblo.jp/article/12819332.html

当ブログでも、SEC申請段階のときに、一度ご紹介したETFです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/ustipsetf_1f64.html

ティッカーシンボルはWIPとのことです。

当ETFは、個人的にはぜひ、楽天証券やイートレード証券に取り扱い要望を出した方が良いETFだと思います。

世界の先進国や一部新興国政府がインフレ連動を保証する、インフレ抵抗力があり、保証のカウンターパーティを世界の国々の政府に分散することができる投資ツールです。USのインフレ連動国債ETFであるTIPと合わせてポートフォリオに組み込めば、インフレ抵抗力のある世界債券ポートフォリオを構築できます。

以前のブログでも書きましたが、理論的に筋が通っていて、通好みの投資ビークルだと思います。世界を又にかけた資産ポートフォリオを構築する際には、ぜひ存在して欲しい投資ビークルだと思います。

当ブログで以前インフレ連動債と、インフレ連動債ETFについて解説していますので、このあたりを詳しく知りたい方は以下をご参照ください。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/etf_637b.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/a_tip_for_tip.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_438c.html

個人的には、まだ債券資産に本格的にお世話になるのが適切な年齢だと思っていないので、まだこのWIPやTIPにお世話になるつもりはないのですが、将来年をとったら、このようなETFを利用してポートフォリオ構築していくことを検討すると思います。

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2008年3月18日 (火)

今日のUSの利下げ幅は?

今日の利下げ幅はどれくらいになりますか。

今週は、今月の投資分を投入しようと狙っていて、すでに昨日ある程度買ってしまいましたが、まだ少々残っている資金があり、近いうちにもう一回くらい沈むところがないかなと思っています。

ヨーロッパ市場では、今のところかなり上がってしまっているようですが。

今日は、素直に上げなのですかね。また朝早く起きて見て見ようと思います。

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2008年3月15日 (土)

ドル安

ドル安ですね。

1ドル100円を割ってしまいました。

注意しなければいけないのは、これはドル安であって円高ではないということ、すなわち、ドルとドルリンクの通貨が、その他の世界通貨に対して弱くなっているのであって、円がドルとドルリンク通貨以外の通貨に対して強くなっているわけではないということです。

なので、国際分散投資のために米国市場ETFに投資していて、その投資ビークルが全て米ドル建てであるからといって、それら投資ビークルの全てがドル円為替リスクを有しているわけではないことは、当ブログでも何度か書いていますけれど、押さえておかなければならない点だと思います。

このポイントが腑に落ちていない方は、以前書きました以下のブログをご参照いただければと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_8f8f.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_b923.html

米ドル建てビークルであったとしても、米ドルに全く関係の無い国や地域に投資している限りは、「ドル円が100円を割った。どうしよう。」とあわてる必要はさらさらないわけです。

また、株式等のリスクプレミアムが存在するビークルに対する長期の分散投資を行う場合は、そのリスクプレミアムの存在がもたらす長期上昇期待値効果の方が、ゼロサムのぶれである為替の変動よりも、長期的には圧倒的に勝ってしまう結果となるため、このような投資を指向する場合は一般に為替のヘッジなどを想定する必要はないと思います。このポイントについても、以前当ブログで取り上げています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_9b79.html

純粋理論的に理想的かつ仮想的な状況を考えれば、外国株の為替リスクをヘッジしようとヘッジしまいと、リターン期待値は同じになります。現実はそのような美しい理論世界でないところが事態を難しくするポイントではあるのですが、1つ明確なことは、株式等リスク資産に正のリスクプレミアムが存在することは、超長期の資本主義の歴史という実証統計で証明されている一方で、為替の1方向のポジションに明確なリスクプレミアムがあることを実証的に証明することは出来ていないはずだということです。すなわち、株式資産投資によって、将来リスクプレミアムが正のリターン期待値として見込まれることは、過去の資本主義の歴史という実証統計で証明されるほど確からしいことであって、その一方で為替のポジションからリスクプレミアムが得られるかどうかは、だれも実証統計で証明しきれないほど怪しいものだと言えるのではと思います。

実際は、為替ポジションをもつには、そのポジション保有期間中に見合った双方の通貨の金利差を清算する必要があります。すなわち、為替の世界では、ゼロサムゲームを前提とした裁定により、ポジションを持つ場合の適正清算額が決められるしくみになっています。要はポジションを建てる時点では、損得はフィフティフィフティ(つまり将来リターン期待値はゼロ)となるように、ポジションを持つ際の条件は定められます。これが、為替は純粋理論的にはゼロサムと呼ばれる理由です。

海外資産投資に、自前で為替ヘッジをかけようとすることは、投資ゲームの中にゼロサム、実際は様々な摩擦(手数料等)が介在するマイナスサムゲームを混入させることを意味することになります。

そのマイナスサムゲームに勝利するには、将来見通しの冴え、あるいはその他の、確実に世の中の平均を大きく上回る、何らかの優位性が必要になります。

その優位性をもたない一般の人間は、為替が怖いからといってヘッジしようとすると、様々なコストを含んだマイナスサムゲームの混入により、確実に長期のリターン期待値は下がります。(ここでは、将来のリターン額が確実に下がると言っているわけではないことにご注意ください。より不利な投資方法を採っていても、極端に運がよければ、結果は期待値を上回ることがあります。宝くじを1回買ったら、資金は期待値としては約半分に減りますが、中には当って億万長者になる人も若干はいるのと本質は同じです。)

純粋理論的には為替はゼロサムですが、実際は日本国家が破綻に窮して、このゼロサム前提が崩れる可能性もあります。どちらかというと、海外資産の為替リスクをヘッジしてしまうと、円通貨とモノの関係に強烈にベットしてしまい、日本国の信用力の低下等により円通貨の購買力が地に落ちてしまうと、それだけで投資の成果は見るも無残なものになるリスクに直面することになります。

外国資産の通貨をヘッジすることは、ある意味、日本国、日本円通貨、言い換えると日本国の信用リスクに対して、一点集中投資をしていることを意味するのかもしれません。「何が本当のリスクなのか」という問いは本当に奥が深く、難しい問いだと思います。

こんな考えで、私は長期国際分散投資を目的として投資した海外資産ビークルに対して、為替ヘッジなど全くしていませんし、将来も全くやるつもりもありません。

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2008年3月 6日 (木)

DEM

WisdomTreeの新興国高配当株ETFのDEMが好調です。

http://finance.yahoo.com/charts#chart4:symbol=eem;range=20071031,20080305;compare=dem;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart7:symbol=eem;range=20070713,20080305;compare=dem;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

両者ともEEMとDEMとの比較グラフで、最初のグラフが昨年10月末からのパフォーマンスで、2番目のグラフがDEMが取引された昨年7月13日からのグラフです。

最近のEEMに対する好パフォーマンスが際立っていると思います。当然、直近の資源、エネルギー関連株の好調さが大きな原因の1つではあると思います。

http://www.wisdomtree.com/etfs/index-details.asp?IndexID=80#group

でも、それだけではないと思います。

http://www.wisdomtree.com/etfs/index-details.asp?indexid=80#country

http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Portfolio.aspx?Country=USA&Symbol=EEM

DEMは台湾のエクスポージャーがEEMよりも際立って大きく、逆に中国のエクスポージャーがEEMよりも際立って小さいことがわかります。そして、直近では割安であった台湾株が上がり、割高であった中国株が下がっています。この影響も結構大だと思います。

http://finance.yahoo.com/echarts?WT#chart11:symbol=ewt;range=20071031,20080305;compare=ewz+fxi;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

当方、WisdomTree贔屓なので、割り引いて読んでいただく必要があると思いますが、ほんと価値あるETFではないかと思います。割安な台湾株やブラジル株をたくさん持って、割高な中国株をほとんど持たないことで直近に相対的好パフォーマンスを示したように、将来も割高な国のエクスポージャーを減らし、割安な国のエクスポージャーを自動的に増やしてくれて、良いパフォーマンスを示してくれたらうれしい限りです。個人的にそのような期待を抱いています。

はやく、楽天証券あたりでWisdomTreeのETFが買えるようになって欲しいものです。

なお、米国証券会社にアクセスできる方は、もしかすると今はDEMを買う好機ではないかもしれませんので、ご注意ください。私はバリュー系ETFを買うときも、出来るだけ時価総額比例ETFに比して、足元のパフォーマンスが悪いときに買うように、つまり可能な限り逆張りでエントリーするようにしています。高値掴みして安値で売っては、せっかくバリュー系ETFに投資しても、時価総額比例ETFと比べた相対パフォーマンスはお寒いものになってしまう恐れがありますので。

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2008年2月27日 (水)

原油高

うーん、ガンプラまで!うなってしまう記事です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000069-zdn_n-sci

きっとこれからも、意外なものが値上げの波にさらされるのでしょうね。

個人的には、石油や資源についてはずっと強気のスタンスで、石油株ETFや資源株ETFを中心にそのエクスポージャーを持ち続けています。

そういえば、最近、原油価格(NY先物)が明確に100ドル突破したみたいですね。今日も、日経夕刊に最高値更新のニュースが載っていました。

どこまで行くのか。特に石油については、新規油田発見や埋蔵量の観点で、将来枯渇の心配がある資源と理解しています。過去何十年の世界市場経済とは異なる、新興国群も派手に石油を使う時代には、石油価格水準について、過去とは異なる次元で推移することになってもちっとも不思議はないと、個人的には考えています。(需要が増え、供給が細れば、経済学の教えの通り、より高値の価格に収斂していくことにならざるを得ないと考えています。)

ついこの間も、確かインドのタタ自動車が1台30万円程度の自動車を開発したとかで話題になっていましたね。新興国が石油をがぶ飲みする状況は、さらに加速しそうです。

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2008年2月23日 (土)

BRICs概観

EPIについては、今朝早く起きて、様子を見てから少額買ってみようかなと思っていたのですが、結局US市場引け前に起きられず、買えずじまいでした。

US市場は引け前に、Ambac関連で急激に上昇して引けており、引け前に起きていても、たぶん買っていなかっただろうなと思います。このまま市場が反転に転じるなら、しばらくはEPIの買いはしないかもしれません。

もう、今月の買いは済ませていますので、また来月の今頃まで買いはお休みです。

インド株ETFが話題になっているところですし、BRICsのパフォーマンスをちょっとグラフにしてみました。

http://finance.yahoo.com/charts#chart13:symbol=fxi;range=20080102,20080222;compare=ewz+rsx+inp+ifn;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart11:symbol=fxi;range=20071031,20080222;compare=ewz+rsx+inp+ifn;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart18:symbol=fxi;range=20070507,20080222;compare=ewz+rsx+inp+ifn;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart20:symbol=fxi;range=20061220,20080222;compare=ewz+rsx+inp+ifn;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart23:symbol=fxi;range=20041018,20080219;compare=ewz+rsx+inp+ifn;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

最初が、今年のパフォーマンス、次が昨年10月末からのパフォーマンス、3番目がRSXが取引開始された2007年5月7日からのパフォーマンス、4番目がINPが取引開始された2006年12月20日からのパフォーマンス、最後がIFN(インド株クローズドエンドファンド)のデータが始まる2004年10月18日あたりからのパフォーマンスです。

こうして見ると、BRICsの本命の中国、インドが最近かなり不調ですね。それまでの派手なパフォーマンスの反動でしょうか。バリューの観点で、インドには投資せず、香港市場中国株は売却してしまったので、偶然かもしれませんが、結果的にうまく立ち回れた格好です。

今後も、中国、インドが十分割安になるまで待って、バリューの観点で魅力的になったら、本格的に両国に投資することを検討しようと考えています。

どんどんバリュー指向が強くなっているので、長期国際分散投資を指向していても、割安になって買うチャンスのタイミングがなければ、中国、インドがポートフォリオにほとんど入っていなくても、それはそれでかまわないと考えています。中国、インドだけが繁栄して、その他の国が滅んでいくストーリーは、私にとっては現実的なストーリーには思えませんので、十分割安な国際分散ポートフォリオが構築できていれば、特定の一部の国が入っていなくても、十分報われるだろうと楽観的に考えています。(WisdomTreeのEmergingにも投資していますので、将来、中国、インドが割安になれば、自動的に中国、インドのエクスポージャーが増えるかもしれません。)

当ブログでも中国本土株についてはずっと注目してきましたが、今も、2007年10月末が歴史に残る中国本土株の大天井になるんじゃないかと思って見続けています。なので、香港市場中国株も、本土株が弱い間は不調なままかもしれないと思って見ています。

私は、足元では、どちらかというとUSへの投資のパーセンテージを意図的に増やし続けています。もともと、US比率の極端に低いポートフォリオでしたが、多少は時価総額比例の世界株ポートフォリオに近づいているのではないかと思います。

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2008年2月20日 (水)

WisdomTreeのインド株ETF

表題のETFは今週の金曜日から取引開始らしいです。

http://seekingalpha.com/article/65259-take-note-of-the-energy-weighting-in-this-new-india-etf?source=feed

今のところは、本格的にインド株に投資したいとは思っていないのですが、インドへの興味を失わないために、今月の投資可能資金で少額参戦しようかなと、今のところ考えています。

リンクした記事では、EPIのエネルギーに対するエクスポージャーの多さに対して懸念を表明している感じですが、個人的にはエネルギーとか資源関連に対する懸念は持っていません。米国が傾いて中国やインド等に多少ブレーキがかかっても、新興国の消費するエネルギーや資源の与えるそれらの費消の増加トレンドは、大勢として変わりがないと考えていますので。

このあたりは、まさに個人的主観ですので、読まれる方はご注意の程、よろしくお願いします。

今月分の買いを今週やる予定です。今月も、買いの好機で買えるといいなと期待しています。

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2008年1月31日 (木)

WisdomTreeからGlobal高配当ETF?

WisdomTreeのサイトにこんなページが・・・

http://www.wisdomtree.com/etfs/index-details.asp?indexid=83

このページの文章を読んで見ると、WisdomTreeの既存高配当インデックスである、US、US以外先進国、Emergingの3つのインデックスの高配当上位30%を自動的に引っ張ってきて世界指数を構成するインデックスのようです。

おそらくは、このインデックスをベンチマークとするETFをいずれ出すつもりなのでしょう。

もしこのETFが出れば、これ1本で、高配当に着目した世界バリュー株投資ポートフォリオは完成です。もう、US市場は割安で買い時か、Emerging市場はもう割高になってしまったのかなどと思い悩む必要がなくなります。

確認できてはいませんが、おそらくは他のWisdomTreeのETFと同じく、1年ごとにリバランスするのではと推測しています。激しいバブルで配当利回りの著しく悪化したような国の株式は自動的に除外されていくのが仕組上明らかに見えていますから、ほんと悩み要らずのETFになりそうです。

クレイジーなバブル市場へ自分のお金を置いておくのは避けたいが、自分の手でそのような売買をしようとして、逆に欲と恐怖に振り回されてパフォーマンスを悪化させてしまう等、逆効果を被るリスクを取りたくないと考えるときに、間違いなく最適なETFになると思います。

ぜひ販売して欲しいETFですね。

(追記)

以前も、自身で似たような内容のエントリーを書いていますね。ご参考までにリンクをはっておきます。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_2519.html

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2008年1月25日 (金)

WisdomTreeがインド株「ETF」を出してくれるそうです。

すばらしいことですね。くわしくは、下記リンク先をご覧ください。

http://401k.sblo.jp/article/9974763.html

何がすばらしいかというと、「ETN」ではなくて「ETF」であることがすばらしいと思います。

バークレーズのETNであるINPは最近、理論価値とはひどくかけ離れたいびつな動きをしており、最近2度も20%かそれ以上のプレミアムがついた後にその大部分が剥げる動きをしています。うっかりすると、馬鹿高い価格でつかんでしまうリスクがあるわけです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/etn_4549.html

ETFであれば、こんな問題は起こらないだろうと思います。元記事によると、INPもいずれETF化するとのことです。早くそうなってもらいたいものです。

このWisdomTreeのインド株ETFはEarnings系のETFとのことです。単なる時価総額比例の指数に投資するETFではないので、良いか悪いかは人により異なるかもしれませんが、その他の単なる時価総額比例のインド株ビークルよりも付加価値がついています。

個人的には、しばらくは利用することはないと思いますが、インド株に投資したくなったら、ぜひ利用を検討したいと思います。

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2007年12月24日 (月)

WisdomTreeのdistribution

WisdomTreeのETFについて配当支払いが今月21日付けで行われています。

http://www.wisdomtree.com/about/pdf/WisdomTree-WTDeclaresDistributionsforETFs2007-431.pdf

私の記憶間違いが無ければ、(WisdomTreeでは)InternationalETFの配当支払いははじめてではないかと思います。

個人的には、保有している企業群が高配当で配当支払いしているのに、ETFが分配しないというのは制度上難しいのではないかと予想していましたが、やはり無配というわけにはいかないようです。

また、来年4月に払う税金が増えそうです。

これは、いよいよ配当の株式等譲渡所得との一体課税(すなわち、外国証券会社経由の株式等配当に対する所得税の総合課税からの分離課税)を実現して欲しいですね。

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2007年12月20日 (木)

怖いETN

特に買う予定も無く、真剣に見てもいなかったので、事情とか背景等を全く知らないのですが、US市場のインド株ETN(INP)の動きが、まるでCEF(Closed End Fund)のようになってしまっています。

http://finance.yahoo.com/charts#chart4:symbol=^bsesn;range=20061220,20071219;compare=inp;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

このグラフでは、為替が揃っていないので単純な比較はできませんが、本国市場の指数の動きに比して、INPの最近の動きが極端になっていることがわかります。

http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=171921

このサイトを見ると、ここ数ヶ月の間で急激にプレミアムがついているのがわかります。(Premium/Discount Historyの部分をご覧ください。)

毎日確認していたわけではないので、このPremium率がどこまでいったのか正確には把握していませんが、今月のどこかで20%程度までいったことは、私も確認しています。

また、このサイトを見ると、直近のPremium率は、12月19日現在で2.93%にまで落ちていることがわかります。(Premium/Discount %のところをご覧ください。)

http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=INP

このPremium/Discountの意味をご存知の無い方は、このエントリーをご参照ください。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/index.html

要は、現物との自動裁定機能が組み込まれたETFと違って、CEFは純資産価値よりも極端に割高になったり割安になったりすることがあり、その事情はCEFと同じく現物との裁定機能が働かないETNも同じということです。

何らかの事情で、ETNのINPの需要が大きくなって、それに見合った玉をバークレースが提供できないと、ETNが連動を保証する論理的な価格よりも高い価格でETNの市場取引が行われる状態が発生します。

ETNが連動を保証する価格の20%もの割高な価格で買ってしまい、その割高状態が現在のように剥げてしまうと、インド株式市場に何の変動もなくても、割高状態でETNへ投資した投資家は大損してしまうわけです。

ETNの発行体のカウンターパーティリスク以外にも、ETNは割高状態でをつかんでしまって損失を被るリスクも内包していることが、米国市場においても如実に明らかになったわけです。

これは、日本の大証での中国本土株市場ETF(ETN)で起こった問題と、ある意味同質なものです。

特に、大証での金ETF(ETN)は、ETFのしくみに出来たはずなのに(実際、東証ではETNではなく現物受け取りが可能なETFの仕組みで上場するとアナウンスしていたように思います)、なぜわざわざETNの仕組みで上場したのか、大いに疑問が残ります。

いずれにせよ、ETN(ETFと称しているものもあるので要注意)の購入時には、割高なものをつかまないように、また、売却時に割安な状態で売り叩かないよう、論理的な価値に敏感になる必要があります。

ETNに投資する際の要注意事項です。

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2007年11月24日 (土)

firstrade口座開設ガイド本

海外投資を楽しむ会から、米国証券会社であるfirstrade証券の口座開設&利用ガイド本が出版されるようです。

http://www.alt-invest.com/pl/book/usa_manual2/index.htm

米国証券口座を作ってみたい方は、参考にされてもよいかもしれません。

この本のイントロダクションでは、世界市場にもっとも効率良くアクセスするための、米国証券会社を用いた投資スキームが効率良く書かれていますので、参考になるものと思います。

http://www.alt-invest.com/pl/book/usa_manual2/intro.htm

ちなみに、当ブログでも以前、以下のエントリーでfirstrade証券について書いています。ご参考まで。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/firstrade_d789.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/firstrade_902b.html

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2007年10月31日 (水)

WisdomTreeの新興国小型高配当株ETF(その2)

表題の件、もう当該ETFが出来上がったようです。私はこちらのサイトで知りました。

http://blogs.yahoo.co.jp/the_beach_ossan/6629765.html

確かに、WisdomTreeのサイトに行くと、DGSというこの新しいETFのページが出来上がっています。

http://www.wisdomtree.com/etfs/fund-details.asp?etfid=53

今回は、ずいぶん早かったですね。

ご参考までに、ご紹介しておきます。

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2007年10月27日 (土)

WisdomTreeの新興国小型高配当株ETF

WisdomTreeのサイトを見に行くと、WisdomTree Emerging Markets SmallCap Dividend Indexのページが出来ています。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=82

これは、WisdomTreeの新興国高配当株ETFのときのパターンと同じですね。以前の時と同様に、数ヶ月後には、新興国小型高配当株ETFが実際に発売されそうです。

以前、isharesの新興国小型株ETFがSECにファイルされたという記事を書きましたが、今のところ、まだこのETFは発売されてなさそうです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/isharesinternat_40bd.html

どちらが先に販売開始するのでしょうか。

WisdomTreeの方は、WisdomTree Emerging Markets Dividend Indexの時価総額下位10%が、この小型株ETFの投資先のようです。

以前書きましたとおり、新興国の小型株ETFはウルトラハイリスクウルトラハイリターンなビークルになりそうですが、バックテストグラフを見てもまさにそんな感じです。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=82#history

タイミングが悪ければ、軽く半分以下になってしまいそうですので、それを踏まえた上でポートフォリオの一部として少々持つという使い方が普通の使用方法となると思います。あるいは、新興国が見捨てられる時代がまた来たら、PER5倍とか6倍といったタイミングでウルトラバリュー投資で拾うのも、使い方としては面白いかもしれません。(そんな時代が、いつかまた来るのかどうかもちょっとわかりませんが)

個人的に将来買うかどうかは別にして、また面白い選択肢が増えるのは純粋にうれしく、また楽しみです。

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2007年10月21日 (日)

FXI Halted at NYSE(その2)

表題の件、NYSEがこの件に関して開示した文章がありますので、ご参考のために載せておきます。

http://www.nyse.com/pdfs/FXI_Halt.pdf

中の文章を読むと、下の方のパラグラフで、こんなことが書いてあります。

「NYSEでの売買停止とそれに伴う既存の発注のNYSE Arcaへの回送は、ある注文フロー活動とマーケットの質を保持する取引所の目的にてらした、マーケットマネージメントに関する決定である。FXIとそれに類するものはNYSEに上場されたタイプA証券である。今回の事象はファンドの発行体や、以前アナウンスしたNYSE上場ETFのNYSEからNYSE Arcaへの移行プランとも関係がない。

FXIのNYSEでの売買停止は、10月19日金曜日いっぱい継続する。この間、FXIに関する発注は全て、NYSE Arcaへ回送される。FXIはNYSE Arcaにて、オープニングとクロージングオークションが行われるだろう。売買再開の際には、全てのマーケット参加者に事前にアナウンスする。」

(訳は、例によって当方の適当な訳ですので、その正確性は保証できません。)

やっぱり、よくわからないのはわからないのですが、取引所の都合のようであり、また代替決済手段がきちんと確保されているので、一般の投資家は全く気にする必要はなさそうですね。

ご参考まで。

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2007年10月19日 (金)

FXI Halted at NYSE

今日、IBから表題のようなE-mailが来てました。

あまり真剣に読んでいませんが、今日(19日)NYSEではFXIが売買停止のようです。

なぜなのでしょうか。特に急いで売るつもりもないし、個人的には全然困ってはいないのですが、純粋に興味本位で理由を知りたいと思います。

ざっと見た範囲ではその理由は見つかりませんでしたが、明日、またじっくり確認してみようと思います。

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2007年10月14日 (日)

ETFの上場廃止について

表題の件につき、ことさらにETFの上場廃止について懸念を表明する方々が様々な方面の有名な方々を含め存在し、当方も、このブログだけでなく、他の掲示板においても議論を交わしたりして、この点についてのバランスの取れた見方をすることを主張してきました。

つい先日も、下記エントリーのコメントで、その話題が持ち上がり、当方の見方、考え方を書かせていただいています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/etf_a655.html#comments

最近、当ブログにも時々コメントを下さる水瀬ケンイチさんが、楽天証券に突撃取材をされたようで、その様子をブログエントリーでご紹介下さっています。その中で、このETFの上場廃止に関する点について、楽天証券とやりとりされた内容が含まれています。

http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-577.html#more

このやりとりを読んで、あらためて安心された方もいらっしゃるのではないでしょうか。(水瀬さん、ありがとうございます。)

識者や有名な方を含め、ETFとクローズドエンドファンドや投資信託との類似性や、何が異なるかというポイントを整理することなく、ことさらにETFの危険性を喧伝する場面をあちこちで見続けてきました。しかしながら、当方は、証券会社にお金を置いておく信用リスク、投資信託にお金を預けていることの信用リスクに対して何も指摘しない一方で、ETFの信用リスクをことさらに喧伝する、その異常なバランス感覚にものすごい違和感を感じ、ETFの信用リスクについて、もっとバランスの取れた見方をすべきだと主張してきました。

このETFとクローズドエンドファンドや投資信託の関係についても、当ブログの下記のエントリーを読んでいただくと、よく理解できると思います。(このエントリーは以前もご紹介したので、継続して当ブログを読んでくださっている方は、すでに読まれている内容だと思いますが)

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/etfetnno_3c5e.html

ETFもクローズドエンドファンドも一般の投資信託も、その価値を支える実物資産が、法的に守られた区分管理された資産として、信託銀行に存在していること、そのような、販売者とも運用者とも異なる第三者の受託会社が資産管理することで、その安全性を法的にも物理的にも確保するしくみになっていること、このポイントはETF、クローズドエンドファンド、一般の投資信託の3者で全て同じことを理解し、押さえておく必要が、この話を語るときには欠かせません。

この間の長寿投信に関するニュースでは、日本の日本株式ファンド(投資信託)だけでも、過去1000個のファンドが償還を経験していることが、確か書かれていました。また、当方はそのデータを把握していませんが、日本や米国等の過去を参照すれば、クローズドエンドファンドの上場廃止や償還の歴史事例も必ずあると思います。

ETFの上場廃止も、信託銀行にある実物資産価値を、各投資家に返還するプロセスであって、その本質は、クローズドエンドファンドの上場廃止や一般の投資信託の償還と何ら変わりません。これらの、山ほど存在しているだろう先例で、お金が戻らないだとか、大きな穴が開いただとかという過去事例が溢れかえっているわけでもなんでもないのに、その先例と本質的に同種であるETFの上場廃止時のリスクをことさらに強調することは、著しくバランスを欠き、読む方を不必要に怖がらせ、言われ無き理由で優れた運用ビークルの足を引っ張ることに結果的につながってしまっていると、私は考えています。

多くの方が、その構造を正確に理解し、安心して優れたビークルを利用していただくような世の中になって欲しいと、心から願っています。

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2007年10月10日 (水)

RSX

最近、RSXに関するアクセスが多いですね。

ご存知ない方のために補足すると、US市場に上場しているロシア株ETFのティッカーシンボルのことです。

以前にも当ブログで、このETFが上場した際に取り上げています。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/bri_6a44.html

別のエントリーのコメントでも触れましたが、残念ながら、楽天やイー・トレードといった日本の証券会社では今のところこのETFは買えません。

8月のサブプライム問題からの回復も、BRICsといった新興国主導の展開で、特に中国本土株に引きずり上げられた中国H株の反発には目を見張るものがありました。おそらくは、その新興国群のうち、政治的要素もあって比較的出遅れで割安のロシア株を物色する流れになっているのでしょうね。

いかにもという感じです。

このようなETFも、早く日本の証券会社で取り扱っていただき、コストの塊のような日本の新興国ファンドにぜひ引導を渡して欲しいものです。

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2007年10月 7日 (日)

US除く世界国債ETF

与六さんのブログで、US除く世界国債ETFがUS市場で販売開始されたことが紹介されています。

http://yoroku.blogspot.com/2007/10/etf.html

ティッカーシンボルはBWXとのことです。なぜか、まだ、ポートフォリオが日本国債ばっかりのようですが、ベンチマーク通りのアロケーションが出来上がれば、使い勝手の良い魅力的なETFだと思います。

US除く世界TIPS債券ETFのほうはどうなっているのかな。時間あるときに調べて見ようかと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/ustipsetf_1f64.html

与六さん、ご紹介ありがとうございました。

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2007年9月30日 (日)

本源的な価値を見据えること

今日の日経新聞の朝刊一面に「日本株出遅れ」という記事で、世界の主要市場で日本株の今年のパフォーマンスが20国中、19位であることを取り上げています。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070930AT2D2900429092007.html

以前、日経新聞が7月に同様な比較記事を書いたときに、当ブログでそれを取り上げ、実は通貨を揃えれば日本のパフォーマンスは最下位であること、投資家の手取りのリターンを考えるときには、通貨を揃えて比較しないと全く意味がないことに触れました。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/test.html

このポイントは、今回の比較記事でも生きています。

例えば、米国市場ETFで各国市場ETFのパフォーマンスの比較を年初来で行うと以下のようになり、今回も日本は圧倒的な最下位です。

http://finance.yahoo.com/charts#chart10:symbol=ewj;range=20070103,20070928;compare=fxi+ewy+ewh+ewz+inp+ews;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart23:symbol=ewj;range=20070103,20070928;compare=ewt+eza+ewg+ewa+ivv+ewc+ewn;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart36:symbol=ewj;range=20070103,20070928;compare=ewd+ewu+ewq+ewp+ewl+ewi;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

(最初のグラフが、記事の1位~6位、二番目が記事の7位から13位、3番目が14位から20位の国のパフォーマンスを日本のそれと比べています。なお、この比較では中国本土株の代わりに、香港市場上場中国株であるFXIを用いています。)

今も、年初に目をつぶって今年の投資国を選べば、そのリターンは日本株よりはるかに良かったという状態は継続しているわけです。

これは、日経新聞が言うように、日本株が「出遅れ」なのでしょうか?

例えば、日本株出遅れの要因の1つとして囁かれている、郵政の日本株売り(そして、10月民営化後からの日本株買い期待)があります。

10年~30年といった長期投資、そしてバイアンドホールドの国際分散投資を指向している場合は、ある意見や情報が、その株式の本源的な価値にかかわる情報か、そうではなく市場のセンチメント(市場の割高割安)にかかる情報でしかないのかというのは、しっかりと見極める必要があると思います。

なぜなら、市場は時に割安に売り叩かれ、また割高に買い上げられたりしますが、超長期の継続保有においては、その市場のアップダウン要因は投資成果にはまったくといってよいほど影響を与えないからです。(このポイントは最近のJ.ボーグル氏の著書にも書かれていたようですね。)

超長期の運用においては、そのような市場のセンチメントの上げ下げ要因はきれいに消え、その国の市場のそれぞれの企業群が利益を上げたその能力に株式市場パフォーマンス結果は近似します。

100円しか価値のないりんごが1000円で取引されるようなバブル状態も、逆に10円でしか取引されない恐慌状態も、長続きはしないわけです。

そこで、今回は、長期投資家にとっての本源的な価値に着目する目的のために、USのisharesのETFサイトにいって、8月末のデータからUS市場の各国市場ETFのROEをざっくり計算してみました。ROEはおおまかに表現して、株主資本を毎年どれだけの率で回しているかという指標になります。例えば、ROEが20%で回っているのに、株式が-10%のリターンを示し続ければ、あっというまに株主資本が株価を超えてしまいますので、合理的な取引市場では、長期的にはそのような状態は継続できません。逆にいうと、長期的に見れば、その国の株式の実現するROEリターンは株式リターンの源泉となっているとも言えると思います。ROEがその国の株式群の本源的な価値を測る指標になっているものと考えられるわけです。

その計算結果は以下の通りでした。

香港上場中国株:18.3%

韓国:14.0%

香港:25.8%

シンガポール:19.0%

台湾:18.5%

南アフリカ:25.3%

ドイツ:14.4%

オーストラリア:23.0%

アメリカ:20.6%

カナダ:15.8%

オランダ:21.6%

スウェーデン:29.3%

英国:25.6%

フランス:14.5%

スペイン:25.0%

スイス:21.0%

イタリア:15.3%

日本:9.8%

(ブラジル株ETFはデータが無かったため、またインドはisharesがUS市場でインド株ETFを販売していないため、その計算結果を載せていません。)

日本のEWJのETFのROEだけが一桁の値で、あとの全ての国のETFのROEが軽く二桁(全ての国が14%以上)になっています。

本源的価値に着目すれば、もし、日本とその他各国の長期の株式市場の企業群の実力が、この足元のROEの計算結果通りの傾向であったとしたら、日本株の長期のパフォーマンスが対各国比で優れないのも、ある意味妥当な結果なのではないかと思います。

マーケットタイミングというゼロサムに賭ける投資家はともかく、そのゼロサムゲームに参加しない意志を貫こうとする長期投資家にとっては、本源的な価値に関係することと、関係しないことをきちんとより分けていく姿勢が、その投資目的を貫徹させるためには、重要なことだと思います。

個人的には、今の足元の日本の株式会社群の出力(ROE)が、不景気その他の要因で、実力を大きく下回った異常値を示しているとは思えません。

したがって、日経新聞の記述に対する上記分析からの当方意見は、「日本株は出遅れているのではなく、実力通りのパフォーマンスを、今年も各国対比で示しているにすぎない可能性が高い。」というものになります。

やっと、結論にたどり着きました。今後、郵政が日本株を狂ったように買い上げようとも、全ての株はいずれ本源的価値に収束するのですから、ゼロサムゲーム(実際はコスト分だけマイナスサムゲーム)に参加することを止めた長期投資家である当方は、今までと同じく、本源的な価値のあやしい日本株に自身の資産の多くを割り当てることはないと思います。

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2007年9月29日 (土)

あやしいメール(その2)

今日、IBに登録していないメールアドレスに、おそらくIBを装っていると思われるスパムメールが来ました。

開けずにすぐに消したので、確かではありませんが、おそらくは間違いなくスパムメールだと思います。

題名は、確か IB View - Sep 28 2007 とかなんとかだったと思います。

証券会社の名前を語ったスパムメールにはウィルスを撒き散らすやつがありますので、注意が必要です。以前は、確かScottradeかどこかの名前を語ったスパムメールがありました。

IBを装ったフィッシングサイトまであるようですので、IB口座をお持ちの方はお気をつけください。

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2007年9月 2日 (日)

新商品 - 新興国債券ETF

米国のETF新商品には絶えず着目し続けているのですが、最近、私の食指が動きそうなETF新商品にはなかなかお目にかかれないですね。

やはり、投資のコアといえる分野のETFはだいたい一通りそろった感があるからかもしれません。

個人的な投資方針からすると、タイミング投資ビークルとして有益そうなものや、その有効性のエビデンスが個人的に怪しいと思うビークル等には、なかなか食指が動きません。

そういった事もあって、お勧め新商品ETFにはなかなか出会えないのですが、今日は、その中で時節柄、ちょっと気になっているETF新商品をご紹介してみようと思います。

以下のリンクをご覧ください。

http://seekingalpha.com/article/45796-new-powershares-emerging-market-etf-due-in-october

もし、私が見逃していたらごめんなさいですが、今のところ新興国の国債(ソブリン債)のETFはなかったように思います。

このタイプのアセットクラスがフィットする方は、比較的かなり限られていて、いらない人には無用の長物だと思うのですが、ある状況の方には、ぴったりニーズにフィットすると思うのです。

私が考える、このようなアセットクラスがぴったりフィットすると思う人はこんな人です。

世界の先進国株式を中心に資産ポートフォリオを組んできたが、新興国の長期的な高パフォーマンスがとても気になっている方や、新興国株式に一定のエクスポージャーを既に持っていて、これ以上新興国株式を追加するのはリスクが過大に思えて抵抗があるが、もうちょっと新興国の成長に振ったポートフォリオに味付けしてみたい方。

この新興国債券資産クラスについても、1998年の新興国の通貨危機以来、順調にパフォーマンスを上げ続けています。その要因としては、ただ単に、新興国債券が信用リスクが相対的に高水準であることを反映して、非常にクーポンレートが高いからという理由だけではなく、新興国自体が発展してきており、新興国の信用リスクスプレッド自体が縮んできていて、それが資産価格上昇の追加的要素になっていると思います。

私が今、このタイミングでこの資産クラスに注目するのは、例のサブプライム問題で、この資産クラスも一時的に下落していてお買い得だと思うからです。

新興国政府でサブプライムローンやCDOに手を出している国などあまり想定できないと思いますし、新興国企業においても、欧米企業に比べれば圧倒的にこの問題に関する影響は小さいものと推測します。

また、現在の新興国は1998年の通貨危機の教訓を得ており、非常に多額の外貨準備を有しているところが多いと認識しています。新興国政府の支払能力に不信感を抱かせる事態が起きなければ、この資産クラスのパフォーマンスが目立って悪くなることはないと想定され、また万が一そのような事態が近い将来あったとしても、新興国株式とは違って、国がデフォルトしない限り、一時的に価格下落したとしてもいずれ価格は復帰することが想定できます。(これはカウンターパーティがデフォルトしないかぎり、満期には元本が償還される債券の仕組みから来る性質です。)新興国群の高成長が、新興国政府の財政に関しても明確なサポート材料になるものと思います。

今は、一時的にサブプライム問題の影響で売られ、戻りの最中であると思いますが、これからも新興国群が発展していくだろうことを信じられれば、新興国群の高金利と信用リスクスプレッドの低下のダブルの恩恵が将来も想定できるため、この一時的な下げはエントリーの良い機会なのではと、個人的に考えています。

ただ、残念なのは、上記で紹介したETFは10月発売であるところです。10月には、今のサブプライムローン問題も一通り収束していて、この資産クラスの一時的な下げ状態も、きれいに解消してしまっている可能性もあると思います。

もし、今、この資産クラスを買ってみたいとすれば、投資信託やクローズドエンドファンドが候補になると思います。私がお勧めするとすれば、たとえばこんなファンドになります。

http://quicktake.morningstar.com/FundNet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=PREMX&fdtab=snapshot

必ずしも投資対象をソブリン債に限ってはいないようですが、TOP25保有銘柄を見る限り、新興国のソブリン債がポートフォリオのかなりの部分を占めているようです。ノーロードですし、90日以上保有すれば売却時にも費用はかからなそうです。

http://quicktake.morningstar.com/FundNet/Holdings.aspx?Country=USA&Symbol=PREMX&fdtab=portfolio

http://quicktake.morningstar.com/FundNet/Fees.aspx?Country=USA&Symbol=PREMX&fdtab=fees

このファンドの最近の動きはこんな感じです。

http://finance.yahoo.com/charts#chart14:symbol=premx;range=20070228,20070831;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

サブプライムローン関連で一時的に下落した信用リスク関連ビークルは他にもあり、例えば以前ご紹介したHYG(米国ハイイールド債券(低格付債券)ETF)なんかもそうです。もう、かなり底値から回復していますね。ただし、今回のサブプライムローン問題の震源地に近く、USの景気がこれからどうなっていくかに、この資産クラスの将来はかなり左右されそうですので、超長期的に考えればこの資産クラスからの信用リスクスプレッドが無リスク超過リターンを生み出してくれるだろうことはほぼ間違いないだろうと思いはしますが、新興国債券資産クラスに比べて、なかなか報われないという将来リスクは多そうだと個人的には考えています。

ただし、今のご時世、リスクを取りたいというよりは、もうこりごりだから心の平安が欲しいという人のほうが多そうです。まあ、だからこそ、このようなバーゲンセールのバーゲン度合いが魅力的で、そこで買える人が高パフォーマンスを得ることができるのでしょうが、投資のスタンスは人それぞれです。

もし、そのような、ここ最近のような事態においても心の平安が欲しい方は、上記のような新興国ソブリン債の資産クラスは不適切だと思います。間違っても手を出さないほうがよいと、個人的には考えます。やはりラストリゾートであるトレジャリー(米国国債)やIEF等のトレジャリーのETF、またいずれ出るだろう、US以外先進国国債ETFなんかがベストフィットだろうと思います。

ご参考になれば幸いです。

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2007年8月25日 (土)

IBのセキュリティデバイス

先日、IBから案内があり、セキュリティディバイスを用いたSTP(Secure Transaction Program)にInviteされたから、至急手続きを開始してくださいという要請がIBからありました。

ちょっと、Ticketでやりとりをしてみましたが、この移行は必須であって移行しないことはできませんとのことでした。

しかたなく、その手続きを開始しました。とりあえず、User Managementでログインのその度ごとにワンタイムパスワードを発行するセキュリティディバイスの発送手続きをして、先日、そのセキュリティディバイスが、無事USから送られてきました。

さっそく、Activate手続きをして使って見ましたが、確かに、セキュリティのレベルがぐんと上がった気がします。取引等のログインのプロセスが面倒にはなるのですが、安全のために一定の労力をかける意味はあるかなと思いました。

もうそろそろ、ウイルス等からの安全対策のために証券取引専用のパソコンをもう一台買おうかなと思っていたところですが、一番のメインのUS証券会社のセキュリティレベルがぐっと上がったので、もうしばらくは大丈夫かなと思いはじめています。

やっぱり、フィナンシャルフリーダムを支える原資ですので、この手のリスクは気になります。いくらマーケットで資産を増やしても、ネット被害でごっそりやられてしまうと、フィナンシャルフリーダムの前提は根っこから崩れてしまいます。

結果的に、IBは良いタイミングでSTPの案内をしてくれたと、今は感謝しています。

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2007年8月16日 (木)

IBのE-mail

昨日、IBよりSECURITY BULLETINというE-mailがきました。

その内容と意図がよくわからなかったので、今日IBとTicketでやりとりしてみました。

その結果、その内容はかいつまんで、以下の通りでした。

「集計サービスなどを受けるために第三者の金融機関等にIBのアカウントの個人情報を提供しようとする人は注意してくださいね。IBのカスタマーアグリーメントは、第三者があなたの口座にIBに無断でアクセスすることを認めてませんし、その第三者の個人情報保護のセキュリティ対応上の安全性も当然IBは保証できませんよ。また、アクセス方法によっては、そのような第三者のアクセスはブロックされてしまう構造になってますから、ご注意を。」

という感じで、結局、個人的には特段気にする必要のないE-mailでした。

それにしても、この手の英語は難しいですね。

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2007年8月15日 (水)

あやしいメール

最近、スパムメールがひどいですね。あちこちのブログや掲示板でこの話題が出てるようですので、おそらく投資関連がターゲットになっているのでしょう。

具体的に、実在する米国証券会社名の入った題名で送られてくることがありますので、その当該会社で口座開設手続きをしていたりすると、うっかり開けそうになったりします。危ない、危ない(笑)。

皆さんも、くれぐれもご注意ください。

ちなみに、私は最近、あまりにも迷惑メールがすごい(日に100通くらい来るときもある)ので、迷惑メールフィルターという機能をはじめて使って見て、その性能に感動してしまいました。ほぼ100%に近い精度で、迷惑メールと通常メールを仕分けてくれます。しかも、学習機能もついていて、今でももう十分だと思いますが、さらなる精度向上も期待できそうです。

100通もの迷惑メールを手動で削除していくのもめんどうでしたので、これで本当に助かりました。

ひさしぶりに、文明の利器に出会った感じです。

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2007年8月 5日 (日)

ジョン・ボーグル氏の台詞

Vanguardのジョン・ボーグル氏がこんな台詞を言っているようです。

『「ETFはショットガンのようなもので、狩りにも使えるが、自殺にも使える」と酷評している。』(日経マネー9月号P138、「ETFってそんなにいいの?」より)

正直、この台詞はいただけないと、個人的に思います。

私には、ジョン・ボーグル氏が推奨するインデックスファンドに比べて、ETFが劣っているところが、ほとんど見当たりません。

コスト(信託報酬)はETFがインデックスファンドを主導する形で低レベルに推移していますし、氏が推奨しそうな、時価総額比例の有名なベンチマークに追随するインデックス運用のETFのビッドアスクスプレッドは、ほんと無視できるほど小さいです。

なんだか、状況証拠から判断すると、ザラ場で売買できるETFは短期投資、投機のビークルになってしまうからダメとか言ってそうな気がします。これは、完全な論点のすり替えだと思います。

別にどれだけ短期投資、投機家がそのETFの売買をしようとも、あるいはかえってその方が流動性が高まり、ザラ場で基準価格から、市場取引価格が乖離せず、いつ買っても正当な価格に非常に近い価格で買えると思います。そうであれば、もしETFの方がインデックスファンドよりも信託報酬が低いなら、インデックス投資家はインデックスファンドではなくETFを選んだ方が、間違いなく有利だと思います。

日本では、まだETFは取引コストが高いので注意が必要ですが、米国証券会社のIBでは取引手数料はたった1ドルです。まさか、氏は長期投資家でも、ETFをザラ場で買ってしまった瞬間に、魔がさして短期投機に走ってしまうと主張するのでしょうか?

コストがより低く、しかも流動性がより大きいのはメリットであってデメリットではありません。流動性が大きすぎると、投機に走ってしまうなんて台詞は、「このはさみは切れすぎる」といっているようなもので、ナンセンスだと思います。よく切れるはさみは、間違いなく価値があるのであって、よく切れすぎると怪我をするから、もっと切れない方が望ましいなんて理屈は、インデックス投資家をばかにしています。

ほんとのところは不明ですが、もし上記のような的外れな主張をするなら、氏もやきが回ったのではと言わざるを得ません。

氏は、新しい本を発売するようで、その中で

>第15章 上場投資信託(ETF) インデックス運用という名の投機

という章があるようです。この章で、氏が考えている本当のところが見えるかもしれません。また、もう英語版は存在していて、その内容は英語版を読めばわかるのかもしれません。

まあ、日本語版が出てから、本屋で立ち読みすれば十分かなと考えています。

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2007年7月31日 (火)

iSharesのInternational Smallcap ETF

バークレーズからiSharesシリーズとして、EAFE小型株、エマージング小型株、日本小型株のETFが将来出るようです。

SECのFilingが開始されたようです。詳細は以下をご覧ください。

http://etf.seekingalpha.com/article/42945

EAFE小型株、日本小型株については2番煎じですが、エマージングマーケット小型株は新しい商品だと思います。(私が見逃していなければ)

エマージングマーケット小型株はウルトラハイリスクウルトラハイリターンなビークルになりそうな気がしてちょっと怖いですが、EAFE小型株については、WisdomTreeのETFはちょっと、という方に最適なビークルとして、使いよい位置づけの商品となるかもしれません。

ご参考まで。

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2007年7月28日 (土)

ETFとETNの違い

表題の件について、なぜかその決定的な違いが説明されないまま、意図的なのか無意識的なのかは不明ですが、特にカウンターパーティリスクに関し、両者を混同しているかのような記載を最近あちこちで目にします。またこの点について、きちんと解説されている文章も見受けませんので、当ブログで解説してみようと思います。

ETFは、正式にはExchange-Traded Fund、ETNはExchange-Traded Noteと言います。

まず、ETFの仕組みから簡単に説明しますと、まずは投資信託というものが世の中には存在します。運用者(投資信託会社)と財産管理者(信託銀行)が分離されており、運用者は運用指示はできても、信託財産に触れることはできない仕組みになっています。運用者から資産を遮断することにより、信託財産の保全を図るしくみです。

また、この投資信託には、オープンエンドとクローズドエンドと呼ばれる異なる取扱いがあります。オープンエンドは随時の購入が可能なもの、クローズドエンドは一定期間の募集期間の後、購入が不能となっているものです。通常、クローズドエンドのファンドは、販売会社や投資信託会社からの購入が不能な代わりに、株式市場に上場していて、あたかも1株式のように、市場取引で購入できるようになっていたりします。

この市場取引されるクローズドエンドファンドには2つの価格があります。市場での取引価格と、ファンドの資産時価をファンド口数で割った理論的な時価(NAV)です。市場取引を可能としたことから、人気のあるクローズドエンドファンドは、NAVを上回って取引されることもありますし、人気の離散したクローズドエンドファンドはNAVを下回って取引されることもあり得ます。

ある意味、非合理的な話ですが、裁定手段のない状況、自由な選択肢のない状況では、本当に理論価格より10%、20%上の価格で取引されたり、逆に10%、20%下の価格で取引されるようなクローズドエンドファンドがあったりします。これはUSの話ですが。

このクローズドエンドのある意味非合理的な部分を、商品資産構成銘柄の拠出によっての商品資産の獲得、また逆に商品資産引渡しによる構成銘柄の受け取りを可能にすることによって、適正な裁定行動可能な状況を作り出し、市場取引により売買されるにもかかわらず、その市場取引価格と論理的な時価(NAV)との乖離が殆ど起こらないような市場取引資産ビークルとしたのがETFです。

いわば、ETFは変形クローズドエンドファンドとも呼べるビークルかもしれません。

こういった構造上、ETFの構成資産は拠出が可能なように明確に定義されていて、かつ毎日のNAVが正確に算出され、裁定行為が可能な仕組みとなっているのが通常です。

逆に言うと、ファンドの構成資産を、現物拠出可能とする形に構成できない場合には、なかなかETFとして商品設計することが難しいわけです。

そこで、そのような商品の場合に使われるのがETNという商品形だったりします。十分な信用力をもつ発行体が、ある資産に連動して価格が変動することを保証する、ある意味リンク債のようなものを発行して、それを市場で取引する形がETNの仕組みとなります。

この仕組みが良く用いられるのは主に商品系のビークルだったりします。例えば農業関連の商品だと、商品の実物は時間の経過とともに劣化したりしますので、通常の現物拠出の形のETFの仕組みで商品設計することはちょっと不可能に近いんじゃないかと思います。主にこんな構造の商品の場合に、ETNの仕組みが使用されたりするわけです。

必然的に、ETNを購入する場合には、そのリンク証券の発行体のカウンターパーティリスクを負うことになります。ETFの場合には、そのETFを構成する全ての銘柄は、信託銀行において実物が管理されていますが(実体が信託銀行の金庫にあるかどうかは別にして)、ETNの場合は、発行体がその発行証券がある資産に連動することを保証しているだけで、そのある資産が分別管理されて実在するわけでは必ずしもないからです。

極端な話、発行体がそのリンク証券のパフォーマンスを保証するための適切なヘッジポジションを構築しなかったり、あるいはその他の事業上の理由によって発行体が倒産してしまえば、そのETNは論理的には紙切れに成り得ると思います。そういう意味で、ETNはちょっと注意すべきビークルかもしれません。

裏づけとなる実物資産が区分管理されていることが見込まれるETFの場合は、信託銀行が仮に倒産しても、管財人により適切に清算されれば、その実物資産に見合った価値が返還されるだろうことが期待できますが、ETNの場合は発行体の信用力のみが頼りですから、仮に発行体が危なくなったら、それだけでETNの投売りが始まり、リンク元資産が指し示す理論価格より大幅にディスカウントされた売買が始まってしまうかもしれません。(その実例はまだないと思いますが)

そうはいっても、USでのETNの発行体はバークレーズのような信用のおける金融機関だったりしますので、容易にそんなことになるとは思えません。しかしながら、ETNを買うときは、ETFとは違って現物の裏づけではなく、カウンターパーティの信用力が頼りの資産を購入しているのだという理解をしておくことは重要だと思います。

上で書いたとおり、このETNは商品系のビークルが多いのですが、例外として、インド株のETNがUS市場では存在しています。その経緯はまったく把握していませんが、インドは確か国外者の株式購入が自由にできなかったように思いますので、もしかするとそれが関係しているのかもしれません。

今まではETNといってもUS市場ビークルの話で、米国証券口座等で取引されている方以外にはあまり関係がない話であったのですが、最近、大証で金のETFが上場するというニュースが発表され、これが、実は上で説明したETNの仕組みで構成されているようなのです。日本の証券取引所で取引される資産を日本の証券会社を通じて購入される日本人の方にも、このETNのきちんとした知識が必要になる日も近いということもあり、今回この話題を取り上げることとしました。

なお、英語が苦にならない方は以下の記事が参考になると思います。(上で触れなかったETNのメリットに関する記載もありますので、興味ある方はご参照ください。)

http://etf.seekingalpha.com/article/13750

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2007年7月27日 (金)

今夜のUS市場は?

前日のUS市場、アジア市場、為替と大荒れですね。

ヨーロッパ市場も、なかなかすっきりせず、低迷しているようです。

さて、今夜のNYの天候は?あいかわらず暴風雨ですかね。

個人的には、急落に備えて投資資金を取っておくといったことは基本的にしないタイプなので、特段投資資金があるわけもなく、やることもないです。

http://finance.yahoo.com/charts#chart11:symbol=eem;range=20060724,20070726;compare=fxi;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

急落に備えて投資可能資金を取っておくことをしなくなったのは、このような軌跡を描く投資対象が多く、資金を取っておくと得られるべきゲインを失うという経験を結構したせいです。

ということで、興味があれば今夜のUS市場を見るかもしれませんが、眠くなればさっさと寝ちゃうかも。

こんな気楽な投資態度でいることができるのは、超長期の投資だけかもしれませんね。投資方法や考え方によっては、今はまさに、神経をすり減らし、胃をキリキリさせる状況なのかもしれません。

投資を成功裏に終わらせるためには、それを妨害する可能性の最も高い、自分自身の感情をマネージメントする必要があると思います。超長期の投資を指向しながら、このような場面で逃げたくなったり、リスク資産を処分したくなるようだと、ポートフォリオのボラティリティレベルか、心の持ち方、あるいは投資手法といった何かを見直すべきというサインかもしれません。

暴落時にものどかな気持ちでいることが可能な、長期国際分散投資のこういった利点を最大限満喫するために、ポートフォリオのリスクレベルと投資に対する考え方といったような部分を、ご自身に100%最適化されるのがよいと思います。

それでは、おやすみなさい。

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2007年7月20日 (金)

弱いドル

海の向こうにも、自国通貨の弱さに直面している国があります。

アメリカ人にとって、他の先進国通貨を持つと言うことそれ自体が、魅力的なリターンを得る手段となり得ます。どこかの国とそっくりです。

http://etf.seekingalpha.com/article/41597

他のエントリーのコメントでも書きましたが、USDは直近06/10~07/07までの期間で、3通貨を除いた世界中の通貨に対して弱くなっています。(週刊東洋経済7/21より)なので、リンク記事のように、他国通貨ETFへの直近の投資リターンがとても高くなっているわけです。

記事で例示された通貨のほかにも、オーストラリアドルやスイスフランといった通貨ETFに投資することが、米国市場では既に可能です。(日本円通貨のETFもあったりしますが、あまり意味は無いでしょう。USDより弱い、数少ない通貨の1つですので。)

国際債券ETFがSECfiling中であることも、とても頷ける話です。このままの流れが続けば、強烈なホームバイアスを有するアメリカ国民の間でも海外投資やFXが流行ったりするかもしれませんね。

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2007年7月17日 (火)

US除く世界国債およびTIPSのETF

与六さんのブログによると、米国市場ETFで初の、US除く世界国債ETFと、US除く世界インフレ連動国債ETFが出るようです。

http://yoroku.blogspot.com/2007/07/spdretf.html

State Streetから出るらしいです。まだ、SECにファイリング中のようなので、しばらく時間がかかるかもしれませんが。

販売されたら、たぶん、楽天証券とイートレード証券にUS市場ETFの銘柄追加要望を出したほうがよい商品だと思います。

このETFは、もし楽天証券やイートレード証券で取り扱われるなら、日本の投資家のポートフォリオ構築に資すること非常に大だと思います。現在の日本の世界債券ビークルは、一般の海外債券インデックスファンドでは、カストディコスト等でパフォーマンスがやられ、かといって規模の面でカストディコストが無視できるほど小さくなるであろうグロソブ等では販売機関に高額手数料を支払うために高い信託報酬を抜かれるといった、まさに八方ふさがりの状況に見えます。

冒頭のETFは、日本の投資家のこの八方ふさがりの状況を打破することのできる可能性を持つ、ある種、救世主のように私の目には映ります。

世界株式投資を考える場合のEFAの位置付けと似た、世界債券投資を考える場合のコアETFになり得るのではないかと思います。

期待して待ちたいと思います。続報がありましたら、このブログでまたご紹介しようかと思います。

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2007年7月16日 (月)

単なる雑感

最近、何だか新興国株式ビークルのパフォーマンスが上離れてきているように感じます。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=qffox;range=20070103,20070713;compare=vwo+eem+efa+spy;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

米国の長期金利が上離れたので、新興国の成長性の高さに注目される流れが起きているのでしょうか。

この新興国株ビークルの直近の高パフォーマンスを牽引しているのが、このあたりの国々だと思います。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=ewz;range=20070103,20070713;compare=ewy+ewt;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

正直、それぞれの国の直近の実情に詳しいわけでは全然無いので、何か語れるわけではないのですが。(継続してご覧になられている方には良くお分かりの通り、個別新興国ETFへの投資は今後は縮小し、出来るだけ止めるようにしたいと思っていたりします。)

とは言え、もしかすると意味ある動きなのかもしれません。さざなみで(さざなみでなくても)ポートフォリオをいじるつもりもさらさらありませんが、市場で起こっていることを理解するため、今後も、新興国の動きには注目していこうと思います。

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2007年7月13日 (金)

WisdomTreeの新興国高配当株ETF(その3)

いよいよ、個人的に期待の新興国高配当株ETFが13日から発売になります。

以下のリンクをご覧ください。

http://www.wisdomtree.com/press/pdf/WisdomTree-WTLaunchesEmergingMarkets-256.pdf

これで、新興国についても、バリュー指向でありながら、「買ったら売らない」というスタンスが貫徹できそうです。既存の個別新興国ETF等はできるだけ、このETFに寄せて行きたいですね。

当方のようなバリューなスタンスの人にとって、長期の売らない国際分散投資を完遂するためには、IWNやEFV、DLS等と同様、ある種必須のアイテムだと思いますので、左のサイドバーのお勧めETFにも載せておきます。

あまり購入資金はないのですが、明日小額で注文を入れて見ようかなと考えています。

関連記事については、以下をご覧ください。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/wisdomtreeetf_7286.html

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2007年7月12日 (木)

小口投資家の頻繁な取引

本日のの日経新聞の夕刊のマーケット総合2の十字路に、表題の内容でコラムが書かれていました。

山口大学の経済学部の教授の方が書かれたコラムで、いわゆる頻繁な取引のデメリットを示すものです。

以下、引用です。

『インターネット金融取引の普及により、われわれは情報量に関してプロの投資家と対等に近い立場に立つことができた。(中略)運用成績は取引コスト低下の恩恵を受けて向上するはずである。しかし、現実はそうではない。原因のひとつが頻繁な取引にある。

心理学の研究によれば、人は成功を自分の能力に、失敗を他人や周りの環境のせいにする傾向にあるという。単に長期上昇相場の結果だとしても、成功が継続すると「自分の行動が結果として成功につながった」と考える。投資家は自分自身の能力を過大に評価するようになる。この過大評価と取引の容易さが、頻繁な取引をもたらす。(中略)

しかし、これまで行われた実証結果によれば、平均すると、単純な買い持ち戦略と比較して、取引頻度が高いほど投資収益が低下するという。ある株を売却して割安と考えて別の株を買うよりも、そのまま所有していたほうが投資収益は高い。頻繁な取引はリスクをとっているわりに、思ったほど金融資産を増やすことができない恐れがある。』

(引用終わり)

まことに示唆に富み、また耳の痛いコラムでもあります。

私も、今でこそ、長期国際分散投資を指向し、ある証券口座では、一度たりとも売り注文を発注したこともないほど、長期投資を徹底していますが、そういった投資方針にたどりつくまで、まことに長い年月を要し、無駄に時間を費やしてしまっています。後悔することしきりですが、失った時は決して取り戻せません。なぜ、こういったマネーリテラシーというかインベストメントインテリジェンスに関することを、学生に教えないのだろうかという、憤りにも似たような気持ちにもなります。まさに一生の教訓となるはずです。

日本は間違いなく、これからも強烈な少子高齢化が進み、主に投資収益で生きる国になっていくように思います。こういった世の中の大きな流れに逆らって、「額に汗しない利益は、良くない利益だ。」といったような、一面的な金銭倫理に縛られていて良いものでしょうか。はっきりいって、自分自身の首を絞めているように思えてなりません。

日本円は、いま、直近1年で、世界最弱の通貨なのだそうです。(73位。Nikkei Netの時説往来の五十嵐氏のコメントを見れる方はご参照ください。)USドルを除く世界通貨に対する直近6~7年の一貫した円安傾向を見ると、これが短期的で偶然の事象とはとても思えません。すなわち、1500兆円という巨額の日本の個人金融資産は、世界的に見て相対的に価値を失い続けていることが疑われます。長期の国際分散投資は、日本の国と個人を救うためには、これから必須の投資行動になってくるのではと、個人的には考えます。

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2007年7月10日 (火)

為替市場の不思議

相変わらず、世界各国通貨に対する円安と、円建ての海外株式の信じられないほどの高パフォーマンスが続いていますね。

インドやカナダなんかがとてもよくこの現象を象徴しています。

http://finance.yahoo.com/charts#chart3:symbol=^bsesn;range=20070102,20070709;compare=inp;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=^gsptse;range=20070102,20070709;compare=ewc;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

円建ての比較グラフを作るのが難しいので、それぞれドル建てのグラフになっていますが、それでも、現地通貨では対して高パフォーマンスというわけではないのに、ドル建てでは、高パフォーマンスになっています。すなわち、円建てであれば、このグラフよりも、もっと高パフォーマンスとなっているわけです。(今年は、円はUSドルに対しても円安になっています。)

国際分散投資を行っている人にとっては、まさにホクホクな状況ではあるのですが、果たしていつまでこんな状況が続くのか、日本国民としては不安になります。

言い換えると、今の円安がどこまで行ってしまうのか、日本国はこのまま斜陽化してしまうのかという不安です。

今の円安は行きすぎで、いずれ大きく円高へのゆり戻しがあるという意見もあると思いますが、昔、私が血縁者に「もう円のUS除く海外通貨に対する円安は5年以上も続いている。頼むから、資産ポートフォリオに外貨を入れてくれ。」と頼んだときから、もう1年半くらいは経ったはずです。いったい、いつ、そんな時が来るのでしょうか?

円の金利は世界通貨で最低であるほど低いので、高金利通貨に流れており、それで円安になるのだという、ある意味単純な主張があります。果たして、事態はそれほど単純なのでしょうか?

通常、国の信用力が低ければ低いほど、高い金利を払わなければならないはずです。それは、発展途上国の金利を見れば一目瞭然だと思います。では、日本の国家としての信用力は、世界一なのでしょうか?どうも、そうは思えません。日本政府のとてつもない大借金状態は変わらず、またプライマリーバランスもマイナスで、今もなお、事態は悪化し続けているようです。国の抜群の信用力による超低金利というわけではなさそうです。

では、低金利は不景気が原因でしょうか?確か、今は戦後最長の好景気の渦中ではなかったのでしょうか。そもそも、不景気で政策金利である短期金利は低くできても、10年国債等の長期金利は、国の信用力が低ければ、その高騰が免れないはずです。

もしかすると、国の需要不足が原因でしょうか?世界に誇る少子高齢化の国ですし、もうモノ不足の国でもないですから、モノへの需要が小さく、相対的にモノに対する円通貨の需要が大きく、構造的にインフレが進みにくい国の体質になっているのでしょうか?

そういえば、車の国内販売も、ずいぶん低迷しているようです。

米国も、ユーロも、イギリスも、カナダも、世界中であちこち利上げが行われているようですが、おそらく日本は、今のところ、インフレが進まず、金利を上げなくても実質金利がマイナスにならない、数少ない国なのではないでしょうか?

純粋理論的には、金利裁定を仮定しても、購買力平価を仮定しても、円安ではなく、円高に向かうべきであるように思えたりするのですが、実際はとてつもない円安に進み続けています。

ファンダメンタルからいって、円はどちらに向かうべきなのでしょうか?

以前、ご紹介した「日本経済のリスクプレミアム」という本では、相対購買力平価説に基づく長期分析では、なんと足元が円高すぎるという結論で、ファンダメンタルからいうと、さらなる円安への動きが妥当という、ある意味、びっくりする結論でした。

与六さんが以前ご紹介された記事でも、モデルによって円が割安であったり、割高という結論だったりして、理論的な正解が一方を指し示す形になっていないという結論になっていたようです。おそらく、学者を含む世界中の誰もが、確信をもって今の円が割高か割安かを証明することなどできないというのが、まぎれもない真実なのかもしれません。

http://yoroku.blogspot.com/2007/06/blog-post_23.html

学者が想定する、マーケットは合理的投資家で成っており、非合理な歪みは、瞬時に裁定されて本源的価値に収束するという美しい仮定は、為替市場においては、そもそも円が割安なのか割高なのか、誰一人正解を知るものがいないという、まことに情けない実態により、そもそも否定されかねない前提であるわけです。

もともと、その程度のまことに怪しい本源的価値であって、かつその本源的価値も日々変動し、どちらかの方向に動き続けているかもしれないとあっては、為替市場に対して、ファンダメンタルの立場から、どちらか一方向への方向の先にフェアバリューがあるという結論を持つこと自体が、まことに困難なことかもしれません。

ひとつ言えるのが、各国でそれぞれ存在する、強烈なホームバイアスによって、各国間の金利と為替においても、フェアな裁定が働いてはいないのではということが疑われます。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_3a2a.html

この記事においても、各国の企業年金で軒並み極端に思えるほど自国資産を保有する行動が見られます。また日本国債の殆どが日本国民に保有されていることを見ても、日本国の信用力が、他国と十分裁定された上で、その国債金利水準が定まっているとはとても思えません。

大前研一氏によれば、日本人の資産保有行動は、全くもって非合理的とのことです。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/a/86/

たしかに、冒頭のように、他国に投資するだけで円安に背中を押してもらってとてつもなく儲かる現状で、日本国資産だけに固執するのは、合理的な投資行動には見えません。

それでも足元では、日本人の外国資産への投資(含むFX)は、どんどん加速してきているように思えます。今でも個人金融資産に占める外国資産の割合は3%とか、そういった水準だったように記憶しています。日本人の投資行動が、強烈に非合理的なホームバイアス満載の状況にあって、それでも、合理的となる方向へ資産が動いているのが今の状況だとすれば、この方向への動きは、何十年もかけて今後も継続していくのかもしれません。

イギリスの企業年金の自国資産への投資割合が60%程度であって、その他の先進国の80~90%超といったクレイジーな水準とは明確に一線を画しているのは、もしかするとただの偶然ではないかもしれません。過去、ホームバイアスによって、自国の斜陽化が進む中、強烈なポンド安と他国の発展による果実を取り損ねてきたという経験を積み重ねてきた国であるからこそ、そのホームバイアスの度合いが、先進各国中で一番ひどくないのかもしれないと、ふと考えます。

錯覚であるのかもしれませんが、日本人のホームバイアス、極端な少子高齢化、極端な低金利と、恒常的に進む異常な円安とが、互いに深い関係を持っているように思えてなりません。そして、そのホームバイアスは少しずつではあっても、確実に解消の方向に事態が進んでいるように見えることから、日本の低金利は長い目でみて解消していき、また異常に見える円安はさらにその加速度を増していくのかもしれません。

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2007年7月 9日 (月)

海外証券口座の為替リスク(その2)

以前の表題のエントリーに対して、ひいさんから以下のようなご質問をいただきました。

「海外投資における為替リスクがよくわかりません。自分で具体的な数字を当てはめて計算してみたりしたのですが、たとえば例題1の場合、なぜ円対中国元の為替リスクが存在し、円対ドルの為替リスクが存在しないのか、理解できないでいます。
もしよろしければ、具体的な数字で仕組みを説明していただけないでしょうか?」

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_8f8f.html

ということで、リクエストにお応えして、実際の数字で、このエントリーが示すことを表現して見ようと思います。

ただし、中国元のレートはちょっと個人的に把握していないので、以前のエントリー例1をちょっと変更して、以下の例1ダッシュを実際に数値で計算しようと思います。

1’.米国証券口座を開設し、円をドルに換えて送金。そのドル資金でドル建てのイギリス株式ETFを購入。この投資にドル円の為替リスクは存在する?

直近の関係する為替レートは以下の通りでした。

1USドル=123.31円

1イギリスポンド=247.89円

1イギリスポンド=2.010300USドル

ここで、3番目のドルポンド為替レートは1番目と2番目のレートからも算出できます。すなわち、

247.89/123.31=2.010299

となります。

まず、日本円で100万円をUSドルに換えて米国証券口座に送金します。

米国証券口座残高=100万円/123.31=8109.642ドル

このUSドルで、その時点で100の株価がついているイギリス株式のETFを買うこととします。すると81.09642株買えます。

ここで円USドル相場が変わるとします。1USドル=130円と大幅に円安になったものとします。もし、ここで円ポンド相場が変わらないとすると、為替レートは以下のようになります。

1USドル=130円

1イギリスポンド=247.89円

1イギリスポンド=1.906846USドル(=247.89/130)

イギリス株式市場が全く変化がないとすれば、ドル建てのイギリス株式ETFの価格は以下のように変化します。

以前のイギリス株式ETFの価格×(現在の1イギリスポンドのUSドル換算値)/(以前の1イギリスポンドのUSドル換算値)

=100×1.906846/2.010300

=94.8538

なので、USドル建ての米国証券口座資産は、イギリスETFの株価×株数で、

94.8538×81.09642=7692.304USドル

となります。最後に、このUSドル建て資産を円換算してみましょう。

7692.304USドル×130円=1,000,000円

ということで、当初の円投資金額の100万円となりました。

円ポンドレートとイギリス株式市場の変動がない限り、円ドル為替がどう変動しようとも、イギリス株ETFの円資産価値に変動がないことがこの例でわかります。

要は、円ポンドレートが変化ない状況で、円ドルレートが動いたということは、ドルポンドレートも動いたということです。上記の例では、円ポンドレートが動かないが、1ドル=130円とドル高円安となっています。すなわち、円ポンドレートが変わらないのですから、3通貨のうち、USドルだけが強くなり、ドル高円安、ドル高ポンド安が起こったことになります。

例えば、円をのびたくん、USドルをジャイアン、イギリスポンドをスネ夫とすると、もし、ジャイアンが鉄アレイで腕を鍛え、より強くなったとします。すると、ジャイアンはのびたよりさらに強くなり、またスネ夫よりもさらに強くなります。でも、いくらジャイアンが鍛えて強くなろうとも、のびたとスネ夫の力関係は、それだけではなんら変わりません。

なので、のびたからすれば、スネ夫の力が相対的に強くなったのか弱くなったのかを把握するには、直接スネ夫と自分の力を比べればそれでOKなのです。スネ夫とのびたの相対的な力関係に変化がないならば、相変わらずスネ夫とのけんかに勝てる可能性は以前と変わらないはずなのです。

のびたがスネ夫とのけんかに勝てる可能性を把握するのに、スネ夫と自分との力関係の変化を見れば十分で、ジャイアンの強さの変化が関係ないように、イギリス株式に投資した成果が円ベースでどうなっているか把握するには、円ポンドレートとポンドベースの英国株式市場の2つの動きを見ていれば十分で、円ドルレートは関係ないわけです。

こんな感じですが、いかがでしょうか。

ご理解の参考になりましたら、幸いです。

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2007年7月 8日 (日)

世界の株式市場拡大

昨日の日経新聞の朝刊に、「世界の株式市場 拡大」という記事がありました。

例によって、今年前半の世界各国の株式市場のパフォーマンスが載っていたのですが、いつも、この手の比較表を見ると「違うだろう」と思ってしまいます。

要は通貨を揃えていないのです。特にここ6、7年は世界各国通貨に対して、円はとてつもなく安くなっていますので、きちんと通貨を揃えて比較すると、日本市場へ投資は、世界各国比較でたいてい、とてつもなくパフォーマンスが悪いのが実際です。

日経新聞の表では、G7の今年前半のリターンはこうなっていました。

ドイツ        21.4%

フランス       9.3%

カナダ        7.7%

米国(ダウ平均)  7.6%

英国         6.2%

日本(日経平均)  5.3%

イタリア       1.3%

これを見ると、まあ日本は対世界各国で好調とは言えないかもしれないが、日本よりパフォーマンスが悪いG7の国もあるわけだし、まあいいんじゃないのと思われるかもしれません。

これを通貨を揃えて見ましょう。これらG7の各国への投資を米国市場ETFで実現したとしたら、こうなります。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=ewj;range=20070103,20070706;compare=ewg+ewq+ewc+dia+ewu+ewi;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

今年前半は、日本への投資はG7で最低であったのです。実は日本の投資家は、日本以外のG7のどの国に投資しても、日本に投資するより高リターンが得られたのです。(EWJ:日本、EWG:ドイツ、EWQ:フランス、EWC:カナダ、DIA:米国ダウ平均、EWU:英国、EWI:イタリア)

次は、新興国・地域として日経新聞が表に挙げている各国を見てみましょう。

中国(上海総合) 42.8%

マレーシア     23.5%

ブラジル      22.3%

韓国        21.6%

シンガポール   18.8%

メキシコ      17.8%

台湾        13.5%

南アフリカ     13.1%

豪州         10.7%

香港          9.1%

インド         6.3%

これら各国への投資を、やはり通貨を揃えた、投資家から見たリターンとなる姿で比較しましょう。米国市場ETF等でこれら各国に投資した結果は、こうなっています。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=ewj;range=20070103,20070706;compare=ewz+ewy+ews+eww+ewt+eza+ewa+ewh+inp;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

(米国市場ETFに存在しない、中国(上海総合)は含めていません。また10個までしか入らないようなので、日経の表で、中国(上海総合)を除いて最高パフォーマンスであったマレーシアもとりえあえず除いています。)

現地通貨建てでみればたいしたパフォーマンスでなく、相対的には低迷しているように見えるインド株も、USドル建てではここまで20%程度で回っていることがわかります。(円建てリターンはもっとパフォーマンスが良いことになります。)

香港もUSドル建てで明らかに日本より高パフォーマンスを示しています。すなわち、今年前半は、世界株にアクセスできる人ならば、目をつぶって投資先を選んでも、圧倒的高確率で、日本株に投資するより良い結果になっただろうことになります。

ここで、この結果が、偶然なのか必然なのかについては触れません。

国際分散投資は、この現象が偶然であっても必然であっても、どちらでも非常に大きな価値があるのです。国際的に分散投資することによって、対リスクリターンを向上させることが出来るだろうことは至極明確であり、また、世界の殆ど全ての市場に対してパフォーマンス劣後するようなこんな憂き目を、自動的に避けることができるのです。

しかし、この結果は、本当に強烈ですね。あらためて自分でグラフを作ってみて、予想された結果であるにもかかわらず実際に目にするとやっぱり驚きます。心底、日本株集中投資せず、国際分散投資の世界に踏み出していて本当に良かったと思います。

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2007年7月 6日 (金)

グローバルな自国株式は国際分散投資を代替するか?

様々なところで、「例えばトヨタは世界の市場に車を輸出しているのだから、グローバルな事業展開をしており、このような日本株に投資すれば、狭い日本の景気の影響を大して受けることはなく、国際分散投資をするのと同様の分散投資効果が得られる。だから、国際分散投資など必要ない。」という主旨の主張を目にすることがあります。記憶が定かではないのですが、有名なさわかみファンドの澤上氏も、確かどこかでこのような主張をされていたように記憶しています。(間違っていたら、ごめんなさい。)

これは、本当でしょうか?

最近読んだこの本に、学者の実証研究によってこの主張が明確に否定されていることが記載されていました。

この本によれば、「『米国市場のように上場企業の相当数がグローバルな企業活動を行っている場合、これら多国籍企業への投資を通じてグローバル分散投資の効果を享受できる』という仮説は、ジャカイラとソルニック〔1978〕、ヘストンとローエンホルス〔1994〕の実証研究によって、『多国籍企業の株価変動は本拠地(上場国)の影響を強く受けており、グローバル分散投資の効果はほとんど期待できない』という結果になっている」とのことです。

米国の実証統計分析で、「グローバルな自国企業への投資は国際分散投資を代替できない」という研究結果を示す論文があるとは初耳でした。しかしながら、さもありなんという内容です。

グローバル化が格段に進んでいる米国市場における実証研究でさえだめなのですから、日本のグローバル企業への将来の投資も、やはり国際分散投資の代替にはなり得ない結果となる可能性が高いのだろうと思います。

国際分散投資派としては、この本の中で示されているような、「国際分散投資の優位性と必要性は、ただの絵空事理論ではなく、過去の実証分析結果でもきちんと示されている」というのは心強いですね。

その他にも、この本は、自国資産に傾きがちなホームバイアスは、決して日本でのみ発生している現象ではなく、世界各国で共通の現象であること(イギリスの企業年金では60%程度、その他の各先進国の企業年金では軒並み資産の80~90%超を自国証券に投資しているとのことです)、自国で職を持って自国ビジネスから日銭を稼いでいる人は、自国を除いた世界資産ポートフォリオを構成するくらいのほうが、全くもって経済合理的であること等の論理が展開されています。(この点についてはバクスターとシャーマン〔1997〕の研究を引き合いに出しています)

特に、この本の中で展開されている論理が、感覚的なものでなく、きっちり理詰めで展開されているところが、とても好感が持てます。

株式市場のアノマリーと行動ファイナンスに興味がある方には特にお勧めです。良かったら、読んで見てください。

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2007年7月 3日 (火)

WisdomTreeの新興国高配当株ETF(その2)

個人的に待望の、WisdomTreeの新興国高配当株ETFの姿が見えてきました。

下記をご覧ください。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=80

何故か、ベンチマークである、WisdomTree Emerging Markets High-Yielding Equity IndexのページがWisdomTreeのHPに出現しています。

また、以下のHPを見ると、このインデックスをベンチマークとするETFのティッカーシンボルがDEMであることがわかります。

http://www.wisdomtreeindexes.com/

ざっと見たところでは、個人的に期待した通りのETFになっているようです。以下のページを見ると、歴史的に先進各国の株式市場で長い間観測されてきたバリュー効果が、新興各国市場株においても、高配当株戦略を採用することにより抽出できそうです。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=80#history

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=80#backtest

もちろん、バックテストですので、例のごとくある程度は割り引いて判断する必要はあると思いますが、その本質が、世界中のあちこちの株式市場の長期統計上で確認されるアノマリーですので、その信頼度は一定程度あるものと考えます。

実際、インデックスの構成が、対象市場の対象株式の配当利回りをランク付けして上位30%を選択し、支払配当額加重でインデックスを構成するという、まことに単純でカーブフィッティングしようがなさそうなルールに基づいています。(このような方法はWisdomTreeの高配当株戦略のETFで一貫して採用されている方法となっています。)

いろんな指標を組み合わせて、無限に近い組み合わせの中から、それぞれの市場ごとに、過去のデータ上最もパフォーマンスが良くなる組み合わせと条件を採用するといった、カーブフィッティングの危険満載の方法とは、完全に一線を画しています。

こういった諸要素を総合して考えて、WisdomTreeのETFは、個人的に買う価値があると考えているわけです。

とりあえず気がつく注意点を挙げるとすれば、カントリーアロケーションを見ると、中国、インドが少ないように思えるので、この両国に心酔している方は、別途、個別国株式ETF等で手当てする必要がありそうです。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=80#country

また、Materialの比率がEEMといった新興国ETFと比べて高そうなので、世界の、あるいは米国のMarerialセクター株等をたっぷり持っている場合は、ポートフォリオ構成上、注意が必要かもしれません。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=80#group

いずれにせよ、個人的に期待にたがわない内容に思えますので、実際に買えるようになったら、たぶん買ってしまうと思います。とはいえ、New Moneyがないので、実際に買うのはだいぶ先になるかもしれませんが。

シーゲル氏に感謝です。

なお、以前の関連記事については、以下をご参照ください。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/wisdomtreeetf_dddd.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_2519.html

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2007年7月 2日 (月)

コモディティ投資は必要?

表題の命題については、結論を導き出すのが非常に困難な命題のひとつなのではないかと思います。

個人的にも、過去に何度も考えたことのある命題で、最近、楽天証券を通じて日本でもコモディティETFへの投資が可能となったこともあって、改めてこの命題について蒸し返して考えています。

http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-100.html

楽天証券でもし、コモディティETFへの投資をするなら自動的にGSGということになりますね。

米国証券会社を通じて購入するなら、このほかにもDBCというETFがありますし、また、ETNもいくつかあるようです。最近は、コモディティもオイル、メタル、農業品等、カテゴリー別に分かれたETFまで出現しています。

だんだん、コモディティにETF等を用いて投資する方法も、充実してきているということになります。

しかしながら、そもそもコモディティ投資は必要なのか?といった部分が結構難問です。おそらく、これは、個人個人で結論を出すべき問題で普遍的な解などないのだろうと思いますが、ここでは、私個人の暫定的な結論とその思考過程を記すことによって、読まれる方の個別の検討の材料や参考としていただけたらと思います。

私個人は、今までコモディティETF等に投資したことがありません。このブログのスタンスにもあるとおり、株式は資本主義経済の超長期において、インフレに圧勝しつづけており、この点において、株ではなく、コモディティに投資する意義が感じられないからです。

しかしながら、過去のデータから言っても、コモディティに投資資産を分散すれば、とりあえずの分散効果は見込め、リスクは確実に減るだろうことはおそらく間違いありません。精緻な数値分析を行っていないので結論はわかりませんが、おそらくリスクリターンレシオも上がって、投資の効率性も上がるのではと思います。

すなわち、伝統的なインデックス派の思考回路に沿って考えれば、リスク=ボラティリティであって、1リスクに対するリターンの値が向上するなら、ポートフォリオにコモディティを入れるのが理論的には正解かもしれません。

しかしながら、最近のコモディティETFの投資成果を牽引しているのは、主に石油関連商品であることも間違いないと思います。この、コモディティインデックスを引っ張っている石油関連商品の高騰による好影響は、個人的には、既存のポートフォリオの中で既に長い間享受しつづけていたりします。以前ちょっと触れた、FXIの中のPTRなんていう株式銘柄も石油関連銘柄で、間違いなくこういった石油関連銘柄を保有していることにより、石油資源の高騰の好影響は回りまわって自身のポートフォリオのパフォーマンスに大きく好影響を与えているはずです。

なので、コモディティのうち、石油関連商品部分については、個人的に既存のポートフォリオとかぶる部分が多く、コモディティ投資資産を単純に追加すると石油関連の資産が増えすぎてしまい、インデックス派のリスクリターンの向上の観点からいっても、かえってポートフォリオ全体のバランスが悪くなってしまうのではないかと思います。

したがって、個人的なポートフォリオ構成を考え合わせて見ると、インデックス派としてのリスクリターン向上を目指すなら、既存の個人的なポートフォリオとの相関が低そうな、例えば農業品に特化したDBAといったコモディティETFをポートフォリオに加えるのが、論理的に筋道が通っていそうです。

しかしながら、その他の農業品等の歴史的なパフォーマンスは、石油関連と比べると、どうもかなり見劣りします。もしかしたら、新興国群のとてつもない人口増加で、将来、農業品にも火がついたりする可能性があるのかもしれませんが、これも超長期で考えれば、農業品よりも株に投資したほうが、過去の超長期の結果と同様に、将来も高リターンが得られそうな気がします。

純粋理論的に考えれば、ポートフォリオにDBAと言った既存資産と相関の低そうなETFを加えれば、分散効果で対リスクリターンが向上するので、投資元本を超えてレバレッジを高くすれば、以前よりも低リスクで高リターンが得られるなんて結論になりそうですが、ここまで来るとちょっと絵空事理論ぽくなってきます。信用取引の金利コストなんかも入っていませんし、また過去の相関が将来も続く保証もどこにもありません。

堅実な投資スタンスとするために、投資資金を超えた高レバレッジ投資はしないことにしていますので、特に既存ポートフォリオのリスクを低めたいと思わない限りは、DBA等のポートフォリオ追加の経済合理性は、個人的に見出せないことになります。

また、バリュー派の観点からいうと、個人的に農業品が割安なのか割高なのか全く持って見当もつかず、割安なものに投資するという哲学からは、割安割高が判定できないものには投資しないという結論になってしまいます。あっ、これは農業品に限ったことではありませんね。コモディティ一般に言えることだと思います。

毎度毎度、こんな思考で逡巡しながら、結局はコモディティ資産には投資しないまま、今に至っています。これからもしばらくは、個人的にはコモディティETFに投資することはなさそうです。

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2007年6月28日 (木)

USのETF環境

US市場では、毎日のようにETF関連のニュースや記事があるようです。

http://etf.seekingalpha.com/

最近、特に内容がすごそうです。レバレッジやショートポジションのETFやら、ファンドオブファンズならぬ、ETF of ETFs(使い方あってますかね)なんかも出てきているようです。

HBVのような、高金利通貨ロング、低金利通貨ショートの裁定系と呼ぶべきか、ヘッジファンド系と呼ぶべきなのか迷ってしまうようなETFもあったりします。そういえば、スタイルドリフト戦略のETFや、複数の株式指標を組み合わせた複雑なファンダメンタルインデックスのETFもありましたね。

こうなってくると、まさに百花繚乱という感じを受けます。

逆に言うと、玉石混交になってきている可能性が高いとも言えるのではと思います。エール大学のCFOさんが確か著書で指摘しておられたように、投資信託で通常起こっているような、目くらましやある意味詐欺的な特徴付与によって高信託報酬を正当化しようとするまがい物が、すでに跋扈しているのかもしれません。

私も、このブログを読んでくださっている方は良くお分かりの通り、興味あるものはとりあえずトライしてみようというタイプですので、気をつけたいと思っています。とは言え、今のところ、個人ポートフォリオ中で伝統的なインデックス投資をはみ出していると言えるのは、WisdomTreeの高配当ファンダメンタルインデックスくらいしかないですね。個人的には、本質的にバリュー投資派であって、長期の統計に裏打ちされたエビデンス投資であると思っているので、異論各論あるとは思いますが、通常のバリュー株ETFと同等に価値があり、比較的お勧めできる新進の投資対象だと思っています。

また、投資経験だけは無駄に?長く、落とし穴には結構経験があるので、自身の興味ある分野に偏りがちではありますが、そういった視点も織り交ぜながら、こういったUS市場の新しいETFも使い勝手の良さそうなものを中心に、これからもご紹介していければと思っています。

日本の証券会社中心に投資をされている方も、USのETF環境をいろいろ知っていただき、楽天証券やイー・トレード証券に取扱銘柄要望を出すための参考等にしていただければと思います。

このような行動で、ほんの少しでも日本の証券会社のETF投資環境が改善することに役立てれば、とてもうれしく思います。個人的にも、より便利になりますし。

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2007年6月22日 (金)

DRWの検討

もともと個人的には、リートや不動産関連は、割高であるケースが多いという認識で、あまり興味がわかず、投資する気も無かったのですが、WisdomTreeのUS除くReal EstateのETF(高配当戦略)が出てから、かなり気になりだしています。

なんといっても、PERの水準が、他のReal EstateのETFと桁違いに違います。ちなみに、

IYR(US Real Estate ETF)のPER:29.3

RWX(US除く世界Real Estate ETF)のPER:24.0

DRW(WisdomTreeのUS除く世界Real Estate ETF)のPER:9.90

(IYRとRWXはMorningstarの予想PER(5月31日時点の値)、DRWはWisdomTreeのサイトの今期PER(6月20日時点の値))

となっており、DRWは断然割安です。このDRWの数字、ほんとかなと思うほどの水準です。DRWはオーストラリア、香港の割合が多いこともあって、実際にDRWが保有している香港銘柄を調べて見ました。確かに、PER一桁の銘柄も結構あって割安ですし、しかもただ割安なだけでなく、しっかり高いROEを継続的に出している銘柄が多く、魅力的に見えます。

これは、Real Estate関連ビークルに対するスタンスを見直す必要があるかなと思い始めています。上記のような調査を経て、DRWとRWXの最近の動きをみると、ずるずる下げるRWXに比して、DRWはバリュービークル特有の下値抵抗力を発揮し、しっかり粘った動きをしているようにも見えてきてしまいます。

US長期金利も上がっていきそうなので、下値不安の少ないポートフォリオに少しずつ変化させていく必要性も感じており、また、ポートフォリオの分散効果も高めたいと思っていますので、バリュー派としてもインデックス派としても、食指が動いてしまいそうです。

以前、検討したDBN等といった資源株とともに、長期でこのDRWの下値を拾って行きたいと思いはじめています。

ついに私もREITに落ちる日がやってきそうです。

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2007年6月20日 (水)

リバランス

投資ポートフォリオのリバランスが悩ましくなってきました。

同じような指向で投資されている方々の中には、同じ悩みを抱えておられる方が結構おられるのではないかと推測します。

個人的には、新興国の部分がマニュアル投資で個別国ETF購入に走っている部分もあり、また新興国全般の資産成長率それ自体が高いこともあり、だんだんリバランスしたいなと思う水準になってきています。

できるだけ、既存資産を売却することなしに、新規投資部分を用いてリバランスしたいと思っているのですが、なかなか無理っぽい面もあります。

ほんと、売却に伴うキャピタルゲイン課税が長期投資に与える負のインパクトを考えると、可能な限り売却したくないと思ってしまいます。この間、住民税の第一期分を支払って、また手元キャッシュが減りました。これからも住民税、国税の予定納税と、キャッシュアウトが毎月のように発生し、新規投資も結構、だんだん難しくなってきます。

正直、新興国バリュー株ビークル等、有効なビークルがあればそれを用いて新興国投資を単純化したいと、心からそう思います。

また、リバランスの必要が可能な限り生じないポートフォリオにしたい、可能な限り永久に売らなくともよいと思えるポートフォリオ構成にしたいといったニーズがどんどん強くなってきます。

投資資金が増える前から、こういった方向で計画的にポートフォリオをきちんと設計しておくべきでしたね。反省です。

こんな要反省点も、「人のふり見てわがふり直せ」と言いますが、参考にしていただける点と思います。

それにしても、リバランスと税金の問題は、原始的に見えて、結構難題です。まあ、税金支払いも日本国のためになると思って、割り切ってリバランスしてしまうべき話なのかもしれませんが。そうなると、この問題は、手元キャッシュマネージメントの問題になると思います。いずれにせよ、頭が痛いですね。

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2007年6月16日 (土)

理想的な投資ビークル

私が考える理想的な投資ビークルはこんなものです。

「世界中のあらゆる投資案件のうち、本源的な価値に比べ、割高な値段がついている案件を避け、割安なものを選んで自動的に投資し続けてくれるビークル」

今までさんざんご紹介しました通り、どうもこの世の投資市場の世界は完全には効率的ではなく、割高な資産と割安な資産が存在しており、割高なものを避け、割安なものを選んで投資すれば、投資成果は明らかに向上するようです。

しかしながら、バリューな投資対象を選別するには、一般にそれなりの能力と労力が必要で、その両者が備わっていても、広い世界の市場を網羅することは不可能に近そうです。すなわち、バフェットが最近までUS市場の例えばIT等を除いた、得意な市場のみにフォーカスするしかなかったように、バリュー投資を貫くには、おのずと手を広げられる範囲に限度があるものと思います。

この限度というのが問題で、例えば日本語の決算資料等の情報が提供される日本の株式市場でしかバリュー投資の力量が発揮できない投資家は、世界でもトップクラスの成長率の低い、成熟国の限られた投資案件から投資対象を選ぶしかないわけです。世界には1950年代の日本のような、10年で株価が10倍になってもおかしくない、とてつもない成長力を秘めた国の投資案件や、日本企業よりもずっと収益性が高い欧米企業の投資案件がごろごろしていますので、日本市場しか手を出せないハイレベルなバリュー投資家よりも、100人並でも世界の市場にアクセスできる投資家のほうが、ずっと良いパフォーマンスを示す可能性が結構あるのです。

また、限られた市場にしか投資できないと、投資成果の天底も一般に激しくなります。日本では、バブル崩壊後、日経平均はいまだに、バブルの頂点の半分あたりのところをうろうろしています。世界の株式市場を見渡しても、こんな市場はなかなか見当たりません。世界各国の株式市場は1990年の水準に比べると何倍にも成長しているのが普通です。投資対象のバリューを信じてはいても、自国の外で各国株式市場が軒並み新高値を更新し続けるのを延々と横目で見続けるのも、耐えられる程度に限度があります。

実際、日本の市場が世界各国対比で低迷し続けているので、やはり利口な日本のバリュー投資家の方々の中には、世界株ETF等をポートフォリオに組み込み、ご自身の投資ポートフォリオの日本市場のローカルリスクをヘッジされているケースが最近、見受けられます。個人的に、ものすごく賢明なご判断だと思います。日本のような、成熟した国の投資案件にのみ縛られた投資姿勢は、ほんと、体中に重い重りを背負ってレースに出る馬のようでもあります。わざわざ、自分自身を苦しい試練に立ち向かわせるのは、美しい態度かもしれませんが、効率的、効果的に利益を得る、通常の投資目的からすれば逆行する態度になっている恐れが大いにあります。

少々、脱線した感もありますが、バリュー投資を徹底しようとすると、世界中の全ての投資案件の割高割安を自信を持って判断、選定することなどおよそ不可能なので、必然的に集中投資にならざるを得ず、そうすると、よく理解できる自国市場での投資になりがちなので、ローカル市場の低迷リスクやローカル国家の衰退リスク丸抱えのポートフォリオになりがちです。

すなわち、バリュー投資と国際分散投資は、結構、水と油の相容れない面があるのです。

この問題を解決することの出来る、現実的なソリューションのひとつが、世界のバリュー株投資ビークルに投資することだと思います。もちろん、世界中の投資案件の割高割安を判断できる、能力、情報、時間といった全てを兼ね備えるに越したことはありませんが、それだけで自分の人生が終わってしまいかねませんから。

もし、投資ビークルが自動的に、世界中のバリューな投資案件を選んで投資してくれるとしたら、またバブリーな投資市場の割高な投資案件を自動的に外してくれるとすれば、正直とっても魅力的です。そのような投資ビークルを手にすることが出来れば、例えばA国はバブルに見えるので、外す必要があるのではないだろうか、B国が割安になっているのでオーバーウェイトにしたほうがよいのではないだろうか、といったことに煩わされる必要がなくなるのです。

また、自分で割高を売り、割安を買いといった入れ替えをやっていては、そのたびにキャピタルゲインに対する税金を国に払うこととなり、投資の複利効果を大きく減じることになってしまいます。バリューな投資行動でまず潤うのが、自分ではなく自国政府であるという構造は、決して無視できません。このような税金の不利に打ち勝ってなお、バリュー投資のメリットを手にすることは決して不可能ではないとは思いますが、だれにでも出来ることではないと思います。このようなバリューな投資行動が投資ビークル内で行われて、その行為の度にいちいち税金がかからないとすれば、それ自体とても魅力的に思えます。

なので、前回のWisdomTreeの新興国高配当株ETFのSECfilingの情報をすごいと思うわけです。これを今までありそうで無かった新興国バリュー株ビークルだと思えれば、世界株において、

USバリュー株ETF:US以外の世界先進国バリュー株ETF:その他新興国バリュー株ETF

を持ち、その3つの投資ビークルの投資比率のみを考えればよく、A国はバブルだろうか、B国は割安に見えるけどどうだろうかと悩む必要がこれでほとんど無くなるわけです。

そんな、冒頭に挙げたような理想にまた一歩近づける可能性があると思って、WisdomTreeの情報を喜んだわけなのです。

今まで、個別の新興国株ETFにかなり恣意的、差別的に投資してきましたが、もし、WisdomTreeの新興国高配当株ビークルが、バリュー投資として過去有効に機能していて信頼度が高そうなら、もう個別新興国株ETFへの直接投資は止めてしまって、複数新興国を跨いだ配当額加重の投資ポートフォリオに、新興国ポートフォリオの構築を委ねてしまおうかとも考えています。

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2007年6月15日 (金)

WisdomTreeの新興国高配当株ETF

WisdomTreeで新興国の高配当株ETFが準備中とのことです。

以下のサイトをご覧ください。SECにfiling中のようです。

http://401k.sblo.jp/article/4382304.html

これは、すごい情報ですね。ずっと前から個人的に、新興国のバリュー株投資ビークルをどこかが出してくれないかと、ずっと思っていました。もう、ADRを使って自分で新興国バリュー株バスケットを作ってしまおうかとさえ、思っていました。

これでもう、そんな必要もなさそうです。

SECの認可が早く出ることを祈ります。

本当に、楽しみですね。

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2007年6月14日 (木)

A tip for TIP

前々回に、楽天証券で新しく取り扱いがアナウンスされたTIP(インフレ連動債ETF)について、ちょっと解説しました。

今日はその続編として、数値例を用いて、TIPSという債券資産とこのTIPというETFの特徴をお示ししようと思います。

なお、以降の例はすべて簡略化し、デフォルメした例を提示します。当然、実際はもっと複雑な構造ではありますが、その本質を知るには枝葉末節はかえって邪魔になりますので、簡略化した数値例で示したいと思います。

まず最初に、原資産であるTIPS(米国インフレ連動債)のしくみを簡単に例を挙げて説明します。

5年物の通常の米国国債(Treasury)を考えます。今、この5年物のTreasuryの複利利回りが年率5%であるとします。このとき米国政府が、クーポンレート2%の5年物のインフレ連動債を発行し、市場で償還額面と同じ100で取引が開始されたとします。

このとき、ざっくり表現すると、市場で、これから将来5年間のインフレ率をヘッジするために妥当なプレミアムとしての利回りスプレッドは年率で元本の約3%だと評価しているに等しいことになります。

すなわち、これはデリバティブ取引の一種であるスワップ取引の一形態とも考えられます。インフレ連動債の購入者は、Treasuryを買わずにインフレ連動債を買うことで、年率で3%のコストを米国政府に支払う代わりに、CPI(消費者物価指数)に応じた実際のインフレ率を受け取るわけです。したがって、ここでもざっくり言うと、3%のインフレヘッジプレミアムを支払って、もし実際のインフレ率が5%であれば、2%+5%=7%の年率投資利回りとなり、Treasuryよりも2%だけ投資利回りが上がりますし、もし実際のインフレ率が1%であれば、2%+1%=3%となり、Treasuryよりも2%だけ年率投資利回りが逆に落ちるわけです。

「そんな利回りが悪化する将来リスクのある債券なんて買う気がしない!」と思われましたか?

ここでも、以前述べさせていただいた、「何が本当のリスクか?」という問いが有効になります。我々は、自分自身や遺族がお金を使うときのその実質購買力を維持向上していくことを目的に投資を行うわけです。実際、投資した資金がいつまでたっても、モノに換えられないなどという事態はおよそ考えられないはずです。自分か遺族が必ずいつかモノに換えることになるのは間違いありません。そのとき、実質購買力が落ちていたとしたら、投資してわざわざ実質マイナスリターンに甘んじたこととなり、そもそも投資した意味がないわけです。

例えば、わかりやすい例で、上記の例でTIPS債券への投資成果をドルのまま、商品購入するとしましょう。もし、投資した5年間において、平均年率インフレ率が20%になってしまったとします。このとき、TIPS債券からは、上記例では2%+20%=22%という年率リターンが得られるわけです。また、実際のインフレ率が年率1%であったとしたら、2%+1%=3%という年率リターンを得ることになります。

この例で重要なのは、このTIPS債券への投資では、将来、とてつもないインフレがあろうとなかろうと、投資開始時の投資元本100に対し、インフレ除きのリターンである年率2%の実質購買力の上昇がある意味、あらかじめ約束されていることです。すなわち、ざっくり言って、投資開始時にはその資金で100個しか買えなかった「モノ」が、投資終了時には、物価がどうなろうとも、必ず110個以上買えるようになっていることが、米国政府によって保証されているわけです。

「個人にとってのALM」のところでも述べましたが、私たちはみな、将来の自分自身や遺族の生活費その他の費用という、インフレ連動の負債を持っていると考えられます。なので、資産もインフレ連動で変動することが、個人にとってのリスクヘッジになっているわけです。すなわち、「何が本当のリスクか?」の問いを真剣に考えれば、手取りの紙切れが多いか少ないかは問題ではなく、その紙切れで買えるものが増えたか減ったかが本質的に重要になるのです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/alm_186c.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/alm2_faa2.html

だから、インフレ連動債というのは、本来、非常に優れた資産なわけです。そんな優れたTIPS債券に投資するETFがTIPです。

なので、TIPというETFを、過去の運用成果で判断しても意味はありません。過去のインフレ率が以前の市場見積もりプレミアムよりも低ければ、Treasuryに比してリターンは低くなりますし、過去のインフレ率が以前の市場見積もりプレミアムよりも高ければ、TIPのリターンはTreasuryよりも高くなります。でも、それは所詮過去のことで、何ら将来の結果を示唆していません。

TIPやTIPS債券に内在されたインフレヘッジ機能は、一種のスワップ取引でもあり、ある意味保険でもあります。したがって、「自分にはこの保険が必要か?」「この保険のプレミアム(保険料)はそのカバー(保証)に見合っているか?」と言った視点で判断すべきビークルです。

最後に一点、このインフレヘッジプレミアムは債券市場において寄り付くプライスによって自動的に決まるものです。すなわち、このプレミアムはこのリスクの売り手と買い手全員の総意という、マーケットにおける見えざる手によって、自動的に定められたプライスになっています。将来の結果はともかく、寄り付いた時点においては、その時点までのすべての情報を織り込んだ、優れたフェアプライスになっているであろうことが容易に予想されます。

市場での自由取引をベースとしたプライスであるだけに、間違っても日本の金融機関が提供するオプションのように、ぼったくりプライスにはなりようがない構造であることは言うまでもありません。

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2007年6月12日 (火)

楽天証券での取り扱いETF追加

楽天証券でまたもや、取り扱いETFの追加のようです。

http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/06/etf619_3cc9.html

今回取り扱いとなるのは、米国債券、米国ナスダックバイオテクノロジー、米国不動産、米国TIPS債券の米国市場4銘柄です。

個人的には、今回追加分で食指が動くものはないのですが、米国TIPS債券については、あまりご存知ない方もおられると思いますので、若干の解説をしたいと思います。

通常TIPSと呼ばれるのは、米国政府発行のインフレ連動債(物価連動債とも呼びます)のことです。米国のCPI(消費者物価指数)の増加に連動して、そのクーポンと元本が増加していく仕組みの債券です。今回のTIPというETFは、この米国政府発行のインフレ連動債に投資するETFです。

つまり、通常の債券であれば、クーポンと償還時元本は実額であらかじめ決まってしまっていますので、発行後の大きなインフレ時にはその資産の実質購買価値が下落してしまうリスクがありますが、このTIPS債券であれば、インフレが起こればその分だけ将来のクーポンと償還時元本の額が増えますから、将来のインフレに対する抵抗力が備わった債券となっています。TIPというETFを購入すれば、このインフレ連動債を購入するのに準じた、リスクの低い債券資産でありながら、インフレ抵抗力のある資産を保有することができるわけです。(あくまで、USマーケットにおけるUS$建てでのインフレ抵抗力であって、円建てというわけではありませんが、長期的には多少誤差はあっても、円ベースで換算した後でもインフレ抵抗力を見せてくれる期待が持てる資産です。(長期的には、為替市場でモノと2通貨間の緩い裁定機能が働くことが期待できますので))

TIPSは、このようなインフレヘッジと安全性という、好ましい両面を兼ね備えた資産であることから、伝統的な債券資産を一部代替することの出来る資産と評価されています。また、伝統的債券の代わりにTIPS債券をポートフォリオに組み込むことで、対リスクリターンを改善することができるといった分析や研究結果等もよく見受けられます。

いわゆる通好みの資産クラスといったところです。

日本国も物価連動国債を発行しているのですが、機関投資家しか買えず、かつ債券に元本保証がない(デフレ時に元本より割れる可能性があるしくみ)という問題があります。現在のところ、投資信託会社がファンドを組成して物価連動国債ファンドとして個人に提供している商品を買う以外には、円ベースの物価連動債券資産を手に入れる手段はありません。しかもその選択肢はあまりなく、ファンドの信託報酬も結構お高めだったと思います。

ということで、どちらかというと保守的な投資家で、かつインフレにやられる可能性が気になる方に、特に向いている資産だと思います。

しかし、ある意味、こんな通なETFをリクエストされる方が結構いらっしゃるんですね。ちょっと驚きました。論理的には、筋道の通った至極真っ当な資産であり、魅力ある資産ではあるのですが、米国でも日本でもまだまだ認知度が低く、マイナーな位置付けに留まっているものと思っていました。

なお、米国証券会社口座をお持ちの方は、このTIPというETFではなくて、ダイレクトにTIPS債券を買いに行くことも、証券会社によっては可能なはずです。(個人的には、試したことはないのですが)

興味があれば、チャレンジしてみるのも面白いのではと思います。

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2007年6月10日 (日)

資源株関連ビークルの検討

最近、資源株関連ビークルを調べています。

これは、どちらかというとインデックス派としてのポートフォリオ分散アプローチの観点から、検討しています。

また、上記と矛盾するようですが、かなり個人の相場観が入っています。すなわち、BRIC'sをはじめとする新興国の将来の発展に対して、個人的に肯定的なスタンスを持っているので、石油やメタルといった資源関連株についてもロングしたい気になっています。将来、新興国の経済活動が活発になればなるほど、こういった資源の需要と希少性が高まり、この関連ビジネスをしている世界企業が栄えるのではないかと考えているわけです。

ETFでは、USマーケットのビークルでは、例えばVanguardならVDEやVAWといったビークルになり、すでに個人的にはこういったビークルは少々保有しているのですが、この分野でUS以外のエリアのビークルがなかなかありません。

この分野でUS除く世界株ビークルはないかと思っていたら、灯台下暗し。WisdomTreeが出しているではありませんか。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=57#history

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=61#history

上記はそれぞれ、DBN(WisdomTree International Basic Materials Sector Fund)、DKA(WisdomTree International Energy Sector Fund)のベンチマークのバックテストグラフです。

これだけでは、US除く世界資源株セクターの高配当戦略自体が有効に機能しているかどうか不明ですが、US除く世界資源株セクターに投資するETFビークル自体が今のところ他に見つからないので、とりあえず候補として考えています。

そうはいっても、とてつもなく割高な投資対象に乗るのも、バリュー派としてはなかなか許容できません。そこで上のサイトをたどると、予想PERの数値が見つかりました。DBNのベンチマークの予想PERは13.13だそうです。絶対値としては割高ではないと言えそうです。また、USのBasic MaterialセクターのS&Pベンチマークを見ると、指数的にかなり上がってはいるにもかかわらず、PERはそれほど割高な値ではなさそうです。

http://www.ssgafunds.com/etf/fund/etf_detail_XME.jsp?tab=1#performance

上記はXMEのベンチマークであるS&Pインデックス(S&P Metals & Mining Select Industry(TM) Index)の情報ですが、PERは15.58であることがわかります。資源株としては歴史的には割安ではないのかもしれませんが、EPS成長率も過去3年平均で15.98%あったようなので、過去3年の間にとてつもなくPERが上がったわけでもなさそうです。

他方、上のDKAのベンチマークのサイトをたどると、予想PERは12.72のようです。USセクターのVDEのポートフォリオのPERを見ても、10から15程度の銘柄が多く、過熱感はあまり感じられません。

http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Holdings.aspx?Country=&Symbol=VDE&fdtab=portfolio

一方で、このセクターで、US除く世界株ビークルをポートフォリオに加えることの分散効果の度合いも、今のところ判明していません。もしかするとUS資源株ETFで十分という結論もあるかと思います。

また、本質的に資源株と相関が高そうな、資源国のロシア、ブラジル、オーストラリア、カナダといった国々にかなり投資している場合は、これら資源株ビークルをさらに追加で保有するのは、リスク分散の観点からあまりよろしくないかもしれません。個人的には、これらの国々にあまり多く投資していないということもあり、資源株ビークルについて結構積極的に考えています。

いずれにせよ、特に今すぐ購入する資金も予定もないので、じっくり調べて、納得した上で購入する形にしたいと思っています。

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2007年6月 8日 (金)

特選!海外ETF投資と税金のまとめ

今回は特選!シリーズ第二段として、海外ETF投資にかかる税金にまつわる過去ブログを1つにまとめたいと思います。

過去に海外ETF投資関係の税金にまつわるブログは4つ書いており、配当金と売却益について、国内証券会社を通じた購入の場合と、US証券会社を通じた購入の場合に分けてまとめています。

まずは、国内証券会社を通じた海外ETF購入の場合です。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/etf_d16b.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/etf_fd99.html

次に、US証券会社を通じた海外ETF購入の場合です。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/etf_0f07.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/etf_134f.html

また、投資成果を最大にするためには、税金効率も考えなければなりません。それがはっきりわかるのが、このブログです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_6580.html

しょっちゅう運用成果に税金で中抜きされてしまうと、長期運用においてどれほど不利な結果になるかがよくわかります。

出来るだけ、20年や30年といった間、必要に迫られない限り売却することなく保有し続けることを想定した運用は、税効果の観点で、そもそもとても有利な運用であるわけです。逆に言うと、短期で売却し、利益を短期で確定させてその都度税金を払う運用の場合は、その利益にかかる税金徴収の中抜きによる複利運用想定時のネガティブ効果を補って余りある、大きなプラスのアクティブαが見込めなければ、やる意味がないわけです。

中途半端なアクティブαでは、回転率の高い資産運用をする意味がなかなか見出せませんし、まずこの要素が、実際に何度もの景気変動の波を超えて、短期投資で長期投資に本当に勝つことが一般に難しいであろう理由の1つとなります。

また、こういった長期運用を指向する場合は、途中の配当金やキャピタルゲインディストリビューションの額が小さいビークルを選んだ方が税金の観点で有利です。そのことは、上で紹介しました、「海外ETF投資の配当金と税金(その2)」の中でも触れています。

すなわち、キャピタルゲインディストリビューションのないETFはこのような長期投資時の税効率の非常に高い優れたビークルなわけです。

また、実は、WisdomTreeのUS除く国際株式ビークルは、配当金支払いがどうも年1回のようで、しかもその支払い水準が非常に小さく、無配に近いビークルになっています。ETFビークルの中でも、配当面で長期投資の際の税効果が限りなく高い、ある意味長期投資に最適のビークルです。高配当戦略といったバリュー投資戦略とともに、超長期の投資を考える場合は非常に有望なビークルだと思います。

願わくば、早くメジャーな会社となって、みんなが安心して投資できるようになって欲しいものです。(個人的にはもう手を出しているのですが)また、個人的に、時価総額の膨らんだバブル資産をまるまる抱える時価総額比例の指数ではなく、割高で本源的な価値の低い資産が自動的にはずされていく優れたしくみを有する指数に基づくETFは、これからの時代のパッシブ運用の新潮流となり得ると考えています。なので、USでも日本でも、このような自動的に本源的な価値を有する資産が選別される指数の有効性についての認識が高まり、しかもコスト等にも優れたすばらしいビークルが充実するといった、長期投資家にとって好ましい環境に早くたどり着いて欲しいと思います。

最後は、税金の話とちょっとそれてしまいましたが、このまとめも、読んでいただく方の何らかの参考となりましたら幸いです。

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2007年6月 6日 (水)

WisdomTreeのREITのETF

WisdomTreeがUS除く国際REITのETFを出したそうです。しかも高配当戦略。

下記サイトをご覧ください。

http://401k.sblo.jp/article/4266424.html

さすが、シーゲル氏。いい意味で、悩ましいETFを出してくれますね。

バリュー派から、よりインデックス派に転んでしまいそうです。

とっても悩ましいのですが、ここはぐっとこらえて、時間をかけて検討し、また将来のこのETF等の買い時を探っていこうかと考えています。

しかし、WisdomTreeはすごいですね。日本の楽天か、米国のWisdomTreeかといった感じがします。これからも、どんどんあっと言わせるETFを出して欲しいものです。

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2007年6月 5日 (火)

住民税の通知

また今年も、住民税の納税通知書が届く季節がやってきました。

わかってはいても、実際に来ると、やはり重税感を感じますね。

私の場合、大半が、米国ミューチャルファンドやCEF、ETFの配当の申告に伴う普通徴収ですが、一部キャピタルゲインに対する税金もあります。

資産運用に対して達観して、例えばSPY+EFA+EEM等の組み合わせで、数十年触れないとかしてしまえば、税金面ではある意味最強になると思うのですが、それほど達観できないところが凡人の悲しさ。もっとリターンを高めようと、いろいろ考えてしまいますし、資金も動かしてしまいます。

税務署の思う壺ですね。

支払う税金は、頼むから世のため人のために、効果的に使って欲しいと思う今日この頃です。

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2007年5月29日 (火)

ETF vs MutualFund

何日か前に、新興国株ファンドであるQFFOXと、新興国株ETFであるEEMやVWOの運用成果を当ブログで比較してみました。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_ce0d.html

運用成果については、少なくとも調査した比較可能な過去の直近の期間においては、QFFOX(ファンド)の方に軍配が上がりましたが、将来どうなるかは残念ながらわかりません。

カントリーポートフォリオの違いやファンドの運用方針等についても調べていますが、運用成果の差につながる決定的な理由についても今のところ残念ながら解明するに至ってはいません。

というわけで、新興国投資において、今後もあいも変わらず、ファンドとETFへの分散投資が続きそうです。

このテーマは、私の中では結構長きに渡り決着しないテーマで、昔も、ある掲示板にこのテーマに関する記述をしています。

//(以下、某掲示版への当方記述より転載)

 ■題名 : ETF vs MutualFund
 ■名前 : V-Max
 ■日付 : 06/2/26(日) 14:32
 --------------------------------------------------------

    ▼xxxxxxさん:

>この組み合わせをETFで組むことも可能で、
>IOOとEEMとでできそうです。expense ratioは若干低くなります。
>
>VーMaxさんが、ETFの組み合わせでなく、ミューチャルファンドの組み合わせ
>を選ばれた理由はどのようなものでしょうか。

ETFでも似たような(世界株+新興株)の構成で保有しています。

ミューチャルファンドについては
米国投資信託は非常に長期のトラックレコードがあるファンドが
多くあり、少なくとも日本のファンドよりその実力に信頼感が
持てる。
とくに新興国については政治リスク等を含め、ファンドの方が
ETFよりも機動的な対応が期待できる。(という希望的観測)
ただし、やはり将来の高パフォーマンスは保証されているわけ
ではなく、期待はずれの結果になるリスクがある。

ETFについては
確実に平均的なパフォーマンスを確保できる。またコストが非常に
低いことからその面でミューチャルファンドの平均を大きく超える
結果も期待できる。
ベンチマークに完全に沿った運用になるので、政治リスクその他の
ベンチマーク自体が急に不適切になったような事態に対応すること
が難しい。(と推測している)

といった感じで両者にメリット、デメリットがあり、どちらか一方
が絶対的に優れているという結論に個人的に到達できないので、
両方持つことにしています。
これもちょっと性質は異なりますが、分散投資の考え方の一種と
とらえています。

ご参考になりましたら幸いです。

//(以上、某掲示版への当方記述より転載終わり)

前のブログで書きましたとおり、当時は新興国株ETFに対してちょっと懐疑的な見方をしながらも、運用結果にかかる分散の観点から、新興国株ETFも分散保有している姿が明らかに見て取れます。

この延長で、今も新興国株ETFと新興国株ファンドのどちらか一方に寄せることができずにいます。

また、当方にとって、世界バリュー株ETFと世界バリュー株ファンドのどちらがより好ましいビークルかという点も、明らかにしたいテーマです。

しかしながら、この点については、バリュー株のその能力は下げ抵抗力に大きく現れてくるものと思いますので、やはり大きなバブルとその崩壊の一山超えて見ないと、おそらくきちんとした結論を出すことは出来ないのではないかと推測しています。

まだまだ、このテーマについては結論が出せそうにありません。少なくとも5年10年はかかりそうです。まあ、長期投資ですから、ゆっくり見ていきましょうか。

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2007年5月27日 (日)

バリュー株投資ビークルに乗る際の心構え

左のサイドバーで載せている世界バリュー株ファンドのPGVFXのアニュアルレポート(2006年12月)を見ていたら、このファンドとMSCIworldとの、長期パフォーマンス比較の数字が載っていました。この数字の動きから、バリュー株投資をする場合の典型的な動きがわかり、またバリュー株投資のメリットもわかり、かつバリュー株投資をするときの落とし穴もわかります。なので、今回は、このパフォーマンス数字を取り上げて、それらの点をご紹介したいと思います。

まずは、各年のパフォーマンス数字からです。

          PGVFX  MSCIworld  diff

1990   -11.74%   -17.02%     5.28%

1991    17.18%     18.28%    -1.10%

1992     9.78%     -5.23%    15.01%

1993    25.71%    22.50%      3.21%

1994   -2.78%      5.08%     -7.86%

1995   31.81%     20.72%    11.09%

1996   23.32%     13.48%     9.84%

1997   34.56%     15.76%    18.80%

1998   -8.85%     24.34%   -33.19%

1999   16.50%     24.93%    -8.43%

2000   -5.82%    -13.18%     7.36%

2001    2.21%     -16.82%   19.03%

2002    3.82%     -19.89%   23.71%

2003   47.06%     33.11%    13.95%

2004   23.63%     14.72%     8.91%

2005   10.52%      9.49%      1.03%

2006   24.57%     20.07%     4.50%

対比しているベンチマークは、MSCI World, EAFE and USA Indexes, net dividends reinvested ("MSCI World, net")とのことで、源泉税をも含む配当の効果も考慮されたベンチマークのようです。比較対象のベンチマークとしては、適切なベンチマークと思われます。

この17年の結果をまとめると以下のとおりとなります。

                     PGVFX  MSCIworld

年率リターン      13.1%        7.5%

累積資産成長   8.06倍    3.43倍

言うまでも無く、PGVFXの圧勝です。年率リターンでは、PGVFXの13勝4敗となっています。PGVFXを持っていれば、およそ4分の3の確率で、毎年の年率リターンでベンチマークに勝ったことになります。

また、下げ抵抗力を見てみましょう。

「最悪のケース」

運用期間   1年     2年    3年    4年    5年   6年  7年

PGVFX       -11.74%   -3.74%  -0.06%    2.22%    6.12%  42.80% 76.10%

MSCIworld  -19.89% -33.36% -42.15% -27.72% -11.66% -3.27% 16.14%

すなわち、最悪の年に投資してしまったら、MSCIworldの場合には、元本復帰するのに、6~7年もかかってしまったことになります。これが、PGVFXの場合は3~4年ですんだわけです。また、最悪のタイミングで資産購入した場合、MSCIworldであれば、累積で42.15%の下落に耐える必要があったのに対して、PGVFXであれば、たった11.74%の下落に耐えればよかったことになります。

こういう数字を見てみると、バリュー株投資をすることのメリットがはっきりとわかります。

それでは、このようなバリュー株投資ビークルに乗ることの落とし穴はないのでしょうか?これも上のデータが如実に示してくれています。

          PGVFX  MSCIworld  diff

1998   -8.85%     24.34%   -33.19%

1999   16.50%     24.93%    -8.43%

PGVFXに投資していた場合、もっともきつい逆風に1998-1999の2年間に晒されていたことになります。PGVFXは1998年にはベンチマークに対し-33.19%、1999年には-8.43%と、大きく遅れをとっています。2年間ベンチマークに対してこれだけ大きく遅れをとっていたら、このファンドを持続できる人のほうが少ないのではないでしょうか。

折りしも、おおよそグリーンスパン氏が「根拠なき熱狂」と警鐘を鳴らした時期に近いものと思われます。バリュー株投資は、米国市場の熱狂に置いてけぼりをくらってしまった格好です。ここで、我慢できずにPGVFXからMSCIworldインデックスに乗り換えてしまったら、およそ7年間元本復帰しない、MSCIworldのまさに最悪のタイミングに、乗換えを行うことになってしまいます。

実際、1990年にPGVFXへ投資をはじめ、2000年始に、PGVFXからMSCIworldに乗り換えたとすると、上記17年間の年率リターンは、8.07%にまで落ちてしまいます。

バリュー株投資ビークルの最悪の時期に、「バリュー投資が報われる」ことを信じられなければ、結果、ほとんど全てに近いバリュー株投資のベンチマーク超過リターンを捨ててしまうこととなるわけです。

これは、実に恐ろしいことです。

「バリューが報われる」ことを最悪の時期にも信じきれる人間でなければ、バリュー投資は徒労に終わってしまう可能性が高いことは、知っておいて損はありません。「全ての資産はいずれ本源的な価値に収束する」という信念を、バブルの宴の渦中においてもまわりに流されることなく貫き続けることができる人しか、おそらくバリュー投資の価値を手にすることはできないのです。

この例に限らず、よく言われる、「バックミラーを見て運転する愚」を冒してしまうとろくなことがないことは、十分腹に落としておく必要があります。

バフェットが、ITバブル時に、価値を生み出さない株が何十倍になろうとも無視を決め込んだように、バリュー株ビークルへの投資においても同種の能力が必要です。おそらく、その能力に対する見返りが、バリュー株ビークルの破格の超過リターンなのだと思います。

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2007年5月22日 (火)

初めての新興国株投資ビークル

私の初めての新興国株投資ビークルはこれでした。

http://quicktake.morningstar.com/FundNet/Snapshot.aspx?Country=USA&pgid=hetopquote&Symbol=QFFOX

米国証券口座を開設してから、左のサイドバーにあるようなUS投資信託を用いて投資を始めたのですが、ポートフォリオ中に新興国へのエクスポージャーが必要だと思って、選んだのがこのQFFOXでした。

これら投資信託は、購入後、今でも全く手をつけることなく、私の投資ポートフォリオの一角を占め続けています。運のよいことに、このファンドもその他の世界株ファンドも好調に推移し、概ねベンチマークを上回る運用を続けてくれています。

ただ、以前も当ブログに書きましたが、これらの運用成果の良いファンドも1つ問題があります。これらのファンドは毎年、キャピタルゲインディストリビューションがあって、これが結構高額になることが多く、これを日本で配当所得として申告すると総合課税による税金支払いとなるため、結構な高率の税金支払いとなってしまうのです。これはおそらくUS投資信託一般の問題だと思います。

なので、構造的にキャピタルゲインディストリビューションがないように思われるETFの方が、ネットの運用成果は良くなるのではないか、そうであれば、US投資信託での運用を続けるよりは、EEM等の新興国株式に投資するUSETFに乗り換えた方が良いのではないかという疑問です。

(この点についても、前に「今後の投資方針」というブログで書きました。)

ただし、乗換えとなると今までの運用リターンに対して20%もの税金(源泉分離課税)がかかってしまいます。したがって、乗換えするかどうかは慎重に判断する必要があります。

やはり、明らかにETF運用の方が将来のネットの運用リターンが高いことが見込まれなければ、なかなか乗り換えする気になれません。

そのような観点で、QFFOXのパフォーマンスをEEMやVWOと比較して見た結果が以下の通りです。

                          QFFOX     EEM      VWO

1day                     0.88       0.13      0.22   

1week                   1.94       1.86      2.01

1month                 5.70       3.13      3.44    

3month                13.50      7.07      8.78         

YTD                    18.72     11.05    12.38

1year                  37.33     30.13    30.61      

3year annualized  40.25     37.30         -

(単位:%、2007年5月21日現在)

このようなパフォーマンス状況であれば、毎年配当所得で余計に税金を払っても、QFFOXでの運用を継続する方が間違いなく有利です。(将来のパフォーマンスは保証されていませんが。)

なので、QFFOXの運用の定性的要因も調べつつ、この投資信託での運用をもうしばらく継続してみようと思います。

なお、この検証をしている最中に、昔この運用ビークルをメインで運用していたときの思考を思い出しました。QFFOXで運用していて良好なパフォーマンスを得ているところで、EEMというETFが存在していて、このETFに投資すれば運用コストは年1%も節約できることを知りました。

このとき、私がどう考えたかといえば、

「成長速度が速く、投資環境がめまぐるしく変わる新興国で、硬直化したベンチマークに沿った運用を行うようなスタイルでは、新興国市場の本当の平均値を的確に捉えることは難しいのではないか。また、ロクな運用実績もないETFに大事な資金をつぎ込むのもちょっと気が進まないな。」

といった感じでした。今のような楽天証券のETF取り扱いに対してブロガーの絶賛の声が上がる状況とは、天と地の差です。私だけかもしれませんが、「インデックス運用であるETFでは新興国での投資で有効な成果を出すことは難しいだろう。」と非常に懐疑的な見方をしていました。

それでも、蓋をあけてみて、QFFOXがコスト要因でEEMに負け続ける結果になるのもいやなので、EEMにも少しずつ投資をはじめ、今ではEEMにも結構な額を投資する状況になっています。

今でこそ、書籍等の情報により、エマージング市場においてのアクティブ運用の結果も、先進国市場に負けず劣らず一般に結構ひどいことを知り、新興国市場におけるインデックス運用の価値も理解するようになっていますが、昔は、自分自身も新興国ETFを胡散臭いものと考えていたとは、時代の変遷は劇的なものだなあと感慨深く思います。

しかし、国際分散投資に漕ぎ出したばかりのよちよち歩きのときに、このファンドやその他の良質な世界株ファンドに出会えたことは、本当にラッキーだったと思います。5,000だとか3,000だとかクレイジーな水準にまで落ち込んだ日本の投資信託の基準価格はまさに悪夢でした。このようなUSファンドでどんどんUS口座の運用資産が増加していくのを見て、冗談抜きで、宝物を見つけたように思えたものです。

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2007年5月21日 (月)

特選!バリュー株投資ビークルまとめ

かなり書いたブログも多くなって、後から見ていただく方にとって特定テーマへの情報アクセスが難しいように思います。ブログというツールは、やはり日記として最適となるように設計されていて、系統だった整理は難しい感じです。

そこで、当方よりお伝えしたいテーマごとに関連あるものを一括りにしたブログを書くことによって、その関連をわかりやすくして、また同時にアクセスを容易にしてみたらどうだろうかと考えました。

なので、今回は米国証券口座で買える、バリュー株投資ビークルに関する過去ブログを一まとめにしてご紹介したいと思います。

まず、最初のブログです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_271d.html

この記事で、US投資信託QFVOXとUS市場ETFのEFVをご紹介しています。ともに、米国除く世界株ビークルで、ベンチマークとして参照しているEFAを長期リターンで上回っています。

次はこのブログです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_6d50.html

この記事では、US株式市場ビークルとして、US市場ETFのIWNをご紹介しています。このビークルも、ベンチマークとして参照しているSPYやIWMを長期リターンで上回っています。

なぜ、一般に効率的と言われる株式市場でこのような現象が起こっているのでしょうか。その直接的な解はおそらく誰もきちんと示すことはできないでしょうが、超長期の世界中の株式市場で、延々とこの現象が起こり続けていることは、学者その他の様々な分析により裏付けられています。

このブログで、そのような実証分析の1つを引っ張ってみました。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_a1a8.html

この現象をアノマリーとして見たとき、間違いなく、超長期の株式市場で機能し続ける数少ないアノマリーであると思います。個人的には、ヘッジファンドの裁定リターンの将来性よりもよっぽど信頼性が高いと思っています。ヘッジファンドの裁定については所詮10~15年の話で、裁定行動の実績年数が短いため、将来はその効果が消えてしまう恐れがありますが、このアノマリーはほんとうに年季が入ったものです。

そのことが垣間見えるのが、このブログです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_1bcd.html

記事自体は本の紹介なのですが、図らずも、国際分散投資でも避けられなかった大きな市場下落である1929年の世界恐慌の時代を含む投資期間においても、バリュー株投資は有効に機能し、有名な経済学者のケインズがこのバリュー株投資によって、こんな最悪の時代にも資産を大きく成長させたことがこの書籍から読み取れます。(本の紹介なので、その内容をすべて書くことはしていませんが)

最後は、最近有名なJeremy Siegel氏の関与した高配当株ETFを紹介するブログです。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_df91.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/etf_396e.html

このUS市場ETFのDLSは米国除く世界株式市場に投資するETFで、小型高配当株に投資するETFです。このETFの実績はまだ短いですが、この高配当株一般の優位性自体は結構有名です。NYダウ銘柄においても、「ダウの犬」と呼ばれ、ダウ銘柄のうち高配当な株に限定して投資するとNYダウを継続的に上回ることが出来ることが良く知られています。

上の最後のブログでJeremy Siegel氏の記事を載せていますが、ここで高配当株が持つさらなる非常に好ましい特質を書いた記述部分を紹介します。

According to my research, dividend-weighted indexes outperform capitalization-weighted indexes and are particularly valuable at withstanding bear markets. For example, the Russell 3000 Index lost almost 50% of its value between the bull market peak of March 2000 and the October 2002 low. Over this same period, a comparable total market dividend-weighted index was virtually unchanged. A dividend weighted index did have a bear market, but it only corrected by 20%. Moreover, the dividend-weighted index bear market didn't start until March 2002, and it lasted only six months (compared to 24 months for the cap-weighted index). The dividend-weighted index is now about 40% above its March 2000 close, whereas the S&P 500 and Russell 3000 are still not yet back to even. A similar performance occurred in other bear markets.

(上記の英文は、Jeremy Siegel氏の書いた、

http://webreprints.djreprints.com/1497650936231.html

の一部です。)

「私のリサーチによると、配当加重インデックスは時価総額加重インデックスをアウトパフォームしており、ベアマーケットに耐えるような状況で特に価値がある。例えばRussell3000インデックスはブルマーケットのピークである2000年3月から2002年の最安値までにほぼ50%下落した。その同期間において、比較可能な配当加重トータルマーケットインデックスは実質的に、その価値は変わらなかった。配当加重インデックスもベアマーケットを経験したが、その調整はたった20%であった。さらに、配当加重インデックスのベアマーケットは2002年の3月まで始まらなかったし、それはたった6ヶ月間しか続かなかった(時価総額加重インデックスの場合、24ヶ月も続いたのにも係わらず)。配当加重インデックスは今、2000年3月末よりも40%だけ高い位置にいるが、S&P500とRussell3000はいまだに、イーブンにさえ戻っていない。別のベアマーケットでも同様の結果が起こっている。」

(訳は私の勝手な翻訳ですのでその内容の正確さは保証できません。あらかじめご了承ください。)

以上を全てまとめますと、バリュー株、高配当株ビークルは、ベンチマークである時価総額インデックスより、通常ボラティリティが低く、ベアマーケットにおいての下げ抵抗力が強く、長期リターンが時価総額インデックスよりも明らかに高い、という一般的な傾向があるということになります。

こういったアノマリーが消えることなく、資本主義の歴史とともに、世界中で延々と続いていることは、ある意味驚きではあります。しかしながら、実際、私はずっとUS投資信託等を用いてその効果を享受してきましたし、これからもこのアノマリーが消える日まで、ずっとこのスタンスで投資をし続けていくと思います。

このブログが皆様の投資の何らかのヒントになり、お役に立てれば幸いです。

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2007年5月20日 (日)

日本の証券口座の残高

資金の一部は日本に残して日本の証券会社に置いて、ポートフォリオのうち日本株部分は日本でポートフォリオを構築するようにしているのですが、海外口座の資産残高はどんどん伸びているのに、日本の口座は一向に増えません。

感覚的な話ですが、最近では2005年を除き、ずっとそんな経験をし続けているように思います。

米国証券口座を作って国際分散投資を始めてから、投資のイメージががらりと変わりました。投資自体は1990年代から行っていますが、それまでは、投資して増やすというよりは、投資してお金を捨てているような感触でした。まさにバケツに穴が開いているような感じです。

米国証券口座を作ってノーロード投資信託やETF等を買い始めてから、買ったその日から上がりはじめて、評価損の時期自体が全く存在しないという経験を数多くして、そのとき投資のイメージが180度変わったことは、今でもはっきり覚えています。

最近は、楽天証券などの有利な証券会社を用いて国際分散投資をする等、アプローチ次第で、日本の証券会社でも同じような良い経験をすることが可能になってきました。

少しでも多くの方が、高額の販売手数料と信託報酬等といったコスト要因や、また日本株式市場のローカルな不調といった要因で、資産が沈んでいく経験ではなく、買ったその日から報われ始める良い経験を積み重ねて、投資に対してよいイメージを持ってもらいたいと思います。

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2007年5月13日 (日)

車の故障

先日、車が故障してエンジンがかからなくなってしまいました。

これははじめてではなく、ほんの1、2年前にも同じようなことがあり、以前はバッテリーの問題で、新しいものに取り替えました。そのときも1ヶ月以上放置したのですが、今回もすでに1ヶ月近く放置しています。

もともと街乗りでしか使わないので、無いと多少不便なときはあるのですが、特にぜひ必要というほどのことは無いのです。なので、めんどうで放置してしまいがちです。

こういうときに気づくのが、いかに車に起因する支出が家計の多くを占めているかです。車があると、休みのとき、ついイトーヨーカドーとかに家族で繰り出し、本を3冊買って5千円、家族で食事をして3千円、子供とゲームセンターで遊んで2千円と、軽く万札が飛んでいきます。

車が故障してから、私の財布の中身がなかなか減らなくなりました。少なく見積もっても月5万円以上は軽く浮いてしまいます。

季節も良くなって、駅や近くの店まで歩くといい運動にもなります。

前回もそう思ってしばらく車を修理しなかったのですが、今回もこのまま数ヶ月放置しておこうと思います。間違いなく浮いた資金は海を渡り、米国市場ETF等に化けると思います。投資よりも前に、投資するお金を作るために賢い生活をする技術と意思が必要なことを、こんな機会にはあらためて思い知らされます。

まず、収入よりも支出を少なくすること。これはフィナンシャルフリーダムを目指すためにも、その状態を継続するためにも、だれもが最初に身につけ、維持しなければいけない技術です。マイク・タイソン、ジャンボ尾崎といった挙げはじめればきりがない有名人も、有り余るほどの収入がありながら、おそらくこの簡単な技術がないため、生活が破綻したのでしょう。この手の話は、掃いて捨てるほどあります。

一定以上収入や資産があると、むしろ稼ぐ技術よりも、上のような資産を維持、拡大するための技術が致命的に重要になります。上の技術がないと、単に収入も支出も規模が大きくなり、単に破綻の規模が大きくなるだけだからです。有名人を笑うのは簡単ですが、カードローンや借金が溜まりに溜まって利息返済に汲々としたりすることは庶民においても普通に起こっていると思いますので、我々一般の庶民も有名人を笑えるほどの程度の差はないと思います。フィナンシャル・インテリジェンスは本当に重要だなとつくづく思います。

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2007年5月10日 (木)

ロシア株ETF-RSX

以前BRICsの題目でロシアのETFについて触れた際に、以下のようなコメントをしていました。

「ただし、ETFについては、特にロシア系のETFは、まだ出たばかりで流動性も低く、なかなか手を出しづらい状況なのではないかと思います。もう少し様子を見たほうがよいかもしれません。ETFの代わりにCEF(Closed End Fund)でお茶を濁しておくという手もあるかと思います。」

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/brics.html

ところがどっこい、モーニングスターのサイトを覗いて見たら、ロシアETFであるRSXの出来高は、既に結構な規模になっています。

http://quote.morningstar.com/ETFQuote.html?pgid=hetopquote&ticker=RSX

このページでもRSXの表示は結構上の方にあって、流動性には問題なさそうです。

http://news.morningstar.com/etf/Lists/ETFReturns.html?topNum=All&lastRecNum=1000&curField=8&category=0

運用実績はなおもこれからではありますが、ベンチマークとしているインデックスのパフォーマンスはこちらで確認できます。

http://www.vaneck.com/index.cfm?cat=3193&tkr=RSX

このページの下のIndex Providerのところをクリックしていくと見れます。

結構使えそうなETFですね。ありそうでなかったBRICsのETFですので、やはり大きなニーズがあるのですね。ロシアに投資するときは使ってみようかと思います。

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2007年5月 7日 (月)

新興国株投資に対する態度

新興国投資に対する態度について、自分の考えをまとめておきたいと思います。

昨今のマネー雑誌の中で、例えば中国本土株50%、ベトナム株50%といった、一種クレイジーなポートフォリオが踊る中、新興国株比率について投資資産のごく一部に留めるべきだという至極まっとうな意見があり、それはそれで100%適切で有益な意見であると思います。

正直、中国本土株50%、ベトナム株50%なんてのは個人的には、ポートフォリオでも分散投資でもなく、競馬と競輪を半々で勝負してますという姿に見えます。(あくまで個人的私見です。)

個人的なスタンスとしては、投資ビークルの本質的価値に着目した投資を指向していますので、中国A株、ベトナム株といった株はいま、まさに本質的な価値を無視したマネーゲームが繰り広げられていると認識しており、そのような投資ビークルは個人的なスタンスの上では真っ先に避けるべき対象です。

こういった、個人的にある意味論外な選択はともかく、十分思慮のある賢い方々の投資ポートフォリオの中で、主に評論家が述べる「新興国への投資は資産のごく一部に留めるべきだ」という意見を100%鵜呑みにするのもどうかと思うのです。

上記のような一種クレイジーな新興国株群とは違って、香港上場中国株やその他のBRICs等を見ると、全く別世界の姿が見えてきます。PERが10倍以下、経済成長率が6%や8%という、割安度や成長性から見たら先進国ではあり得ないくらい恐ろしく魅力的な条件が、新興国投資においては容易に発見できます。

この、恐ろしく魅力的な投資条件の理由については、新興国特有の政治リスクや制度リスク等に起因する部分が大きいものと思いますが、逆に言うと、このリスクテイクにはその見返りとして、先進国の投資ではなかなかお目にかかれないほどのプラスアルファの大きなリターン期待値が内在しているということでもあると思います。

先日の「日本経済のリスク・プレミアム」の著書においては、過去50年のオーダーの分析により、日本株式マーケットの実際のリターンは、長期においてはファンダメンタルリターンにきれいに収束しているという統計分析結果が示されています。

そして、50年前といえば、日本も立派な新興国といってよいのではと思います。このいかにもディスカウントされていそうな敗戦国としての日本株のリターンは1950年代は破格でした。この著書からは日本株式は1951年から1960年までの9年間程度で軽く10倍になっていることが確認できます。

つまり、新興国の割安状態は長期においてはリターンで報われる可能性が高く、新興国ディスカウントは1つのねらい目なわけです。

新興国を含めた経済自由化の流れの中で、様々な新興国が大きく成長し世界経済の中で無視できない大きな経済規模を占めつつある中、なお先進国と比較して大きな新興国ディスカウントにさらされているのであれば、そのリスクの内容を十分把握し、そのリスクを先進国やその他の有望な分散投資案件で散らしながら、積極的に新興国ディスカウントを取りに行くのも、十分妥当な投資行動なのではないかと思います。

また、上記著書の中で、世界株式の時価総額における米国株式の比率は50%である一方で、米国の世界経済に占めるGDP比率は1990年現在では31%にしか過ぎないことが記されています。明らかにこれから新興国の世界経済規模に占める比率はどんどん上がっていく中で、あいもかわらず世界株式ポートフォリオの50%を米国株式に投資し続けてよいのでしょうか。答えはありません。しかしながら、私個人はモルガンスタンレーを全く信用していません。彼らは我々のポートフォリオのリスクリターンを最大にするためには行動してくれないからです。

識者が「新興国への投資は資産のごく一部に留めるべきだ」と言っているので、ポートフォリオの5%に押さえてますというのも、やはり一種の思考停止なのではないかと思います。

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2007年5月 1日 (火)

BRICs

今日の日経新聞の夕刊は、珍しくBRICs関連の投信の記事が1面トップでした。

記事の主旨は、同じ新興国であるBRICsの中でも、投資する国によって投信の運用成績に大きな差が出てきているということを示すものでした。

記事の内容は、

中国A株>>その他中国株>東欧・ロシア>インド

という順序でパフォーマンスが大きく異なっていることを示していました。(その他の国の記載も若干あったのですが、省略させていただきました。ご興味ある方は、実際の日経新聞夕刊にあたってみていただければと思います。)

BRICsをしっかり理解して投資されている方にとっては、その結果についてわざわざ日経新聞に教えてもらうまでもなく、よくご存知のことだろうと思いますが、日経新聞は「なぜこうなるのか」の部分について何も語らないので、BRICs、特に中国の構造をよく知らない読者に対してミスリーディングになっているのではないかと、老婆心ながら心配になります。

すなわち、この記事を読んだ素人さんの中から、「ほう、中国A株とは年利120%も稼げるほど、優れものの投資市場なのか、一丁中国A株のファンドに投資してみるか。」と考える人が続出しないでしょうか?日経新聞の記者さんは、すべてわかっていて紙面の都合上、これに関することを書かないのか、それとも記者さん自身も中国市場の本質について知らないまま、罪作りな記事を書くことになっているのか、何とも判別できません。

もし、これを読んでいる方で、まさに上のように考えられた方が万一いらっしゃったら、中国市場のしくみを真剣に調べて、中国A株に投資することの意味をきちんと理解できたという自信を得てから、それでも投資したいという場合に限って投資されることをお勧めします。

ちなみに、私は中国A株に投資することは一生ないと思います。非合理な価格形成に基づく鉄火場に突っ込む資金は持ち合わせていませんので。また、いずれこのような不合理な市場制度も消滅せざるを得ないのではと推測しています。

なお、実はBRICsの中でも、国によって割安度は大きく異なることが、良く知られています。

http://plaza.rakuten.co.jp/isbrics/diary/20070316/

左のサイドバーでご紹介しています広瀬氏のこのサイトで、BRICs4カ国のPERを確認することができます。実は4カ国のうち、インドだけが歴史的にも相対的にも割高であることがわかります。

すなわち、BRICsの中でインドのリターンが優れない理由として、割高割安指標からみた理由があったのです。(それが全てとは決して申しませんが)

逆に言うと、PER指標からいうと、BRICsのうちインド以外の国は先進諸国等と比べてもなおも割安であって、その成長性を加味すれば相対的な割安度のある魅力的な状況を保っていると言えると思います。

なお、米国証券口座を通じたBRICs投資を考える場合は、以下のサイトが非常に情報が早く、参考になると思います。(参考のためにロシア系のETFのページを引っ張ってきました。)

http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-319.html

http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-313.html

また、以下の記事を追っていくと、米国証券口座でBRICs等の新興国投資を行う場合のETFやCEFの知識を効率的に得ることができると思います。

http://www.thestreet.com/_yahoo/funds/etf/10346742.html?cm_ven=YAHOO&cm_cat=FREE&cm_ite=NA

ただし、ETFについては、特にロシア系のETFは、まだ出たばかりで流動性も低く、なかなか手を出しづらい状況なのではないかと思います。もう少し様子を見たほうがよいかもしれません。ETFの代わりにCEF(Closed End Fund)でお茶を濁しておくという手もあるかと思います。

では、さらなるBRICsの将来性に乾杯!

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2007年4月30日 (月)

ホームバイアスという障害

先日書いた「通貨分散」というブログの中にも、日本人の一般的な投資ポートフォリオ中の日本株式や日本債券等の日本資産比率の高さの中にも存在している、一種の落とし穴があります。

それが、今回の題目であるホームバイアスです。

投資のアセットアロケーションを考える際には、誰でも知らず知らずのうちに、自国資産の投資割合を非合理に多く設定しがちな傾向があります。それがホームバイアスであり、その原因は、いわゆる知らないものを無条件に恐怖し、拒否しがちな人間一般の心理からきているものだと思います。

「いやいや、日本の株式や日本の国債のほうが、外国資産よりもその内容がよくわかっているから、そのようなビークルに投資すべきであって、よくわからないものに投資すべきではないんだ。」

といわれると、はい、その通りですというほか無いのですが、果たしてホームバイアスにかかっている人は、本当にホームのことをよくわかっているのでしょうか?

日本株式(あるいは持ち株)のPERは今いくらでしょうか?ROEは?日本国の負債総額は?日本国の経済成長率は?

これらに答えられるしっかりした方は、ぜひちょっとだけ踏み出して、その数値を他国と比べて見てください。海外投資をする意味が発見できます。(それで、ホームバイアス解消です。)

このような質問に答えられない方、「いや、おれは日本製品の良さを肌身で感じられるからいいんだ。」という方、商品の良さと株式のリターンは必ずしも比例しません。世界一の精緻な商品と技術力を誇る日本の株式の長期リターンが世界各国対比でとてつもなく悪いのも、日本株式のROEがとてつもなく低いのも、このことを如実に物語っています。

また日本は、世界一に近い経済成長率の低さをも誇っているということをご存知でしょうか?バフェットの言う、株式は毎年会社が生成する利益を擬似配当とみなした擬似債券に等しいと考えれば、日本は株式のこの擬似配当部分の将来の成長ののりしろが世界でもっとも小さい国のひとつなのです。うーん、何で日本株式のPERは世界のその他の国よりも高いんでしょうか?不思議です。

日本のことがわかればわかるほど、日本に集中投資する資産ポートフォリオは不安になります。

というわけで、資産ポートフォリオ中の日本資産が多い方は、自身がホームバイアスに陥っていないかどうか、日本資産に集中するその理由は合理的かどうかを一度自問してみる価値はあると思います。

ちなみに、ホームバイアスに陥りがちなのは、日本人だけでなく世界共通です。米国民も1990年代後半のUS大型株相場を経験し、「S&P500やNYダウ以上にすばらしい投資ビークルはない」とばかりに自国株式に集中投資してその後のパフォーマンス不振を食らい、またITバブルでNasdaqに集中投資してその崩壊をもまともに食らい、不遇の2000年代を送っています。なので、米国資金はそれまでの極端なホームバイアスの反動か、ここのところ自国株式から世界株式への流れがずっと続いているようです。

ホームバイアスは万国共通と思うと、すこしは安心しますね。

最後に、ホームバイアス回避のために、株価指数を作っている、例えばモルガンスタンレーといった会社に頼るのも、個人的にはあまり良い方法ではないと思います。すなわち、MSCI世界株式指数の比率に応じて世界に分散投資すればいいだろうというのも、ホームバイアスとは対極ではありますが、一種の思考停止だろうと思います。

なぜなら、精緻な検証をしたわけではありませんが、おそらく間違いなく、日本のバブル絶頂の時代以降しばらくは、世界株式指数に占める日本株式の比率は最高だったはずです。また1990年代後半の米国大型株絶好調の時代の存在も、その後の指数における米国株比率の上昇とその後の指数の相対的パフォーマンス悪化に色濃く影響を与えているのではないかと思います。つまり、時価総額比率の指数は客観的ではありますが、いわゆる市場の後追いで、まさに天井買いの底値売りを地で行くことになりかねないやり方でもあるわけです。

このような時価総額の指数に対するアンチテーゼがWisdomTreeのやっていることやJeremy Siegelの主張していることの意味でもあります。

何事も安易な解決法には落とし穴があるということで、ここから先は「正解の無い世界へようこそ」ということになると思います。進むも進まぬも、自己責任でご自由にということです。

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2007年4月26日 (木)

トリプルチャンス

ちょっと見ない間に、米国証券口座のFirstradeで、新規口座開設の場合に、

1.$2,000以上で100回のフリートレード(取引手数料なし)

2.$25,000以上で、他のブローカーからのAccount Transfer Feeの$100までの補填

3.$50,000以上で、$100のキャッシュ進呈

というトリプルチャンスのサービスをしているようです。

こんなにサービスして儲かるのか?という疑問がわいてくるほど、USでは新規口座開設時のサービスが過激になってきてますね。

どうも、4月末までの期間限定サービスのようです。

ご参考まで。

(長いこと口座を持っている既存顧客にもちょっとはサービスして欲しいものです。)

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2007年4月22日 (日)

タイミング投資

タイミング投資を個人的に定義してみると、「売買のタイミングを図ることによって、より投資リターンを高めようとする行為」となるでしょうか。

タイミング投資が上記の定義に収まる行為であるとすると、個人的にタイミング投資やそのような発想を捨ててから、何年になるでしょうか。皮肉なことに、そのような行為を全く行わなくなってから、かえって個人的な投資のリターンは格段に上がりました。

すなわち、下落相場を避けて上昇相場だけを取ろうという欲を捨て、常時市場にい続けることを選び、自身のタイミング投資能力によるリスク管理から、国際分散ポートフォリオによる分散投資効果によるリスクコントロールをするという発想に転換したことにより、投資リターンを格段に向上させることができたということです。

右肩上がりの下のようなビークルに乗っていたのですから、結果的に見れば、タイミング投資よりも良い結果を導いたことは当たり前と言えば当たり前です。

http://quicktake.morningstar.com/FundNet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=QFVOX&fdtab=snapshot

http://quicktake.morningstar.com/FundNet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=PGVFX&fdtab=snapshot

しかしながら、このような投資ビークルを選ぶために偶然や常人の能力を超えた力が必要なわけではなく、普通の能力の持ち主が、リスクリターンの良いことが見込まれる分散ポートフォリオを、また過去の株式市場において機能してきたバリュー株アプローチの発想を、合理的に追求していくだけで選んでこれることは、着目していただける点だと思います。

もちろん、ある時点の判断は確率的なものであって、上記のようなビークルであっても、判断時点から何年もの間低迷する可能性もあったわけですが、それでも株式市場の歴史は、上記のようなアプローチで長期の株式分散投資を行えば、圧倒的な高確率で大きく報われることを証明しています。長期投資で資産を成長させることに腹を決めたら、短期的な運不運にとらわれる必要はないのです。

日本の株式市場のみを見て、日本の株式で資産を増やそうとすると、なかなかこのようなスタンスに立てないのではないかと思います。市場全体が右肩上がりではなく、日経平均はいまだにバブルの頂点に遠く及ばないところをうろうろしています。また、ひと頃よりはだいぶ下がりましたが、それでも日本株式のPERは20倍程度で諸外国と比べるとまだまだ高い値にとどまっています。このような市場環境では、動きのある銘柄を選んでタイミング投資で鞘を抜いて資産を増やすしかないという発想になってもしかたないのかもしれません。

おそらく、これは一種の悪循環だと思います。日本の株式市場全体が全般的に収益性が低く割高であるので、余計に株式の価値に投資するのではなく、投機市場としての鞘抜きアプローチに走ってしまいがちになるのではないでしょうか。

しかしながら、企業の価値に投資するのではなく、タイミング投資に走れば、基本的にその投資はゼロサムに近くなり、投資の期待値はゼロリターンに近くなります。そのようなビハインドな投資手法で年10%や20%のリターンを上げようとすれば、やはり人並みはずれた能力が必要になるのではないでしょうか。

今、ブログの世界においても、日本の新興市場に投資している方の悲鳴が聞こえます。そのような方がもし、世界の他の先進国の新興市場や新興国市場にも投資する分散ポートフォリオを組んでいれば、今の耐え難い状況は回避できていたかもしれません。

世界に目を向け、日本国に集中しているリスクを一部でも分散するだけで、助かることは多々あります。一人でも多くの方が、タイミング投資ではなく、分散投資のアプローチで自らの投資ポートフォリオを守るすべを見出していただくことを願って止みません。

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2007年4月21日 (土)

株式ETF投資の売却損益と税金(その2)

前回は下のリンクの通り、国内証券会社を通じて海外株式ETFを購入した場合の売却損益にかかる税金のお話をしましたので、今回は米国証券会社を通じて米国市場株式ETFを売却した場合の売買損益にかかる税金のお話をしようと思います。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/etf_fd99.html

国内証券会社を通じた売却と異なる部分は、売却益に対する税率です。現在の軽減税率10%が適用されるのは、国内で事業免許を得ている証券会社を通じた売却のみのようで、海外の証券会社を通じた売却の場合は20%の税率が適用されると解釈するのが、法令上妥当な解釈のようです。

左のサイドバーでご紹介している「外貨建て資産投資の所得・相続・贈与税」という書籍でも上のような解釈に基づいた記述になっています。

ただし、税務署の人もこのようなニッチな法令解釈に通じている人はめったにいないと思いますし、また税務署が軽減税率で良いと認めるならばわざわざ高い税金を払う必要もないでしょうから、もしかすると10%の税率区分による申告で認められている方もいるかもしれません。

個人的には、厳密な法令解釈に耐えられるよう、申告時には海外証券会社を通じた売却の場合は未公開分の株式として申告し、売却益に対し20%(国税15%)の税金を払う形で申告しています。

ということで、国内証券会社を通じた売却に対し、今のところ税金取り扱いは海外証券会社の方が不利な税率となっています。なので、海外証券口座で頻繁な売買を行うと、かなり不利な税制取り扱いにさらされることになります。

とはいえ、このブログのスタンスでは、実際に売却するのは10年後かもしれないし、20年後かもしれません。今の軽減税率取り扱いも、今のところあと2年程度しか継続する保証はなく、長期の投資家にとってはあまり意味のある判断材料ではありません。

やはり、目先の税制取り扱いにとらわれることなく、コストが安くリスクリターンのよいビークルを選び、途中で含み益を実現することを可能な限り回避して資産を複利で大きく成長させつづけることが、長期国際分散投資を指向する場合は重要なことだと思います。

なお、US証券会社での売却の場合も、USでは売却益に対し税金がかかることはありません。また、日本での申告の場合の為替の計算や、過去の損失が3年間繰り延べできること等も、日本の証券会社を通じた売却の場合と一緒です。

また、前回書き忘れましたが、当然のことですが、会社がその給与所得から税金を源泉徴収するサラリーマンの方で給与収入が2000万円以下の場合、副収入が年間20万円以下であれば、その副収入を申告する必要はありません。すなわち、海外証券会社でも国内証券会社でも、年間利益が20万円以内で、その他の利益や収入等がなければ、このような方は確定申告の必要もありませんし、譲渡所得に対する税金支払いの必要もまたありません。これはきちんと認められた権利ですので、該当する人はしっかりその権利を行使しましょう。

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2007年4月20日 (金)

小型高配当株ETFのその後

以前、「小型高配当株というバリュー」という題目で、米国証券口座では米国を除く世界株のカテゴリーで小型バリュー株への投資がETFで実現可能となってきていることをお示しし、DLSというWisdomTreeのETFを紹介しました。また、このETFは高配当株に投資するETFで、これも過去の資本主義市場に存在し続けてきた、低配当株に対する高配当株優位を利用する、一種のバリュー株投資であることを述べました。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_df91.html

題材にしたからには、人柱になって買ってみようということで、ブログを書いてからすぐにDLSを買ってみました。結果、成り行き買いでスパッと買えてしまいました。

DLSはWisdomTreeのETFの中では日々の出来高がかなり多い方で、下記の米国市場ETFのリストの中でも比較的上の方に存在するので、将来はわかりませんが、現在のところは流動性にあまり問題はなさそうです。

http://news.morningstar.com/etf/Lists/ETFReturns.html?topNum=All&lastRecNum=1000&curField=8&category=0

ひとつ気になったのが、100株超注文したのに、100株だけ約定して残りが約定しないという経験をしたことです。もしかするとこのETFは100株単位でしか取引できないのかもしれません。また、昔WisdomTreeのETFで全然成り行き注文が約定しなかった経験があるのですが、これは流動性の問題ではなく、もしかすると100株未満の注文であって注文単位の問題で約定しなかったのかもしれません。

もしそうであれば、WisdomTreeのETFを個人的に毛嫌いする理由が1つ減ったことになります。

とりあえず面倒なので、本当にそうなのかどうか調べるところまでしていませんが。

(その後、オサーンさんから情報をいただきまして、100株未満でもDLSを成り行きで普通に買えたそうです。なので上記現象はもしかすると、当方の使用している証券会社固有の現象なのかもしれません。)

なお、前回の「小型高配当株というバリュー」という題目ですが、少し日本語として変なふうに感じられたかもしれません。実は、

小型高配当株という(投資クラスとしての価値〔バリュー〕)

小型高配当株というバリュー(株投資の一形態)

の2つの意味を掛けてつけた題目でした。

これをちゃんとした題名にすると

小型高配当株というバリュー株投資の価値(バリュー)

となってしまって冗長なので、言いたい2つの意味のどちらにも取れる1文を作ってみたのが、ちょっと変に感じる題目の背景です。

最後に、Jeremy Siegelの書いたこの文章を載せておきます。この中で高配当株投資のさらなる非常に好ましい特質について触れられています。もし興味があれば、下のリンクを読んで見てください(英語ではありますが)。

http://webreprints.djreprints.com/1497650936231.html

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2007年4月19日 (木)

株式ETF投資の売却損益と税金

楽天証券での海外市場株式ETF取り扱い等もあり、初めての海外市場ビークル購入を検討していて、その売却時の税金等の取り扱いがどうなっているのか知りたい方もいると思い、今回は国内証券会社でUS市場株式ETFを買って、それを売却した時の税金取り扱いについて書いてみようと思います。

国内証券会社でUS市場株式ETFを購入、売却した場合は、その取引は、国内株式や国内市場ETFを売買した場合に準ずることとなり、それらの取引と本質的に違いはないと思います。例えば、売却益は譲渡所得として源泉分離課税取り扱いとなり利益の10%(現時点)の税金支払いが必要なこと、特定口座でなければ個人で税金の申告が必要なこと、損失の場合は3年間繰り延べて将来の利益との相殺が可能なこと(ただし、要申告)等です。

追加的に必要となるのが、為替の計算です。損益を計算する際には購入時と売却時のそれぞれの為替レートに基づき円換算して損益を算出する必要があります。そのレートは証券会社が提供するレートでもたぶん大丈夫だと思いますし、下記のような信頼できる民間機関の提供するレートを使用してもよいと思います。(心配ならば所轄の税務署等へ問い合わせても良いでしょう。)

http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/information/market/historical.html

もしかすると、海外市場ETFを初めて購入される方で、売却益に海外と国内で2重に課税されるのではといった心配をされる方がいるかもしれません(杞憂かもしれませんが)。US市場株式ETFでは、売却時の海外での課税はないと思います。なので、配当とは違って、2重課税の心配や申告時の外国税額控除での海外支払税金の取り戻しといった手続き等の心配は不要と思います。

ということで、国内証券会社を通じたUS市場株式ETFの売却の場合は、その他国内株式といった類似の商品と税金に関する取り扱い自体、何らほとんど変わるところがないと言ってよいのではと思います。

なので、気軽に踏み込んでいただける投資ビークルなのではと思います。

とはいえ、当ブログのスタンスである長期国際分散投資を目的にして、例えば楽天証券のEFA+IVV+EEM等を買うことを想定した場合、実際に売却することになるのは、10年後、あるいは20年後かもしれません。その頃には、上で述べたような状況はまるっきり様変わりになっている可能性もあります。

そんな状況でも、殆ど不滅と思われる真理があり、それは「将来どんな税金取り扱いになっていたとしても、売却時までに増やせるだけ増やしておくこと以上に今出来る有効な戦略はなく、そのためには投資ビークルのコストが低くリスクリターンが良いことが大事である」ということです。だからこそのETFであり国際分散投資であるわけです。

これをきっかけに楽天証券でUS市場株式ETFを購入する人が増えて、日本の証券会社が目を覚まして、投資家の方を向いたビジネスを始めるような展開にぜひなって欲しいものです。

最後に、日経225、S&P500(米国)、DAX(ドイツ)、FTSE(英国)、Hang Seng(香港)の5指数の超長期チャートを作って見ました。下のリンクをご覧ください。1国に投資資金を集中してしまうことのリスクと、日本でのこんな最悪な時代にも、国際分散投資ならば資産をこんなにも増やしていくことができたという過去の事実がわかります。日本のしょぼい投資信託等と違ってこのようなパフォーマンスのほとんどをきれいに取れる、そんな投資が日本の証券会社で手軽に出来る時代がやってきたのですから、ぜひとも有効に活用したいものです。http://finance.yahoo.com/charts#chart7:symbol=^n225;range=my;compare=^gspc+^ftse+^gdaxi+^hsi;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

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2007年4月16日 (月)

米国証券口座(Interactive Brokers)の紹介サイト

以前、Firstradeについて丁寧に紹介しているサイトを当ブログで下記の通りご紹介いたしました。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/firstrade_d789.html

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/firstrade_902b.html

今回は、Firstradeと並んで日本の個人投資家が簡単に口座を開くことができるInteractive Brokers LLC証券会社をご紹介しようと思います。

下記のリンクの下の方のInteractive Brokers(IB)に関する説明をご参照ください。

http://www.panrolling.com/seminar/070324.html

上記は商業サイトですが、IBの特徴をわかりやすく示しているのでリンクしました。(パンローリングやその商品と当方は何の利害関係もありませんのであしからず)

上記サイトにもかなり的確にまとめられてますが、この証券会社のメリットを個人的にまとめると以下の通りです。

・口座開設手続きのほとんどがウェブ上で済んでしまいます。パスポートコピーや住所を証明する書類(電気やガスの請求書等)はFax等で送ればOK。日本語がわかる専門の担当者がいるようで、確認に1日から数日かかることもありますが、それらの提出書類は全部日本語のもので事が済んでしまいます。

・手数料が非常に安い。例えば米国株式やETF等の売買手数料は1ドル程度。他のUS証券会社と比べても激安です。また、円をドルに換えるときの手数料は数百円で、レートのビッドアスクスプレッドはその時々によって異なりますが、たった5銭程度であることが多いです。

・IBはベースカレンシー制度を採っており、円をベースカレンシーにして円で口座に入金すれば、円をドルに換えるのをIB口座の中で出来ますので、銀行に1円ものスプレッドを取られなくて済みます。

・世界の株式市場にアクセスできます。いつからかは忘れましたが日本株式も買えるようになりました。(私は以前、実際に4桁証券コードで日本株式を発注してみたことがあり、実際に買えてしまいました。)

逆にデメリットを挙げると以下の通りになります。

・データフィーとして月額10ドルの費用がかかる。(マーケットデータを見ないで良ければ、この10ドルは必要ないかもしれません。でも指値注文したい場合は、発注画面でビッドアスクレートが自動的に拾えなくなるので発注ミスのリスクがあり、個人的には結構危ないと思います。この辺は自己責任で。)

・取引所で取引されていないオープンエンドのファンド(投資信託)は取り扱っていない。

・どちらかというと先物、オプション、商品といったデリバティブ取引等に強い証券会社なので、ツール等が本格的で、逆に言うと初心者の方にはとっつきにくいかもしれない。

IBに関するその他注意点、情報等として以下のようなものがあります。

・過去の個人的経験では、ベースカレンシーを円にして口座開設し、キャッシュ口座に設定したら、US市場のETFや株式を買うことができませんでした。IBに問い合わせしたらマージン口座に設定してくださいと言われ、設定変更した記憶があります。(ただし、US口座では、自己資金の範囲内で株式等を買っている分にはマージン利子支払いの必要はないので、マージン口座でも何の実質的な問題もデメリットもありません。また今でもこの制約があるのかどうか不明です。)

・最近、IBはトップページの日本語HPを作成しています。また日本語対応ヘルプデスクサービスも開始し始めたようで、日本人顧客獲得に積極的になっている姿勢が見えます。

http://www.interactivebrokers.com/jp/main.php(日本語TopPage)

http://www.interactivebrokers.com/en/main.php(英語TopPage)

・また近く株式公開をするようで、最近口座保有者に対し、IPO参加の案内がきています。(個人的に参加する予定はさらさらありませんが)

・他のUS証券会社と同じくSIPC保証があり、1顧客あたり$500,000(6000万円程度)の保証がかかっています。IBはさらにLloyd'sの追加保証を掛けてSIPCでカバーしきれない部分に対し追加の保険を掛けているようです。

http://www.interactivebrokers.com/en/general/education/faqs/accountProtection.php?ib_entity=llc

毎月10ドルの固定費用がかかることが嫌気されることが多いIBですが、一月に1、2回程度取引があれば、トータルの手数料は他証券会社と同等か、かえって安く上がりますので、その他にも為替や送金のコストを劇的にセーブ出来るIBを使う意味はあると思います。個人的には、日本で円をドルに換える手数料や銀行の外貨送金手数料の高さに辟易していますので、日本円でIBに送金して米ドルに換えて、他のUS証券会社へWire送金して投資信託を買ったりといった使い方もしたりします。(IBは月1回まではWire手数料は無料です。)

とここまで書いたら、なんと駒沢公園散歩人さんが、IB口座開設方法に関するブログを書かれていました。下のリンクをご参照ください。

http://komazawapark.blog99.fc2.com/

その他にもIBの賢い利用方法等が書かれており、非常に参考になります。私も勉強になりました。

(私自身、IBを使いこなせていないなあと思ってしまいました。)

最後に1点、ベースカレンシーを円にすると、日本のCITIBANKのIB名義口座に円で送金することになるのですが、もし日本のCITIBANKに口座を持っている方であれば、CITIBANKに電話して「送金したいので振込用紙送れ」とお願いして郵送でIBへの送金手続きを行うことも可能です。しかも自行内送金で手数料無料です。間違いなく、最小の手数料と労力で米国株や米国市場ETFが買える手段になっていると思います。

ご参考としてください。

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2007年4月15日 (日)

今後の投資方針

私が行っている株式投資に関する国際分散投資ポジションについて、当ブログを書き始めてからも、結構な外部環境変化等がありました。

そこで、それらを踏まえつつ、今後の株式国際分散投資ポジションについて考えている方針と方向性を整理してみました。

(1)国内証券会社の海外株式ETF取り扱いの開始

言わずと知れた楽天証券のUSETFの取り扱い開始に伴い、日本の証券会社で運用している資金を楽天証券に移し、IVV+EFA+EEMで国際分散投資ポジションを構築することにしました。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_40f4.html

現在のトヨタ・バンガード海外株式ファンドその他には、少なくない含み益が存在しますが、幸いにも日本の証券会社を通じた売却時のキャピタルゲイン課税は今10%と軽減されていますし、早期に利益に課税されるマイナス効果よりも、運用費用軽減による長期的なパフォーマンス向上効果の方が圧倒的に大きいので、このスイッチは先送りせず早くやればやるほど経済合理的と判断しています。

(2)US市場のETF選択肢の充実とその他選択肢との有利・不利に関する個人的理解の向上

USETFも継続的に進化、充実し続けています。個人的には、左のサイドバーでご紹介しているような、世界バリュー株式ファンドに投資して非常に良好なパフォーマンスを享受してきたのですが、最近はUS市場ETFでもどんどん似たようなポートフォリオが構築可能になってきました。なので、最近はUS証券口座ではニューマネーでファンドは買わず、ETFで世界バリュー株ポートフォリオを構築するようにしています。

US投資信託ではなくUSETFに傾斜してきている背景には、投資信託の多額のキャピタルゲインディストリビューションがあります。ファンド中の売買に伴い発生する利益は必ず分配しなければならないというルールがあるのかどうかはわかりませんが、毎年実際に多額のキャピタルゲインディストリビューションがあり、これを配当所得として日本で申告しています。これが総合課税で課税されるので、このキャピタルゲインにかかる実質税率が結構高く、投資効率を大きく殺いでしまいます。したがって、今の個人的状況でUS投資信託での投資を正当化するためには、この一般の投資信託のキャピタルゲインディストリビューションにかかる高率の税金という不利益事項を考慮した後でも、ETFポートフォリオよりも運用パフォーマンスが良いことが必須となります。

(この点は下のリンクのブログの中でも、以前に取り上げています。)

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/etf_0f07.html

この点については、双方の有利・不利をなお継続的にウォッチしていく必要があると思っていますが、ETFで自由に世界バリュー株ポートフォリオが構築可能となってきた今の状況では、US投資信託にUSETFに対しそれほどの高パフォーマンスを期待することは難しそうな気がしています。

今後も継続的に状況をウォッチしながら、現在の認識が間違っていなければ、保有ビークルについてもUS投資信託からUSETFへのスイッチを順次行っていこうと思っています。

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2007年4月11日 (水)

為替の円安と為替変動の長期的影響

為替の円安トレンドがまた顕著になってきました。

下のリンクをご覧ください。

http://quote.yahoo.co.jp/m3?u

このページの下のチャートを見ると2月下旬から3月上旬の波乱で乱れたチャートが、各通貨でまた円安のトレンドにきれいに復帰してきているように見えます。

市場は今週末のG7で円安が主要議題にならないと見透かしているのでしょうか。

実際、対ユーロと対豪ドルでは既に円は新安値を更新してきています。(新聞はユーロ円しか話題にしていませんが)

日経ネットではこの豪ドル通貨の強さに関して、こんな記事が書かれています。

http://markets.nikkei.co.jp/column/fxwatch/index.cfm

さて、実際のG7はどうなるでしょうか。このまま何事も無く通過し、さらなる円安トレンドが加速していくのでしょうか?それとも?

世界の株式へ長期の国際分散投資をしている限りにおいては、株式の超長期のリスクプレミアムがもたらす期待リターン累計の方が為替のボラティリティよりも通常圧倒的に大きくなるので、当面どちらに進んでもらってもたいして問題はないと考えているのですが、純粋な興味本位で注目しています。

なお、上記のロジックは、期待リターンは経過年に直接比例しますが、ボラティリティは経過年の平方根に比例するという、期待値とボラティリティの性質の違いに起因しています。

例えば、世界株式の年率リターンが10%、対円の海外通貨為替の年率ボラティリティも10%、運用期間が25年とすると、

25年後の期待リターンは10%×25年=250%

25年後の為替ボラティリティは10%×(「25の平方根」すなわち5)=50%

という計算になるので、超長期の株式運用になればなるほど、株式リターンが為替のボラティリティに打ち勝つ可能性が加速度的に高くなっていく構造にあるのです。

(ここでは、資産の分布を対数正規分布と仮定し、その自然対数の右肩の正規分布の平均とボラティリティを想定した論理を展開しています。このような仮定においてのみ複数年リターン期待値が単年リターン期待値の年数倍になります。また実際の資産の分布はかならずしも完璧な対数正規分布に従うわけではありませんが、上記のような議論の範囲においてはその結論には概ね相違ありません。)

後半はずいぶん数学的な話になってしまいましたが、経過年数が長くなればなるほど、ボラティリティよりも期待値の影響が相対的に強くなる理論的構造を理解いただければ幸いです。またこのロジックは、リスクプレミアムの存在する資産への投資の場合、長期投資になればなるほど報われる可能性が高まる理屈でもあります。

長期投資の優位性は、このような形で理論的にも明確に示すことができるところが、結構意外なことかもしれませんがおもしろいところです。

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海外証券口座の為替リスク

海外証券口座に関係する話で、為替リスクに関してよく誤解しがちな点があります。

1.米国証券口座を開設し、円をドルに換えて送金。そのドル資金でドル建ての中国株式ETFを購入。この投資にドル円の為替リスクは存在する?

2.ルクセンブルグの証券口座を開設し、円をユーロに換えて送金。そのユーロ資金でユーロ建てロシアファンドを購入。この投資にユーロ円の為替リスクは存在する?

3.米国証券口座を開設し、円をドルに換えて送金。そのドル資金でドル建ての日本株式ETFを購入。この投資にドル円の為替リスクは存在する?

答えはすべてNoです。(ただし、円を他通貨に換えてから資産購入までの為替変動は考えないものとします。)

これ、簡単なようで、結構あちこちでこんがらがった記載等が見受けられますので、題材としてみました。

他人のことは言えず、自分もたまにこんがらがることがあります。例えば、今度のG7においての米国サイドのドル安要請といったニュースを聞くと、

ドル安⇒円高⇒米国証券口座資産減少

と、つい連想してしまいます。でもこのうち、2番目の⇒が厳密には正しくないのです。米国証券口座で投資していても、かなりの部分がETFを通じて米国以外の他の国の株式へ投資されているので、対USドルでの円高、円安はその米国以外の国への投資部分においては全く影響を及ぼさないのです。それらの部分については、例えばユーロMSCIに投資している部分はユーロ円の、英国に投資している部分はポンド円の影響を受けるのです。

そうです。このような投資で、本質的にどんなリスクを取っているのか簡単に判断するには、途中を省略して最初と最後だけ考えればよいのです。例えば、上記の1の例では、日本円資金を拠出して、中国株式を購入したのですから、中国元と日本円の為替リスクと中国株の中国元ベースでの資産価格変動リスクを有していることになります。

同じように3の例を考えて見ると、日本円資金を拠出して日本株式を購入していますので、なんら為替リスクを取っておらず、取っているリスクは日本株式の円ベースでの資産価格変動リスクのみです。

わかる方にとってはなんでもないことなのですが、海外証券口座で投資をしていて、取っている為替リスクについてついこんがらがってしまう場合には、このような判断の仕方が役にたつと思います。

(後日、リクエストにお応えして、上記で述べたような構造を実際の計算でお示しした追加のエントリーを書いています。以下をご覧ください。)

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_b923.html

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2007年4月 9日 (月)

商品乗り換えの有利・不利

最近、日本国内でのETF等の新規取り扱いや米国市場でのETF新規上場といった事例が多く、商品を乗り換えるべきか否かと悩む状況も多いのではと思います。

例えば、私の卑近の例で言いますと、日本の証券会社に置いてある資金で買っているトヨタ・バンガード海外株式ファンドを楽天証券の海外株式ETFであるEFAに乗り換えるべきか否かといった事例です。

その他にもインド、中国といった新興国株式投資のために、その他の選択肢がないので仕方なく、馬鹿高い運用フィーをがまんして日本の証券会社で買える投資信託を買っていたのだけれども、そろそろ楽天やユナイテッドワールドのETFに乗り換えたいといった事例等もあるかと思います。

ちなみに下のリンクのブログ中で触れられている「投資信託 見えにくいコスト」によるとHSBCインド株オープンの総コストはなんと年4.36%程度にもなるそうです。(信託報酬:2.15%、その他信託財産から払われるコスト:2.26%)

http://straddlefc2.blog96.fc2.com/

この明示されずに取られるコストのほとんどがいわゆるカストディコスト(保管管理費用)のようですが、なんともまあ、すさまじいコスト負担です。

もしかすると、この他にも、例えば通常の海外株式ファンドでかかっている、現地で徴収される税金等がさらにあるかもしれませんので、お客の総負担はさらに高率になっている可能性もあると思われます。

これらのすさまじいコスト負担が、ETF購入でどれだけ圧縮できるものなのか、また日本で販売されているこれらインド、中国株式ファンドが果たしてアクティブαを生み出しているのか否かは、ちょっと調べたことがないのでわかりませんが、たぶん調べるまでもなく、ETFに乗り換えた方が断然よいという結論になるのではと推測します。

ここで、私の卑近な例である、トヨタ・バンガード海外株式ファンドから楽天ETFのEFAへの乗り換えをするか否かという事例を多少デフォルメして、Excelでその有利不利を試算してみました。

前提は、

現在までのキャピタルゲイン:投資元本の50%

乗り換え時のキャピタルゲイン税率:10%

乗り換え前ビークルの信託報酬:1.35%

乗り換え後ビークルの信託報酬:0.35%

運用ビークルの将来リターン:年10%

で計算した資産推移結果が、以下の通りです。

年 乗換しない 乗換えする    差

0   150%   145%  -5.0%

1   163%   159%  -3.8%

2   177%   174%  -2.4%

3   192%   191%  -0.7%

4   208%   209%   1.3%

5   226%   229%   3.7%

10  340%   363%  23.2%

15  512%   575%  63.0%

20  770%   910% 139.2%

ということで、この事例では、乗換え時のキャピタルゲイン課税額は信託報酬1%の毎年の節減で4年でちゃらになっておつりが来る計算になりました。10年20年といった長期投資をするなら迷わず乗り換えすべしという結論です。まあ、当たり前の結論ですね。

(なお、個別事例においては、両者の将来パフォーマンスの違いや見えないコストの差、さらには乗換え時の売買手数料等といった様々なその他の詳細検討が必要かと思います。上記の試算においてはそれらを無視してデフォルメした計算を行っておりますので、その点、ご注意ください。)

しかし、信託報酬1.0%の差というのは長期の運用では本当に大きく効いてきますね。本当はすぐにでも乗り換えたいくらいなのですが、証券口座がこれ以上増えるのも管理が面倒ですし、困ったものです。がんばってEFA等のUS市場ETFを取り扱ってくれませんかね、マネックスさん!

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2007年4月 7日 (土)

投資のスタンス

自分の中ではごく当たり前で、わざわざ書くまでもないことであっても、他人にとっては決して当たり前ではなく、書かなければわからないことがあります。当ブログの根幹となっている投資のスタンスも、一度しっかり書いておかないと、最初から継続的に一通り読んだ人にしかその根幹は伝わらないのではないかと思い、また何か書くそのたびごとに、その根幹にあるスタート地点から書き始めるのも結構しんどいので、当ブログにおける投資のスタンスを、「当ブログのスタンス」として左上のプロフィール中で表現することにしました。

http://max999.cocolog-nifty.com/about.html

当ブログのそれぞれの細切れの内容が、何を目的、目標にして書かれているのか、どのような投資目的に合致した内容なのかを確認していただくために、プロフィール中の「当ブログのスタンス」を利用していただければ幸いです。

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2007年4月 5日 (木)

小型高配当株というバリュー

「バリュー株優位」の題目で、以前、大型株に対する小型株優位、グロース株に対するバリュー株優位、低配当株に対する高配当株優位という一般論について紹介しました。

また、EFAに投資する代わりにEFVに投資することにより、米国を除く世界株式ポートフォリオをETFで構築し、かつバリュー株寄りに寄せることが可能なことをお示ししました。

今回は、世界株式ETFではなかなか難しかった小型バリューの組み合わせで、かつ高配当株の優位性を利用するETFをご紹介したいと思います。

もともと低配当株に対する高配当株の優位性も結構有名だと思いますので、このあたりのことを詳しく知りたい方はその類の書籍を当っていただければと思いますが、これもある意味グロース株に対するバリュー株優位の一形態だと思います。

ぱっと見では、力強く成長していき、配当余力は分配せず、会社内での設備投資や新規市場開拓等の更なる成長原資にしていくグロース株(成長株)の方が長期的にずっと高いパフォーマンスを示しそうなものですが、実際は全くの逆で、地味に高配当を長期的に続ける株式を配当金再投資で投資していったほうが、たとえ税金控除後の配当金再投資であっても、長期的にはずっとよいリターンを示す傾向にあるというのが一般論としての過去の歴史です。

これが、DRIP投資(配当金再投資による投資方法)が指向されるゆえんでもあります。

ここでも、「バリュー株優位」でも書きました、「世界中の学者が考えても誰もが納得できる理論で説明しきれない現象の論理的正解を求めるよりも、とりあえず過去の世界中の資本主義市場において継続的に起こり続けている現象は将来も起こり続ける蓋然性が高いと考え、その方向にポートフォリオをいくぶんでも傾けることによって超過リターンをねらってしまおう」というスタンスで、US証券口座で買えるETFを紹介したいと思います。

下記のリンクをご覧ください。

http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=DLS&fdtab=snapshot

このDLSというETFに投資することにより、米国除く世界の小型かつ高配当株にベットすることができます。

このWisdomTreeという会社は比較的新しい会社で、ETFとしての歴史も短いので、過去のトラックレコードでこの投資アイディアの優位性の実現を確認することはなかなか難しいのですが、このETF自体がインデックス運用のETFで、そのインデックス自体のバックテストにより過去の優位性を確認することができます。

http://www.wisdomtreeindexes.com/index-details.asp?indexid=43#backtest

もちろん、実際のトラックレコードではなく単なるバックテストですので、その信頼度は多少劣りますが、市場で小型株優位、高配当株優位が持続する限り、将来もそれなりに似たような結果になることが期待できると思います。

最後に、この高配当株優位という現象に対する解釈の私見をとりあえず書いておきます。実際は大半の企業というのは、自らのビジネスの優位性のありかを知っているようで、実はよく知らないということが結構普通に起こっています。なので並の企業は、フリーキャッシュフローを、実際にはシナジーが発生せず、強みも発揮できない分野に進出することに利用し、高確率で多角化に失敗していくというのが、マーケティングやブランディングの世界でよく言及されたりする典型的現象です。また世界的投資家のウォーレン・バフェットもこれに類する現象を「横並びの強制力」というふうに呼んでおり、その中で、「競合先のやることは事業拡大でも買収でも何でも無批判に真似してしまう」愚かな一般企業の習性を指摘しています。

すなわち、「自らの強みを知り」、「その強みにフォーカスし続け」、「多額のフリーキャッシュフローを毎年生成し」、「その成果を強みの無い無意味な事業拡大等に費消せず、株主へ高配当で還元し続ける」一部の賢い企業を、高配当株投資は効果的に抽出することにつながっているのではと考えます。

まあ、このあたりの解釈は、たぶん学者でも誰もを納得させる理論で説明しきることはできないでしょうから、話し半分に聞いていただくこととして、過去の統計的な優位性の存在の方を重視、確認いただくのがよいと思います。

なお、個人的にWisdomTreeのETFはほんのちょっとしか保有しておらず、その理由は、

歴史が浅く、これから10年20年と継続して同じETFを良質な内容で安定的に提供し続けてくれるかどうかに確信があまりない。

日々の出来高が少なく、流動性が劣っているものが多い。

といったものです。

ですが、このようなブログを書いていることもあり、ここは人柱になってDLSを多少なりとも買ってみようかと思います。

また、この内容に類することで何か追加的に判明しましたら、この場で情報提供したいと思います。

(その後の人柱の結果は以下の通り後日まとめております。下のリンクをご覧ください。)

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/etf_396e.html

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2007年3月22日 (木)

USバンガードETFの実力

日本の海外株式ファンドの実力を、過去5年のパフォーマンスで測ることにより、先日お示ししました。

その内容を要約すると、ファンドの世界の一般論通り、インデックスファンドが大多数のアクティブファンドに勝っている現実と、そのインデックスファンドもその信託報酬水準を大きく越えてベンチマークに負けているという、これまた悲しい現実でした。

ここで、このような悲しい現実を回避するのにUS上場ETFはどれだけ助けになりそうかを見るために、USバンガードのETFのパフォーマンスを見てみることにしましょう。

以下のHPの右下の"Total return chart [pdf]"をご覧ください。

https://flagship.vanguard.com/VGApp/hnw/FundsVIPER

1ページ目のVTIの数値で、米国株式の運用能力を見ることが出来ます。

5年間の年率リターンで見ると、VTIの8.27%に対し、ベンチマークが8.34%とベンチマークに対して、わずか0.07%の劣後にとどまっています。また、この0.07%はこのVTIの信託報酬に一致します。とてつもない精度の運用ですね。さすがインデックス運用の大家です。

3ページ目のInternational ETFsを概観してみましょう。2005年3月4日運用開始ですので、わずか2年間のトラックレコードですが、これだけあればインデックスファンドとしての運用能力を測るには十分です。

             年率リターン ベンチマーク  差

VGK(ヨーロッパ)   18.58% 18.67% -0.09%

VPL(パシフィック)  18.79% 18.95% -0.16%

VWO(エマージング) 24.50% 25.18% -0.68%

日本の海外株式インデックスファンドと違って、ほんとに見事な運用成果に見えます。このような結果を出せるファンド会社のETFで世界株式ポートフォリオを構成すれば、間違ってもベンチマークに1.5%も劣後するような情けないパフォーマンスになる心配をする必要はないものと思います。

他のETFの数字を見ていると、これはUSバンガードのみが有する特殊な能力であるようには思えず、他のUS市場ETFでも似たような良好な結果が得られそうに見えます。

こうして既存の選択肢と比較してみると、US上場ETFは日本人にとって本当に魅力的なビークルになっているなあと改めて思います。

海外株式ETFへ道を開いた楽天証券の英断にも賞賛の声を送りたいですね。

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2007年3月20日 (火)

海外ETF投資の配当金と税金(その2)

今回はこの前の続きで、海外口座を通してETF等を購入した場合の配当金についての税金取り扱いを説明しようと思います。

海外口座を通してETF等を購入した場合に、国内証券会社の場合と大きく異なるのは、海外証券会社は日本国のために配当金の税金を源泉徴収してくれないことです。したがって、配当金収入がある場合は原則として確定申告により税金支払いを行う必要があります。

ここで、例外規定から先に触れておきます。サラリーマン等、所属会社が源泉徴収と年末調整をしてくれる立場におられる方は、このような副収入の合計が年間20万円以下の場合は、その副収入を申告する必要はありません。したがって以下は、この例外規定に該当しない方にのみ関係する話となります。

海外ETF等の配当金を申告する必要のある方は、これを配当所得として申告します。この際に例えば信用取引の支払金利といった配当金を得るための必要経費等を相殺することができます。前回ご説明しました配当金受け取りの際にUSで支払う非居住者の源泉課税額は、外国税額控除として支払税金額から控除することができます。

国内証券会社を通した場合と違って、源泉課税(10%)で課税関係を終わらせることができないので、かなりまとまった投資額で海外口座を利用していて所得が多く税率水準が高い場合は、国内証券会社を通すよりも課税取り扱いが不利になるものと思います。

この点だけ考えれば、国内証券会社で買える海外ETF資産は国内証券会社を通して購入する方が一般に有利なケースが多いと言えるかもしれません。他にも、購入手数料や為替手数料など、他の要素もあるので一概に有利不利を決めることはできないかもしれませんが。

このような要素があるので、海外証券会社を通した投資の場合は、配当の他にも多額のキャピタルゲインディストリビューションが出たりするオープンエンドやクローズドエンドの投資信託よりもETFの方が一般に税効果は高い(無駄な税金支払いが極力避けられる)ものと思います。逆に言うと、海外証券口座での投資では、税効果の不利を補って余りあるほどのアクティブαを稼げる見込みがなければ、ETFでなく投資信託を選ぶことのメリットはなかなか見出せないものと思います。

上記については、下記のリンクも参考になると思います。(残念ながら英語のサイトですが、言わんとするところは中ほどの表だけ見ても十分把握できると思います。)

http://finance.yahoo.com/etf/education/06

確定申告自体は慣れてしまうと以外と簡単に思えてくるものなのですが、経験がないとかなり大きなハードルに感じてしまうかもしれません。しかしながら、現状では配当金で確定申告をかわしても、資産の売買で確定申告の必要性が生じうる申告制度になってしまっています。またUS証券口座開設等によって広がる投資のキャパシティは、今まで紹介しました通り非常に魅力的です。ぜひ、このような点に怯まずに、多くの方が海外投資の世界に踏み出して欲しいと思います。

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2007年3月18日 (日)

日本の海外株式ファンドの実力

日本の海外株式ファンドについて、ブログの中で、「悲惨なパフォーマンスしか示せない」などと述べたりしていますが、ここでその現実を再度確認するために、日本のモーニングスターのホームページを使ってパフォーマンスを調べてみました。

このホームページで、国際株式・グローバル(F)という条件で検索し、為替ヘッジをしない国際株式ファンドを検索しました。すると、日本除く海外株式ファンド(コクサイ)と日本含む海外株式ファンド(ワールド)が出てきました。このファンド群の中から、5年以上のトラックレコードがあるファンドを抽出し、また特殊なカテゴリーに投資するファンドやDC年金用のファンド等、個人が買えそうにないファンドを取り除くと、36個のファンドが残りました。

さて、結果はいかに。

その結果をお示しする前に、比較の基準となるベンチマークの値をお示しします。

MSCIコクサイの過去5年の年率リターン:8.43%

(中央三井外国株式インデックスファンドのマンスリーリポートより計算)

MSCIワールドの過去5年の年率リターン:6.59%

(MSグローバルバリューエクイティオープンのマンスリーリポートより計算)

このそれぞれのベンチマークを上回ったファンドからご紹介します。

MSCIコクサイのベンチマークを上回ったコクサイカテゴリーのファンドはただ1つ。

朝日N-vest グローバルバリューオープン:15.67%

MSCIワールドのベンチマークを上回れたワールドカテゴリーのファンドはたった2つ。

AIGワールド株式オープン:9.04%

グローバル・グロース・オポチュニティーズ:7.99%

日本の海外株式ファンドの代表格である中央三井外国株式インデックスファンドはコクサイのカテゴリーで、朝日N-vest、日立外国株式インデックスに続き3位で7.02%でした。

また、このコクサイのカテゴリーでは、

2位:日立外国株式インデックス:7.45%

3位:中央三井外国株式インデックス:7.02%

4位:りそな/SS外国株式インデックス:6.95%

5位:すみしん外国株式インデックス:6.92%

6位:PRU外国株式マーケットパフォーマー:6.72%

7位:ステート外国株式インデックス:6.64%

8位:ドイチェ・世界株式F(インデックス連動型):6.53%

のように、インデックスファンドが2位から8位まで軒並み上位を占めていました。すなわち、9位以下に殆どすべてのアクティブファンドがひしめいていることを意味します。海外株式ファンドにおいてもインデックス運用の有利性は明白です。

それでも、ベンチマークの8.43%と比較すると、インデックスファンドと言えどもパフォーマンス劣位は明らかです。

海外株式ETFの必要性と価値がここにあります。

また、ベンチマークを大きく上回っている朝日N-vest、AIGワールドともに、バリュー株への投資にフォーカスしていること、両者とも海外のバリュー投資に定評のある運用会社に実際の運用を再委託していることが共通しています。(日本の投資信託会社に中抜きされず、直接これらの有能な海外の投資信託会社のファンドに投資できればどんなによいかと思うのですが。)

ちなみに、左のタブでご紹介している米国で買える推奨ファンドの過去5年間の年率パフォーマンスは円建てに直すと以下の通りでした。

PGVFX(中型バリュー世界株):16.85%

VHGEX(大型バリュー世界株):14.76%

(MSCIワールドの年率リターン:6.59%との比較数値となります。)

このような例を見てもバリュー投資の優位性が見て取れます。

最後に、抽出した36本の日本の海外株式ファンドの平均パフォーマンスは5.37%、最悪のパフォーマンスは-1.03%でした。

インデックス運用の有利性やバリュー投資の優位性、運用コストの重要性がとてもよくわかる結果です。

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2007年3月17日 (土)

海外ETF投資の配当金と税金

ちょっと時期を逸してしまいましたが、確定申告の季節が終わりましたね。

楽天証券の最近の快挙(?)もあって、最近、海外上場ETFの注目も非常に高まっているようにも思います。ここで、海外ETFに投資した場合に毎年もらうことになる配当金とその税金について簡単にご紹介し、これから何らかの形で海外ETF投資に踏み出したい方々への情報提供をさせていただこうと思います。

まずは、楽天証券をはじめとする国内証券会社で海外ETFを購入したケースです。

この場合は、日本の市場の株式やETFを購入した場合と全く同じ取り扱いとなります。なのでほとんど説明はいらないと思いますが、1点注意したいところがあります。例えばSPYやEFA等、米国上場のETFを国内証券会社で購入した場合、現状ではUS本国で非居住者源泉税率である10%が配当金から源泉徴収されます。そのUSで源泉徴収された残りの配当金に今度は日本の証券会社が10%の源泉徴収を行うので、通常90%×90%=81%の配当手取り額となってしまいます。

これで何もしなければ、このまま19%の税金が日米両国に取られたままとなり、これで課税関係は完了させることもできます。でも配当金に対して日米に2重取りされたままがくやしい場合、確定申告を行って、USで取られた税金を外国税額控除といった形で支払税額より控除することができます。

ただし、所得税の課税所得に対する税率が20%以上の方は申告すると余計に税金を持っていかれる羽目になるものと思います。国内会社を通したこのケースでは、申告しないで課税関係を合法的に終了させることが認められていますので、このような方は申告しないのが利口です。

また、サラリーマンの方で専業主婦の奥様をお持ちの方は、配偶者所得が年間38万円の基礎控除の範囲内であれば配偶者控除を受け続けられるので、奥様が口座名義人として口座を開いて38万円以内の配当金になる範囲で投資を行って年末に確定申告を行えば、国内源泉徴収分を外国税額控除できれいに取り戻せると思います。また、サラリーマンの方の合計所得金額が1千万円以下の場合、奥様の合計所得金額が38万円を少々超えたとしても、配偶者特別控除の適用によりほぼ同一額の配偶者控除額が維持できます。詳しくは国税庁のタックスアンサーをご覧ください。

http://www.taxanswer.nta.go.jp/1195.htm

次回は海外口座を通してETF等を購入した場合の配当金についての税金取り扱いを説明しようと思います。

(次回はこちらです。)

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/etf_0f07.html

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2007年3月13日 (火)

バリュー株優位(その2)

先日、バリュー株優位という題目で、世界的にバリュー株がグロース株に対してパフォーマンス優位であることを紹介し、US除く世界株ETFで実際にバリュー株投資を実践する場合のビークルについてご紹介しました。

当然のことではありますが、このバリュー株優位は、米国株式市場でも一般に成立しています。今日は、この米国株式市場での状況と、ETFで米国バリュー株投資をする場合のビークルをご紹介します。

以下のリンクをご覧ください。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=iwm;range=20000526,20070312;compare=iwn;indicator=split+volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

このグラフで、IWM(Russell2000 Index ETF)、IWN(Russell2000 Value Index ETF)の両者を比べています。

IWMは小型株全般、IWNは小型バリュー株に投資するETFですが、そのパフォーマンスはIWN(バリュー株投資)の方が大きく上回っています。

Russell2000 Indexは、NYダウ指数やS&P500指数に比べて対象企業が多く、より広範囲な米国株式市場をカバーするインデックスの1つです。

なので、SPYが大型株への投資なのに対し、IWM自体も小型株への投資になっており、SPYよりもIWMのほうが一般にパフォーマンスが良くなる傾向にあります。

以下のリンクをご確認ください。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=spy;range=20020313,20070312;compare=iwm;indicator=split+volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

すなわち、

SPY(大型株)<IWM(小型株)<IWN(小型バリュー株)

というパフォーマンス傾向を示しており、これは先日書いた、

「大型株よりも小型株の方がパフォーマンスがよい。」

「グロース株よりもバリュー株の方がパフォーマンスがよい。」

という一般論そのままのリターン傾向となっています。

したがって、過去の米国市場を含む世界的な長期パフォーマンス傾向から、米国株投資に際し「小型株かつバリュー株」にベットして超過リターンを目指したいと考えるならば、SPYの代わりにIWNに投資すればよいことになります。

IWNの信託報酬は0.25%程度、IWMの信託報酬は0.20%程度となっており、小型株、バリュー株に投資するコストも非常に低廉なものに収まっています。

日本市場では、日本株でバリュー株に投資するファンドさえお世辞にも充実しているとはいえないお寒い状況であり、それと比べるとなんと米国の投資家は恵まれているのでしょう。

本当にうらやましい限りです。

このような点も、私が米国証券口座での投資をお勧めする理由の1つです。

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2007年3月11日 (日)

バリュー株優位

「勝率XX%でX億円」といったような本ではなく、株式投資に関するしっかりとした本を読みこなしていくと、どうも世界的に株式市場の長期パフォーマンスには下記のような傾向があるようだとわかります。

大型株よりも小型株の方がパフォーマンスがよい。

グロース株よりもバリュー株の方がパフォーマンスがよい。

低配当株よりも高配当株の方がパフォーマンスがよい。

上記の傾向はあくまでも、長期のパフォーマンスの話です。例えば、グロース株の方がバリュー株よりパフォーマンスがよい年も当然のことながら結構あります。でも累積パフォーマンスを比較すると、世界のたいていの市場で、バリュー株のほうが圧倒的にリターンが良いのです。

(興味がある方は、その筋の書籍を当ってみてください。)

現代金融理論では、リスクとは一般にボラティリティのことを示すので、ボラティリティの大きい小型株の期待リターンが大型株のそれより高いというのは、理論上も筋が通っています。

しかしながら、一般にグロース株はバリュー株よりも圧倒的にボラティリティが大きく(例えばUSのNasdaq市場をイメージしていただけるとボラティリティの大きさが容易にイメージできると思います)、理論的にはボラティリティが大きければ期待リターンが高いはずなのに、過去の世界中の株式市場で超長期にわたってバリュー株の方がリターンが高かったという動かしがたい統計事実があります。

「高リスク高リターン」「低リスク低リターン」であるべき理論世界にいる学者にとっては非常に困った事態であり、いろんな理論的説明が試みられていますが、このような現象についてコンセンサスの取れた学術的結論はまだ得られていないものと思われます。

(例えば、「リスク=ボラティリティではない。」とか行動ファイナンスの観点からのアノマリーとしての説明だとかいろんな説明が有り得ます。)

ここで、学問を究める立場ではなく、投資によりフィナンシャルフリーダムを効率的に達成しようとする立場で考えると、以下のようなスタンスに立つことができます。

それは、世界中の学者が考えても誰もが納得できる理論で説明しきれない現象の論理的正解を求めるよりも、とりあえず過去の世界中の資本主義市場において継続的に起こり続けている現象は将来も起こり続ける蓋然性が高いと考え、その方向にポートフォリオをいくぶんでも傾けることによって超過リターンをねらってしまおうというスタンスです。

例えば、以下のようなグラフをご覧ください。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=qfvox;range=20020310,20070309;compare=efa;indicator=dividend+volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

米国証券会社で買えるQFVOXというUS除く世界バリュー株ファンドと、US除く世界株ETFのEFAを比較しています。

少なくとも過去はバリュー株であるQFVOXがEFAを大きく上回っています。ただし、残念ながらQFVOXの信託報酬は非常に高いので、もしかするとその要因により、将来は過去とは違った結果となってしまうかもしれません。

現在はUS市場のETFもどんどん充実しており、昔は世界のバリュー株ポートフォリオを構築しようとするとQFVOXのようなファンドの中から選ぶしかなかったのですが、今はETFでも世界バリュー株に投資できます。

下記をご覧ください。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=efv;range=20050805,20070309;compare=efa;indicator=dividend+volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined

世界バリュー株にベットしたければ、EFAを購入するかわりに上記のようなEFV(iShares MSCI EAFE Value Index)というETFを買うのも良い方法だと思います。(信託報酬は0.40%と低廉な水準に抑えられています。)

EFVのモーニングスターリンクは下記をご利用ください。

http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=EFV&fdtab=snapshot

金融の世界も、他の世界と同じく、すべてが解明されているわけではなく、また完全に効率的な世界でもないかもしれないことがわかります。

なので、金融市場をどこまで効率的市場と思って付き合い、どこから非効率的な市場と思ってポジションを取るかによって、将来の結果は良い方にも悪い方にも大きく変わり得ます。本当に難しく、また面白い世界です。

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2007年3月10日 (土)

Vanguardの新しいETF(海外ETF)

グッドニュースは不思議と重なりますね。

今度は米国証券口座をお持ちの方に朗報です。

バンガードが米国以外の世界株式市場に投資するETFを上場したようです。

ティッカーコードはVEUで、米国以外の新興国市場をも含む世界株式市場を対象としたETFのようです。信託報酬に相当するExpense Ratioは0.25%と、非常に低廉に押さえられています。

今朝、日本の証券会社である楽天証券がEFAとEEMの取り扱いを開始するニュースを書きましたが、このEFA+EEMのポートフォリオをこのVEUで代用することが出来そうです。

詳しくは以下のリンクをご参照下さい。

https://flagship.vanguard.com/VGApp/hnw/FundsSnapshot?FundId=0991&FundIntExt=INT

もし、新興国株式のエクスポージャーを増やしたければ、以下のVWO(バンガードの新興国株式ETF:信託報酬0.30%程度)を追加で買えばよさそうです。

http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=VWO&fdtab=snapshot

米国市場ETFもどんどん便利になっていきますね。ポートフォリオ構成を再考する必要があるかもしれませんが、うれしい悲鳴です。

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2007年3月 8日 (木)

米国証券口座(Firstrade)の紹介サイト(2)

昨日に続いて、Firstradeを紹介しているブログを見つけましたのでご紹介いたします。

下記のリンクをご覧ください。

http://otsu.seesaa.net/article/35470017.html

いやいや、見事に関連情報がまとめられています。

非常に参考になるブログだと思います。

個人的にFirstradeの良いところを挙げると、配当自動再投資が投資信託のみならず、個別株式でもできそうなところです。(個人的に試したことはないのですが。)

ちなみにAmeritradeでは、外国人は投資信託でも分配金再投資の取り扱いは出来ませんでした。ということで、Firstradeの機能はその価値を感じる人にとっては貴重かもしれません。

DRIP投資(配当金再投資を行う投資方法)に興味ある人は特に魅力的な証券会社に成り得ると思います。

ご参考としてください。

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2007年3月 7日 (水)

米国証券口座(Firstrade)の紹介サイト

標題につき、米国証券口座開設方法等に関して丁寧に説明されているサイトがありましたので、ここでご紹介します。

下のリンクをご覧ください。

http://indexfund.jp/article/26912885.html

http://blog.goo.ne.jp/kokorofund/c/bf8267ca6cc3a93d0d02f82ef5e5c05b

きちんと手間をかけてまとめられていたり、開設希望の質問者に回答したりされており、このような方々には本当に頭が下がります。

米国証券口座を開設してみたい方は参考にされるとよいと思います。

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2007年3月 1日 (木)

通貨取引のコスト

中国株の下落等を契機として、世界株式市場の波乱と為替の急激な円高が起こりましたね。いまごろ、東洋経済の記者さんはまさに溜飲を下げているところかもしれません。

でも、円安(2)で紹介しましたとおり、為替は円ドルだけではなく、かつ円は米ドル以外の通貨に対しては軒並み円安が6年以上も続いています。なので、ずっと前から米ドル以外の海外資産をもっている人にとっては、これくらいの円高は痛くも痒くもないといったところだと思います。

なぜ、円は米ドルを除く世界通貨に対して驚くほどの円安が続いているのか、個人投資家に資するために、金融雑誌はそのような特集をして欲しいものです。

なんだか、表題と全く違う話となってしまいましたが、ここで表題に戻りますと、国際分散投資を行う際には、円を海外通貨、たいていは米ドルに換える必要があります。銀行で円をドルに換えると片道1円も取られてしまうのが通常です。証券会社の場合は銀行よりは安いですが、それでも50銭くらい取られてしまうのが通常でしょう。これが、FX(通貨証拠金取引)口座であれば、例えば5銭とかのスプレッドしかかからなかったりします。(別途、小額の固定費用も徴収される場合があります。)

確かにこれは魅力的なところではあります。

なので、FX会社を使って円を低コストでドルに替えてすぐに、他の会社の口座にドルベースで送金するというようなウラ技もあるようです。(個人的にはそこまでしたことはありませんが)

FX会社にとってはこのような使われ方はたぶん想定外で、うれしくないものと思われますが、通貨取引のコストを節約したい方にとってはよいやり方かもしれません。今もできるかどうかわかりませんが、研究してみる意味はあるかも。

米国証券会社の中には、円とUSドル等の交換を5~10銭程度で行える会社も実はあります。海外投資口座を持ち、国際分散投資を行うことが目的であれば、このようなUS証券会社の口座を開くのもよいと思います。

それにしても、日本の銀行や証券会社が、リアルタイムレートで通貨取引を行って5銭程度の費用徴収しかしなければ、そもそも通貨取引のコストで悩む必要もないのです。システムが整備された現代では、1日中同一レートを適用し、そのリスクの裏返しに1円もスプレッドを取るなんてビジネスは前近代的でナンセンス極まりないと思います。しかしながら日本の銀行や証券会社がこのおいしいビジネス構造を容易に手放すとは考えにくいですので、このコストが気になる場合は何らかの自衛手段が必要です。

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2007年2月12日 (月)

米国証券口座開設で実現できること

「海外市場ETFという選択肢」に書きましたが、米国証券会社の口座を開くことで、世界最大のボリュームとバラエティをもつETFが購入可能になります。

これらETF群にアクセスするだけで、米国株、米国以外の世界株、エマージングマーケット、US短期および長期債券、USインフレ連動債、米国以外の債券、USおよび世界のREIT、ゴールド、貴金属、石油等の商品といった様々な投資対象に投資することが可能になります。

これだけでも非常に魅力的ですが、米国証券口座を開設すれば、さらに、以下のような投資商品にアクセスできるというメリットがあります。

    非常に豊富で魅力的な投資信託

米国は世界で最大の金融市場であり、競争も厳しく、手数料も世界一低廉な市場です。投資信託もノーロードのものが多く、信託報酬も日本と比べると魅力的なファンドがたくさんあります。

例えば、世界株式ではこのようなファンドが購入できます。

http://quicktake.morningstar.com/FundNet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=VHGEX&fdtab=snapshot

http://quicktake.morningstar.com/FundNet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=PGVFX&fdtab=snapshot

    ADR(米国預託証券)に投資することで世界中の会社の株式が実質的に購入可能

世界中の国の会社が、世界最大の金融市場である米国で資金調達しようとするため、米国の証券市場にアクセスすれば、世界中の株式に実質的にアクセスできます。

このようなメリットのある米国証券口座が、FAXや郵送で申込書等を送るだけで、日本にいながらにして簡単に開設することができます。

ほんのちょっとのチャレンジで、通常の日本人にはアクセスできない有利な投資ビークルにアクセスでき、日本の景気と将来性に依存する、ある意味危険性が非常に高く見返りが小さいかもしれない日本人の投資ポートフォリオを大幅に改善することが簡単にできるようになります。

ぜひ、チャレンジしてみてください。

なお、当ブログの書籍紹介で、米国証券口座開設のためのマニュアルとして使える、「海外投資実践マニュアル 2 アメリカ」を紹介しておきました。米国証券口座を開設してみたいが、そのための道案内を望まれる方は参考にされるとよいと思います。

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2007年2月11日 (日)

海外市場ETFという選択肢

「クレディセゾンとバンガード」でも述べましたが、株式の国際分散投資を日本人が行おうとすると、なかなか適切なビークルが見つかりません。

そこで、いっそ不便で不利な日本市場を飛び出てみてはいかがでしょうかというのが、今回の内容です。

橘玲氏の本「臆病者のための株入門」の最後の章に、このことが述べられています。

橘玲氏は、国際分散投資ポートフォリオを、米国市場に上場されているSPY(米国S&P500に連動するETF)とEFA(米国以外の世界株式市場に連動するETF)を50対50の比率で構成することを提案されています。

【SPY】

http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=SPY&fdtab=snapshot

【EFA】

http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=EFA&fdtab=snapshot

上記のようなETFは株式と同じくUS証券市場で取引されており、US証券会社の口座を開設して注文を出すことで購入することができます。

SPYの日本でいう信託報酬に相当するもの(年あたり運用費用)は0.1%、EFAも0.35%と破格の水準です。日本の海外株式ファンドの年2%近い信託報酬とは雲泥の差です。

SPY、EFAだけではなく、日本人が狭い日本市場を飛び出てUS市場にアクセスできれば、下のリンクのような、様々なタイプの魅力的なETFが購入可能となります。

http://news.morningstar.com/etf/Lists/ETFReturns.html?topNum=All&lastRecNum=1000&curField=8&category=0

US市場にアクセスできれば、事実上、世界にアクセスできることが、米国市場ETFのラインナップだけ見ても実感できます。

狭い日本の投資商品しか知らない方にはもしかしたら別世界に見えるかもしれません。これからの時代、大きな経済成長率を見込むことが非常に困難な国の投資案件だけに固執すれば、その運用成果は非常に限定的なものに留まってしまう確率が高く、それだけに自分から国境を越えた有利な投資に踏み出すことの潜在的メリットは大きいものと思います。

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